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退屈と、仲直りしよう。

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この土日はですね、すげー寝たよね。

40も半ばを過ぎたオッサンがこんなに寝てしまってダイジョウブなのか、アタマ腐るんとちがうか、ぐらい寝た。

 

で、気がついたんですよね。

日頃自律神経ガー、交感神経ガー、パニックガー、ガーガーガーガー言っているのは、ようするに「目疲れ」なのだなあ。と。

仕事柄、パソコンはむちゃくちゃ使うのです。

で、仕事の合間には何をしているか。

netflixで映画を観たり、ネットサーフィンをしたり、こうやってブログを書いたり。

いつ目を休めるねん

っていう。

 

昨日と一昨日は、ソファにゴロゴロしながらhuluでやっていた「ハリーポッターまつり」をずーっと観てたのです。

いや「観てた」というのは、正確にはちがうなあ。

だってハリーポッターシリーズは、たぶんもう5回以上観てますから。

だからはっきり言って今更「おわ! オモロ!」は、もうないのですよ。知ってる。その話。

だから「観ていた」というよりは「眺めていた」。

そしてついには、目をつむって「聴いていた」。

たいくつだよねー。

ヒマだなー。

そしたらもう、うそみたいに寝てしまったのですね。

両日ともに、3時間ぐらい昼寝しちゃったのでした。

普段は昼寝なんてめったにしないけど、夜9時に寝て朝5時に起きるという生活では、睡眠不足ということではありません。

なのに、寝た。

そして夜も、がっつり寝ました。

 

どーゆーことなのか?

これはようするに「疲れている」ということなんだと思うのです。

疲れているくせに「何か面白いもの」を探そうとするから、神経が逆だっていた。

ネットでいろんな情報を探すのも「面白いものに、飢えている」。

面白いものは、神経を高揚させます。興奮させます。

で、神経がギラついてくんの。

 

それだけ寝まくったらですね、なんということか、外出なんて全然怖くねーのな。

だって、アタマがボケちゃってるんだものなあ。

いちばん苦手なスーパーに行ってレジ待ちしてても、

「ほえ〜〜」

お会計742円になります、会員カードはお持ちですか?のレジのおばさんの問いかけににも

「ほえ〜〜」

おばさんの顔を、焦点の定まらぬ茫漠たる視線で2秒ほど眺め、あっ、おばさんだ。ちょっと可愛いほうのおばさんだ。はは、なんつって考えていたらふと我に返り、

「はっ! えっ! なんすか?」

おもわず笑っちゃうレジのおばさん。

こんな状態では、イライラしたくたって、できませんわなあ。

だから怖いもヘッタクレもなく、呆然としたままスーパーを出て、呆然としたまま歩いて帰宅したのでした。

普段なら、「発作が出るんじゃないか」とか「間に合わないんじゃないか(何が?)」とか「クソババアにまた待たされるのではないか(コラっ)」とか、いろんなことがアタマのなかでワーーーとなるのに。

そんなことにはーもうー、あたまがわまらなーい、のだなー。るんるん。みたいな。

平和だ。

 

「知的好奇心」だなんて、エラそうなことをヌカすなっつーのっ。

だからそれはようするに、ただの「強欲」なのでありますね。

強欲が、煩悩を生むのでありますよ。

 

ぼくたちはもっと「退屈」と仲直りしなくちゃいけないと思う。

そう思ったんでありますね。

面白い映画、面白い動画、感動的なお話、心躍る出来事、刺激的な音楽、楽しいイベント、最新の情報。

そういうのは「たまに」なら、もちろんいいですけどね。

でも「毎日」となると、食傷する。

食傷するだけならまだしも、とうとう、具合悪くなっちゃうんだよなあ。

神経がボッキしたままになっちゃって、ビンビンのギンギンで、しまいには癇癪起こしちゃうんだ。

 

こどものころ、雨が降っていたとき、なにをしていただろうか。

遊びにもいけない、テレビもゲームもない、学校もお休み、両親も外出中。

家にある本は、全部読んだものばかり。

そんなとき、ぼくはただ呆然と窓の外をながめ、雨の音を聞くでもなく聞き、あめのしずくを、見るでもなく見ていた。

何時間も、何時間も、ずっとそうしてた。

 

退屈な時間。

それはじつは、「もっともぜいたくな時間」「せかいでいちばん、きれいな時間」。

楽しい、面白い、愉快、興奮、充実、有意義、刺激的。

そんな時間は、じつは「貧しい時間」そして「穢れた時間」なのでありますね。

穢れた時間ばかりを過ごしたせいで、神経のほうも、穢れてしまったんだと思うのです。

貧しい時間ばかりを過ごしたせいで、こころも貧しくなっちゃった。

 

つまらないものに、耐えるのではなく。

退屈を、楽しむのでもなく。

「退屈に、戻る」。

退屈とは、きっと戻るべき家のようなもの、ホームベースなのだ。

退屈こそが、神経を根っこから元気にしてくれると思うのです。

家がやっぱり、落ち着くように。

 

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