治るときには、平熱を下回る。

この1週間は、さんざんでしたね。

腹は痛むわ、熱は出るわ、全身の関節が痛むわ、頭痛がするわ、耳鳴りはするわ、発作は出るわ、喉も痛くなるわ、一時的に声が出なくなるわ。

もう、めちゃくちゃだ。

トイレに行くのにも、完全にオジーチャンの歩き方で、ヨタヨタ、のそのそと進むしかありません。

一回だけ、本気で救急車呼ぼうかと思ったぐらいです。

 

まあおそらく、風邪だったんだと思います。

春は毒出しの季節だ、という人もいて、今回は特に「ほんとにそうかもしれないな」と思いましたよ。

痛み、不快感、怒り、かなしみ、そんなのとあわせて、熱が出る。

肛門からは血が出るし、ウンコ、ションベン、おなら、げっぷ、なみだ、汗が、たくさん出る。

出なかったのは鼻水と痰と精液ぐらいではないでしょうかね。

 

ぼくの平熱は36.8度で、ほぼビクともしません。

ちょっと調子悪いな、と思って測っても、36.8度。

なんか暑いな、なんか寒いな、けっこう疲れたな、そんなときでも、36.8度。

軽い運動をしても、ご飯を食べても、お酒を飲んでも、36.8度。

あまりにも変動がなさすぎるので、「この体温計ぶっ壊れてるんじゃないか」と疑ったぐらいです。

もちろん壊れてはいなくて、体温が変わらない体質のようです。

しかしこんなにも体温が一定なら、ほんとは自律神経失調症とかではないのではないか? と疑いたくなりますね。

ちゃんと調整できてるじゃありませんか。

じつはそんなに不可解な病気でもないんじゃないか、最近はそんな疑いを持ち始めています。

 

さておき、今回はさすがに、37.6度まで上がりました。

熱をあまり出すことがないので、けっこう辛かったですね。

ほぼ1週間、37.3〜37.6を、うろうろしていました。まさに「ザ・微熱」というところですか。

そんな熱も徐々に下がってきて、いまではまた例の36.8度張り付きに戻りました。

熱が下がると同時に、いろいろな痛みも、潮が引くように消えていっています。

 

しかし今朝は、ちょっとびっくりしましたよ。

かるく朝飯を食ってしばらくして、念のために体温を測ってみたら、「35.9度」だったのです。

え? さ、さんじゅうご?

初めて見た! こんな数字!

あ、こりゃあ計測ミスだなと思って、測りなおしました。

「36.1」

もう一回測っても

「36.1」

低体温じゃねえか!

 

どうやら熱が下るときには、一時的に平熱をぐっーと下回るようですね。

ここで無理をしなければ、すかっと治るらしいです。

熱が下がったからといって、わーいわーい、あそぼうぜー的に走り回ったり、風呂入って湯冷めとかしたら、ぶり返してしまうんだそうです。

血糖値じゃないけれど、通常より高くなったときは、バランスをとりもどすために、いったん通常より低くするようにできているんですかね。

人間のシステムは。

 

結局、午後また体温を測ってみたら、

「36.8」

じゃっかん、なんかふらーっとするな、そんなときに測ってみたら、

「36.8」

ビタアーーーッ。

いつものように、「不動の36.8」に戻ったのでした。

つまりこれは「ほぼ治った」ということなのでしょう。

 

ふだん、のぼせるだの、動悸がするだの、いらいらするだの、ぐずぐずぐずぐずぐずぐず言っておりましたが、やっぱ熱がないって、シアワセですね。

からだが、楽。

あと、なんかからだも軽くなりました。

 

ほんとに、デトックスだったのかもしれませんね。

我が家の誰一人として、風邪なんか引いていないのです。

ぼくただひとり、全身からいろんなもの出した。

よっぽど何かヘンなものが、溜まっていたんですかねえ。

 

反省しましたよ。

ふだんから、疲れがたまらないように、工夫して、気をつけよう。

きゅうに倒れないように、計画的に倒れよう(寝よう)。

無理して頑張るなんて「いのちの前借り」にすぎないんですよね。

あとで必ず取り立て屋が、やってくる。

もし返し切れなかったら、下手すると、殺されるぞ。

マジで、気をつけろ!

銀行や町の金融業者は話が通じることもあるけれど、いのちの金融は容赦ありませんので。

 

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