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女子高生の匂い

違いますよ。

そういう危ないほうの話ではないです。

 

ぼくはずっと、ちょっとした悩みといっても過言ではない、ある疑問を抱えていました。

しかしきょう、それが解決したのでした!

 

ぼくは離婚して娘と別居していますが、1ヶ月に1回は娘がうちに遊びにきてくれます。

いま、高校2年生です。

彼女がうちにくるたびに、ぼくはすこし、不安を抱えていたのです。

 

おれの娘、クサイな

 

ワキガとか、そういう匂いではありません。

公衆便所なんかの便器に吊り下げている、黄色い、香りがする玉ってありますよね。

レモンとか、キンモクセイとかの香りがするやつ。

それじたいはいいニオイなんだけど、あれってションベンの刺激臭と混じって、いわゆる「便所のにおい」というのになるじゃないですか。

 

あのニオイが、娘からするんだ。

ぼくはそもそもニオイにかなり敏感で、とくに不快なニオイにはイヌも驚くほどの嗅覚を発揮することがあります。

つまり、クサイのが苦手なんですよ。じぶんはタバコ吸うくせに。

 

ぼくは娘がかわいくてしょうがないんですが、このニオイだけがどうにもアレで、あのその、誠に言いにくいことではありますが、なんか公衆便所にいるような感じがしてですね、

くっせ。くっせぇ。

 

と、心の中で、ずーっと思っていたのであります。

 

娘もそろそろ年頃であるし、「おめぇ、なんか便所クセェぞ」なんて端的に指摘するのは傷つくのではないか、気にしてしまって、悩んでしまうのではないか。

そう思ったので、あえて黙っていました。しかし、

(まてよ。このニオイは、周りのトモダチとかにも臭うはずだ)

ということに気づいてしまって、やっぱり心をオニにして、指摘してあげたのです。

すると案の定、

マジでっ!? わたし便所くさいのっ!?

 

やはり、ショックだったようです。

そりゃぁ、そうだわなあ。

じぶんが便所のニオイを放散しつつ、それに気づかずに生活をしているなど、かなりのショックにちがいありません。

 

そこで原因を探っていったのですが、どうしてもわからないのです。

ショウノウのような感じもするからタンスの匂いではないかと言っても、家ではショウノウなど使っていないという。

トイレにも芳香剤はないそうで、香水もつけていなければ、美容液的なものも一切使用していない、そもそも化粧を全くしていない。

洗剤のニオイではないかと思っても、聞けば一般的な洗剤でしたし、断じてそんな匂いではない。

 

とうとう娘の制服にハナを近づけて、「なんだろう、なんだろう」と言いながらクンクン嗅ぐぼくのすがたを見て娘から発せられた一言

変態みたいやな

 

について、ぼくのほうも傷つき果たしてその場には「クサイと言われてうなだれる娘」と「娘に変態といわれてうなだれる父」が、同時に存在するハメになってしまったのでした。

 

結局、その場では原因は究明できませんでした。

 

さて、ぼくは最近、毎日1万歩をあるいています。

近所ばかりを歩いても歩数が稼げないので、普段の行動範囲を超えて歩くようになりました。

今日も元気に歩いていたところ、ちょうどどこかの高校の下校時間にあたったようで、女子高生の大群と正面からすれ違うことになりました。

まさに大群とすれ違おうかという、そのときです。

あれっ。娘のニオイがする

 

そしてその匂いは、どんどん強くなっていく。

女子高生の大群のなかに突入しきったとき、それは最高潮に達しました。

くっせ、お、おぇえええ〜〜〜〜(心の声)

ぼくは、クサイのが苦手なんですが・・・

 

そうだったのか!

 

ぼくは学校の先生でもないから、娘以外の女子高生と会う機会はなく、ましてや近距離で接する機会など全くありません。

だから知らなかったんですが、これは高校生ぐらいの年頃の女の、特有のニオイだったのだ。

ぼくは娘だけが不快なニオイを発しているわけではないことを知り、とても安心したのでした。

そしてもちろん、娘にもすぐLINEしました。

「お前だけがクサかったんじゃなかったわ」

すると娘から即座に

それって全国の女子高生に失礼なんとちがうか

って怒られた。

確かに。

 

よく年端もいかない女性のことを「ションベン臭い」という言い方をしますが、これはほんとうにそうだったんですね。

ぼくはこの言い回しについて、多分に比喩的な、文学的な表現だろうと思っていました。

そうではなくて、女子高生はほんとうにションベン臭かった

なんだか妙に、腑に落ちました。

 

しかしこんなニオイの中で仕事とか、学校の先生もなかなか大変だなあと思ったけど、ニオイって慣れてしまうから案外そうでもないのかもしれない。

それにそもそも、ぼくはたまにイヌなみの嗅覚を発揮することがあるから、ほとんどのひとは何も感じないのかもしれませんね。

 

意外なところで、「一万歩ウォーキング」の副作用があった一日でした。

めでたしめでたし(なのか?)。

 

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