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よくわからない営業

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先日、家に「牛乳の配達やさん」が来ました。

へえ、いまどき牛乳の配達とかあるのかー。

話をしてくれたひとがなかなか元気で好感の持てる女の子だったし、いちど考えてみようと思い、申込書と説明書をもらいました。

 

娘に話すと、飲むヨーグルトはほしい、ということでした。

またR-1ヨーグルトというのはけっこういいという話も聞くし、ぼくもヨーグルトドリンクは結構好きだから、試しに頼んでみよう、ということになりました。

翌日にちょうどまたその営業の女の子が来たので、週に2回、2本づつの申込書を渡しました。

すると、意外な抵抗にあったのです。

 

「乳酸菌というのは24時間でカラダから出ていってしまうので、毎日飲まないとダメです。そうしないと、効果を体感してもらえないと思います」

へえ、そういうものなのかなあ。

「じゃあ、半分づつ飲みますわ」

「いえ、いったん封をあけるともうダメなんです」

ほんとか?

ていうかそのう、べつに「効果が欲しくて」頼むわけでもないんだけどなあ。

うーむ、と考えていると、こういうことを言う。

「せめて、2日に1本ではどうでしょうか?」

あれっ。

毎日じゃないとダメ、は、どこへ行ったんだろう?

 

ぼくとしては、「試しに頼んでみるかな」というのと、「いっしょうけんめい営業をしていて好感が持てたから」「市販品と値段が変わらない分、持ってきてもらえるのなら楽だし」という、この3要件でお願いしてみよう、と思ったのでした。

お店も知らないところだし、まだ信用ができるところかどうか、わからないところもあります。

もし信用できるところなら、そのうちヨーグルトだけじゃなく牛乳なんかもお願いしてもいいかな、と考えていました。

健康うんぬんの前に、エラそうかもしれないけど、ぼくは「そのお店の信用度を測りたい」というのもあったのです。

だって、全然知らないお店ですよ?

 

そもそもの話として、「R-1ヨーグルトがカラダに良い」というのも仮説の一種に過ぎないし、絶対的な効果は保証できないはずです。

もしそんなことをしたら、薬事法違反だ。

現時点では「良い」といわれていても、数年したら「逆に悪かった」という説がでるのは、日常茶飯時です。

健康関連を謳う食品はすべて本質的に「効果は不明」なのです。

学者だからといって、神様ではないのですから。

それに、処方薬でもあるまいし「毎日飲め」は、ないだろう。

 

「ええとですね、ぼくのポリシーとして、いくらカラダにいいといわれているものでも毎日は摂らないようにしているんですよ。どんな影響があるかわかりませんからね」

そういうと、

「はあ、ポリシーですか……」

と、怪訝そうな顔をする。

 

このへんで、やっとピンときました。

ぼくも、にぶいなあ。

ようするに「週に4本じゃあ、宅配の手数に合わない」ということなんだろうな。

なるほど。

じゃあ、ぼくの要望とは、根源的にニーズが合わない、ということに帰結する。

だって「毎週4本づつ」をお願いしたいのに、それができないのなら、Amazonの定期便にすればいいだけです。

あるいは、もっといいのは、運動にもなるのだから歩いて買いに行く。

なので、あまりフニャフニャするとかえって可愛そうなので、あえて機嫌悪そうに言いました。

「そんなにややこしいんなら、もうええわ。 自分で買いにいくから。コープさん、すぐそこやしな」

 

彼女はすんなりと帰ってきましたが……。

なんじゃこれ。

 

これ、売れるのかなあ。

こんな感じで、契約とれるのかな?

ふつうに考えて、飛び込み営業で契約をとれるほうが奇跡にちかいです。経験あるけど。

そんな中「試しにやってみるわ」という客がいたら、一にも二にもまず、契約してしまえばいいじゃないか。

そして、そこからフォローして、時間をかけて「毎日飲む」ように仕向けていくほうが、まだ楽なのではないか。

 

「採算が合わない」というのなら、申込書自体に「月○○円以上からの配達になります」と明記しておくべきなのではないか。

そして、その金額を支払うに見合った何らかの「メリット」をわかりやすい付加価値として、持っておかないといけないのではないか。

そうでないと、「家にお届けすることだけがメリットです」というのなら、Amazonにクソ負けじゃねえか。

べつに安いわけでもねーし。

 

まあ、もしかしたら、世の中は広いからそれでもいい、という人はいるのかもしれない。

この世はやっぱり、謎だらけですね。

 

 

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