春の春。春は溶ける季節。なのかも。

あああんっ、もうっ、なんなのっ。

と、じゃっかんカマっぽく叫びたくなる感じに、具合がわるいのでありますちきしょう!。

 

風邪ひいてるわけでも、熱が出てるわけでも、なんか嫌なことがあるわけでもない。

それなのに、無性にイライラする、そわそわする、動悸がする。

それに加えて、痛くなかった腰が痛くなるわ、ひどい頭痛になるわ、咳が出まくるわ、ヒザが痛いわ、首がきゅうに筋肉痛になるわ、なんじゃこれ!

で、急にボーっとして、なんにもしたくなくなったりする。

そこにあるティッシュペーパーをとろうと思っても、「とりたくないな。めんどくさいな。」と思ったりする。

なんじゃこれ!

ただでさえ若干イライラしてんのに、余計にイライラするわ!

イライラ・オン・イライラであります先輩!

 

あー、もうー、うっとおしいなあ。

どうにかならんもんかと、アーユルヴェーダとかも勉強して、いろいろやってみたんだけど、あんまし意味なかったな。

むしろヒドくなってる気配さえあります。

 

ふと思ったんだけど、これは自律神経云々も、たぶんそうなんだろうけど、ふつうに「春だから」かもしれないですね。

じつをいうと、今年の2月ぐらいですかね、とっても気に病んでいた、あることが解消したんです。

ああ、やっとこれで長い戦いが終わったなあ!

そういうことが、あったんですね。

だから、ぼくはある種のストレスと言うか、拘束から開放されたわけで、もっと元気になってないとおかしいんですよ。

おれは自由という翼を手に入れた! っていう感じで。

なのに、むしろ、それ以降かえってヒジョーに具合がわるい。

 

ほっとして、ゆるんだ。

そういうことが、考えられるのですね。

春って、べつに自律神経失調症でない人でも、ちょっとボケてきて液状化していくところはあります。

なにか大変な用事を思い出して、スックと立って急いで行ったものの「あれっ? おれ、なにをしようとしたんだけ?」などと言って呆然と立ち尽くしてしまうというのは、春にわりと乱発します。

お客さんでも、電話をかけてきたのに「……あれ? すみません! ……用事忘れちゃった。テヘペロ」などという、かわいいボケを繰り出してくる人もいます。

 

休みの日になって「折角の休みだしどこか遊びに行こうか」などと思ったくせに、ついソファでゴロンと横になったら、もう起きられなくなってしまったり。

「いくら休みだからといって、こんなにダラダラしていてはいかーん! バカになーる! ダメになーるっ!」

と、いっしょうけんめい自分に訴えかけるのですが、うーん、わかってるよー、でもー、もうちょっとー、あとでー、うーーー、などと言いながら、結局1日が過ぎていってしまいましたとさ。

ということも、わりと春によくあります。

イヌやネコも、ひなたぼっこをしながら液状化している姿を、よくみかけます。

ニンゲンも、家で液状化していることがよくあります。

 

溶けてくるんですかね。

冬のあの、ピッキーンとした緊張した空気でカチコチに固まっていたものが、ゆるゆるに溶け出すのかも。

疲れが溜まっていた人は、疲れがいっぱい溶け出してくる。

怒りが溜まっていた人は、怒りがいっぱい溶け出してくる。

不安が溜まっていた人は、不安がいっぱい溶け出してくる。

痛みが溜まっていた人は、痛みがいっぱい溶け出してくる。

冷凍保管が効かなくなったモロモロが、ぞわぞわぞわと、とろけたバターのように、流れ出てくるのかも。

 

冬が得意というのは、じつはこういうことなのかもしれませんね。

ほんらい抱えていた不快な感覚や感情が、冷えることで動きが止まって固まって、冷凍して奥の方に隠しておけるから、一見調子が良いような気がするだけなのかも。

暖かい・暑いのが苦手というのは、それが溶け出してきて表面化してしまうから、気持ち悪いのかもしれませんね。

 

ヨガでも「春はデトックスの季節である」とはよく言います。

デトックスと言うと、まずは汗とか便とか尿とか呼気とか、そういった物質的なものを想像します。

しかし、じつは「感情」とか「感覚」という、記号的、電子情報的なものも、じつは含まれるのかもしれませんね。

いままで我慢して押さえつけてきた「こころの動き」も、心身がゆるむことで、溶け出してきてしまう。

 

ありうる。

今年の2月ごろ、ぼくはかなりストレスフルなことから開放されました。

春になる直前に、かなりゆるんだのです。

そして春がきたところで、いろんなアレが本格的にぶわぶわモワモワと垂れ流し的に出てくるのかもしれません。

そりゃあ、止まらんわなあ。何をやっても。

もしこれを止めることができるとしたら、「もう一回あのストレスフルな環境に戻る」必要があるのかもしれません。

いやだよ! そんなの! やっと頑張って乗り越えたのに!

2月以降、あれだけ大好きだったお酒を一切ほしいと思わず一口さえ飲みたくなくなったというのも、じつはカラダちゃんが「いまそれどころじゃねーよ! 酒とかで無駄にカンゾー使わせんなこのアホンダラが」的に、拒否しているのかもしれませんね。

今は心身の「毒」を浄化すするので手一杯なのかも。

 

そういえば、いつも具合がわるいのは朝の6時〜12時までぐらいなんです。

それ以降は、わりとふつうです。

夕方以降は完全に落ち着いていて、すげーよく眠れますから、不眠症とかストレスとか神経とか、たぶん関係ないと思うんですよね。

 

1日を季節に例えたら、午前中って「春」ですよね。昼間が夏、夕方が秋、夜は冬。

朝日とともに徐々に気温が上がってくる時間帯は、冬が終わって暖かくなってくる気候変化によく似ています。

ということは、1日の中では、午前中が「デトックスの時間帯」なのかもしれませんよね。

春の午前中というのは「春の春」ともいえるのかもしれません。

 

もしそうならば、気長に待つしかないのかもしれませんね。

多すぎて一気に出すわけにいかないから、この春の季節の、春の時間帯に、小分けして出してくれているのかもしれません。

たまりまくった、我慢や怒りや、ストレスを。

まあ、考えてみれば、不具合は「出る」からこそ「消える」ともいえます。

不具合が全然出ないのは、健康どころか、かえってどこか調子がおかしい場合もありますからね。

いまのうちに、遠慮せず全部出しちまえ。

それがいちばんの解決法なのかもしれないなあ。

 

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