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リラックスもストレスになるという話

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リラックスということを、ある種の万能薬のように扱うことが最近流行っているような気がするのでありますね。

とにかくリラックス、リラックス。

現代人にはリラックスが必要です。

現代人は交感神経が優位だから、副交感神経優位にしなくてはなりません。

副交感神経が、とっても大事なのです。

 

しかし……。

これはぼくの経験でもありますが、必ずしもリラックスが良い、ということでもなさそうなのです。

リラックスも度が過ぎると、ストレスになる。

このへんのことは、あまり表には出てこない話のようです。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_367.htm

副交感神経が過度に優位な状態が続くと、こんな不具合が出るようになるらしい。

①リンパ球の増加によるアレルギー疾患の発症
②血管拡張による「うっ血」が起こる
③排泄・分泌能カの亢進
④プロスタグランジンの作用で知覚が過敏になる
⑤リラックス過剰による気カ・休カの滅退、過食による肥満

 

要するに、ひとことでいうと、

ダラダラしてっと病気すんぞ

っていう話なのです。

 

1.ストレスを受けると、交感神経優位になる

2.リラックスすると、副交感神経優位になる

これはたぶん確かにそうなんだけど、この条件「だけ」を持ち出してくるのが、ズルいというか、あたまおかしいというか、偏っているのですよね。

実際には、もう少しだけ複雑な関係がある。上記1,2に加えて、

3.リラックスして副交感神経が優位になりすぎると、逆に交感神経が興奮しやすくなる

この事実を、ガン無視しすぎているのだと思います。

つまりリラックスも度を過ぎると、緊張しやすくなってしまう。

 

このへんのことは、ぼく自身、経験があるのです。

たとえば、ヨガ。

ヨガをしっかりやって、すげーリラックスすると、おかしくなることがあります。

かえって不安や神経過敏がひどくなって、自律神経の具合がわるくなるのです。

また他にも、グッスリたくさん寝た場合、これもおかしくなる。

寝すぎると逆に自律神経がおかしくなって、動悸やめまいがひどくなることがあるのです。

 

ぼくはパニック障害を長年やっているけれど「パニック障害は副交感神経を優位にすべきだ」という説を信じ込み、ヨガだの自律訓練法だのアロマだの半身浴をやってきましたがちーとも良くならん。

むしろ、症状そのものは悪化していくことさえあるのです。

 

いっぽう、そこそこ強めの運動をするととても神経の調子がよくなります。

ジョギングや自転車(坂を登る)、階段をたくさん登る、がっつりと大掃除をする、などなど。

イキをあげる、「もうだめだ」というぐらい辛い運動をする、ということです。

そういった強度の高い運動をすると、もちろん「リラックス」どころではありません。

むしろ確実にストレスは増え、交感神経が優位になると思います。

しかし、それなのに、総合的には体調もメンタルも良くなる。

これはすなわち「リラックスが必ずしも鍵ではない」ということの証左だと、ぼくは考えています。

 

そうじを頻繁にするようになって一時的に体調を崩しましたが、これはハウスダストアレルギーが関係していたようです。

しかしこれにめげずにハードに掃除を日々続けていくと、アレルギーがあまり出なくなりました。

じつは、副交感神経が過度に優位であるとかえってアレルギーが出るのだそうです。

ある一定の神経的な緊張感を持っていると、アレルギーも多少マシになるのかもしれません。

 

そこで、やはり昔から言われていることは、やっぱり正しいのかもしれないなと思うのです。

「シャキっとしろ!」

 

リラックスを主眼に置いてしまうと、かえって心身が不調になっていくのかもしれないのです。

はやり、どこか「ピリっとした」ところは、持っていなければならない。

リラックスは、落とし穴だ。

一見それは快適で、幸福の光のように見える。

しかしふんわり、ゆったり、ふわふわ、のんびり、にこにこ、へらへら一辺倒では、もうその穴から永久に出てこられなくなる可能性がある。

リラックスは、色っぽい魔女なのです。

 

人間は、弱い。

弱いから、「リラックスを目指そう」とすると、もうそこから戻れなくなってしまう。

「私はリラックスが下手くそでしてね」じつは、そうじゃないのかもしれない。

すでに副交感神経が過度に優位になってしまっているから、些細なことで交感神経にスイッチが入りやすくなってしまっているだけなのかもしれない。

ベースの部分で、リラックスしすぎなのかもしれない。

のんびりしすぎると、コーフンスイッチが逆にビンビンになる。

リラックスしすぎると代謝が下がり、エネルギー生成量がガタ落ちになるのです。

そうなると生命維持にとってすごく危ないから、カラダちゃんがエネルギー生成量を増やそうとして交感神経がスイッチ・オン、逆に活発になってしまうのだそうです。

コーフンしやすいよう、過敏な神経にして、些細な刺激でも筋緊張を起こさせて、エネルギー生成の効率を高めようとする。

だから、ささいなことで緊張をしたり腹が立ったり、神経過敏なのは、もしかすると「おまえ最近ダラけすぎなんだよ」という、「中の人」からのサインなのかもしれないのです。

逆に、緊張が足りないのかもしれない。

 

そういう意味でも、はやり「すこし面倒なこと」に、あえてトライすることがとても大事なのだと思います。

面倒だけどやる、ではなくて、面倒だからこそ、やってみよう。

そんなふうなストレスを、ある程度日常的に自分自身に与えることで、結果的にはぐるっと回ってバランスのとれた神経になるような気がします。

「辛いことへの、体当たり」

これを失ってしまったら、身も心も、ダメになっていくのかもしれませんね。

ちなみに、ストレスがなさすぎるとライオンは死んでしまうそうです。

 

弛緩と緊張は、半々だからこそ、心地いい。

 

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