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デニムかわいや。そろそろA.P.C.にトライしてみよう

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なんだかんだいって、結局ぼくはデニム好きなのです。

ずっと柔道をしていたから「木綿愛」が強いのかもしれない。

 

とくに、完全なるまっさらの、いわゆる「リジッド」といわれる状態から履き込んでいくのが好き。

もしかすると心理的に「処女好き」みたいなのがあるのでしょうか。

ま、関係ないかな。人妻とかも好きだし(うるせぇ)。

カッチカチのギッシギシに硬直していたものが、時間をかけて徐々に軟化し、いずれじぶんのカラダと一体化していく経過は、処女を「飼育」していく過程と似ていなくもない。

ないが、そんな話はどうでもよいのです。

3年ほどかけて育て上げたジーンズというのは、さすがにスエットほどではないけれど、とても楽で履き心地のよいものになりますし、経年変化も楽しめます。

すくなくとも、スラックスのようなしょうもないスボンとは完全に一線を画していると思いますね。

 

とはいえリジッドデニムを育てたのは3本しかなくて、まずリーバイス501に始まり、その後は空(kuと読む:なんじゃそのブランドは)、サムライジーンズ19オンスと変遷してきました。

どれもスタンダードなシルエットで、いわゆる「ストレート」といわれるカタチです。

ぼくはデニムは好きだけど、ファッションの種類としては、残念ながらアメカジがあまり似合わない。

なんかこう「無理してワルぶってる感」みたいなのが出てしまって、しっくりこないのです。

それに、ぼくはもう気がつけば40も後半に入っており、よけいに「無理しちゃってる感」が強くなってしまいます。

「40代の浪人生」みたいな、ちょっと悲劇的な雰囲気さえ醸し出してしまう。

あぶない。

似合う人は、似合うんだけどなあ。

所ジョージさんとか、さまぁ~ずさんとか。

 

オッサンには、オッサンのデニムを。

ぼくのような中肉中背の半端もののばあいは、アメカジだのHIPHOP系だのという難易度の高い世界ではなく、「ヨーロピアン系コンサバ&カジュアル」みたいなのが無難なのかもしれないです。

じっさい知り合いのプロのコーディネーターさんやデザイナーさんにも「アンタはそっち系(アメカジ系)には行かないほうがいい」ともいわれましたし、じぶんでもそう思います。

アメカジ系はベースが「安物をおしゃれに着こなす」ということらしく、だからこそ「若さ」と「センス」が重要なんだそうです。

オッサンなんか、よほどのハイセンス野郎でないと、「ただの貧乏くさい、あたまのわるそうなおじさん」になってしまうらしい。

ちょいワルはかっこいいけど、「ちょいアタマわるい」のは、あんまり格好いいとはいえない。

 

コンサバ系カジュアルということになると、やっぱボトムは細いほうが無難らしい。

もちろんテリー伊藤さんぐらいのハイセンス野郎ならどんなものでも着こなせるのでしょうが、こちとらただのおじさんだ。

スキニーパンツとかまではいかなくても、だぶつきの少ない、細いシルエットのスボンのほうがいろいろ都合が良い。

というようなことを、デザイナーさんが言ってたのを思い出し、意を決して手を出したのでした。

A.P.C. (アーペーセーと読む)の、プチニュースタンダードデニム、というものに。

 

奥様、おフランスでございますわよ。

おフランス製のジーンズというのが、あるのですなあ。

ジーンズといえばアメリカ、ジーンズといえばリーバイス、ぐらいのイメージがありますけれども、ヨーロッパブランドもけっこうたくさんあるのだそうです。

なかでもA.P.C.は、さすがおフランスだけあって、シルエットがとてもキレイなのだそうです。

短足の日本人でも、「そこそこ」足が長くみえるらしい。

アメカジの恐怖はここにあって、純和風おじさまが無計画にアメカジをめざすと短足を余計にミジメにする。

あれって、ガイジンがやってるから、カッコイイんだよなあ。

 

ただ・・・

このA.P.C.を履くには、ちょっとした「根性」がいるらしい。

ふつう、新品のジーンズというのは、洗うと縮む。

「シュリンク・トゥ・フィット」といって、収縮することを計算してやや大きめのものを履き、縮ませて合わせていく、というのが一般的だと思います。

しかしA.P.C.は、逆。

「伸ばしてあわせる」

のだそうです。

つまり、ピッチピチのキッツキツのものを強引に履き、根性で伸ばしていくのです。

あえてワンサイズ下、ど根性野郎はツーサイズ下のものからスタートさせる人もいるらしい。

しかし木綿だから、洗えば当然縮む。

その縮んだものをまた強引に履き、再度根性で引き伸ばしていくのだそうです。

そんなことを繰り返しカラダに馴染んだ頃には、識者のことばを借りれば、

「この世で唯一にして、最高の履き心地のジーンズになる」

のだそうです。

たかがジーンズ、されどジーンズ。

その流派は、いろいろとあるのですね。

なんか武道みたいだ。

 

で、ネットで買ってみて(ワイルドだろぉ?)、履いてみた。

 

リーバイス501は32インチで、ややゆとりがある状態。

なので、ワンサイズ下の31インチにしてみたのでした。

 

きっつぅ!

アカン! これアカンやつや! 太ももが入らんっ!

ていうぐらい、キツい。

ぼくは太ももが太いから、31インチで正解でしたね。

ウェストもきついけど、まぁなんとかなる状態で、履いているうちにやっぱり伸びてきて、2時間もすると余裕さえ出てきました。

ウェストだけを考えたら30インチでもアリだったかな・・・ですけど、それじゃあ絶対に太ももが入らん。

31インチでも、ギリッギリでしたから。ていうか、一瞬返品しようかと思った。

 

なんとか履いてしゃがもうとしたら、・・・全然、しゃがめないよ!

足が90度以上、曲がらんのです。

全体重をかけても。

無理に座ろうとすると、おなかを圧迫して「ぐえっ」てなるし、脚がうっ血する。

これホンマに大丈夫け、いくらなんでも無茶ちがうか、健康に悪いやんけ、と思いましたが、なんということでしょう!

2時間もすると、なんとかしゃがめるようになったのです。

やっぱりA.P.C.のデニムは「伸びる」のですなあ。

店員さんはウソつきじゃなかったんだ。

4時間もすると、「10歳ほど離れた細身の弟のジーパンを無理に履いている」程度の装着感になりましたよ。

まぁ、弟はいなんだけれども。

 

聞くところによると、新品の状態から履いて「半年は洗わない方がいい」のだそうです。

これはジーンズマニアが言っているのではなくて、店員さんが言ってる。

なかには、半年洗わずに履き続けて、夏にそのまま海に入るひともいるらしい。

「海水と砂で洗う」んだって。

え? マジで?

まぁ・・・今は冬だから、そうだな、5月ぐらいまでなら、なんとか・・・なる・・・のかな?

いやいやいやいや、アカーン!

ならーん!

いくらなんでも、半年はマズいだろうがよ!

確かに最初の1ヶ月ぐらいは、洗わないほうがいろいろいいような気もするけど。

屁こいたら、屁の分子がジーンズのケツ周辺についたままなんだぜ、うっかりションベンの湯切り間違えたらどうすんだ?

いいのか? それで。

 

いいのだ!

ジーンズだからな。

好きな人は、ほんとうにそうするらしい。

 

まぁぼくは、洗っちゃうけどね。

今は冬だから1~2ヶ月は辛抱するかもしれないけど、ヤバい感じがしたら、即座に洗っちゃうもんね。

なんでかっていうと「ジーンズだから」っ!

ただの木綿のズボンじゃねぇか馬鹿野郎!

いくらきれいな色落ちになっても、ケツに屁の分子や、コカン周りにアンモニアが残っているなんて、きたないよ!

色はきれいでも、菌的に、有機物的にきたないよ!

色はきれいでも、クサイのは、いやだよ!

 

ジーンズには、そのひとの生活があらわれるから、面白い。

ぼくは清潔好きだから、その生活がジーンズに現れるのもまた、「ぼくの味」なのです。

いいデニムだから、洗いすぎさえしなければ、ちゃんと洗ってもそこそこいい感じになるはずです。

 

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