どうも午前中にそわそわ、いらいらが強い。
べつに怒るようなこともないし、焦るようなこともないです。
原因不明なので自律神経失調症とか、更年期障害とか言われる。
この「午前中に」というところに、なにかヒントはないか。
そしていがいと雨の日とか曇の日って、調子良かったりするんです。
ソワソワ、いらいらが少ない。
夕方以降は、なんだかまったく普通に落ち着いています。
別件だけど、パニック発作って夏によく出るんですよね。
冬とかは、あんまり出ないのです。調子は良くないですけどね。
このことについては、いろいろ説があるんだけれども、ふと思った。
明るさが関係しているってことはないか?
午前中って、徐々に明るくなっていきますね。
夏も、とても日差しが強いです。明るい。
「明るさ」というのが、どうも関係しているような気がするんです。
というのも、ぼくの家は建売の一軒家なんだけど、とても窓が大きいです。
むちゃくちゃ明るい。
この家に決めた理由のひとつも、この明るさでした。
明るいのって、いいですよね。うすぐらいよりはいいです。
そう思ってた。
明るすぎる家って、夫婦喧嘩が絶えないっていう話もあるんです。
些細なことにイライラしがちになるっていう。
また、「いいことは、よりいいことのように感じ、わるいことは、よりわるいように感じる」という、わりと極端な感性になるという説もあります。
どういうことかというと、光刺激が強すぎると神経が興奮状態になってしまうんだそうです。
それでイライラしたり、過敏になったりしていくという。
ありうる。
ぼくが普段仕事をしている部屋って(どこの部屋も全部そうだけど)、とにかく非常に明るいのです。
一部屋に2つ以上の大きな窓がある。
朝は朝日が直射し、夕方は西日が直射する。
だから夏場はまるで温室みたいで、40度とか平気で超えます。
一日の温度変化はかなり大きいです。
そしてぼくは完全なる朝型で、仕事は朝の7時ぐらいから全力でやっています。
こうこうと日光が入る部屋で。
明るいのって、良いことも多いんです。
とにかく、凹まないんですよね。
どんだけ体調が悪くなっても、仕事で失敗しても、落ち込むということがないです。
うちの娘は我が家で同居する前はウツになっていたそうなんだけど、聞けばウツになると、ほんとになにもできなくなるそうなんですね。
べつに何もないのに悲しくなって、ぼろぼろと涙が出てくるとか、自分がなんだか価値の無いような人間に感じてくるとか。
しょぼーん・・・・・・。
そんな感じで、ほんとうになんにもできなくなってしまうんだそうです。
そういう話を聞くと、ぼくはウツの症状とは全然ちがうなあと思うのです。
非常に体調がわるく、しんどくて動けなくなったとします。
そうなったらぼくは、腹が立ってくる。
この、ワシのカラダめ、ワシの言うことを聞かんかいっ!!
うりゃああああ!!!!
で、わざとよけいにシンドイことをしてしまったりします。
発作が続いたりして、「悪化したんじゃないか」「なにかものすごく怖い病気なんじゃないか」そんなことがフトあたまをよぎったら、
なんやとコラ
ものすごく腹が立ってくる。
だあああああ、もうええ、もうええわそんな話!
とにかく動き回ってしまいます。きゅうに大規模な模様替えとかし始める。
「ショボーン」とは、全然ちがうんですよね。むしろ真逆。
誤解してほしくないのは、だからといって元気になるわけでも、体調が良くなるわけでもないんです。
動悸はするし、ふらつくし、しんどいんですよ、ほんとうに。
凹まない・落ち込まないというだけで、そのかわりに、異様なほどの怒りと焦燥感がこみ上げてくる。
性格の問題なのかな、と思っていたんです。
それも、あるとは思います。
でも案外、これは「明るすぎる部屋だから」ということも多少関係あるのかもと思ったりするんですよね。
試しにサングラスをかけて過ごしたり、カーテンやブラインドを締めて薄暗い状態にしたら、けっこう落ち着くんですよ。
すこし眠くなってきて、あのひどい焦燥感、どうしようどうしよう感、なにかしなければ感というのが、収まってきます。
(トリか俺は)
また、太陽光が直撃する窓の真正面に机を置いて仕事をすると、非常に強いイライラや怒りが頻発するようになるんですよね。アタマおかしくなっちゃったんじゃないか、ってうぐらい。
逆に、窓のない隅っこの角に壁に向かって机を置くと、案外そういうのが消えます。
明るいって、良いことばかりじゃない。
なんか、そんな気がしてきました。
みんな明るいのがいい、いい、ばっかり言うんですよね。
たぶんそんなことない。
明るすぎると、確かに落ち込んだり、怠惰になってしまったりすることは減るけれど、そのかわり、すごく怒るようになる。
落ち着きを失うようになる。いつもそわそわしてるヒトになる。
人間といっしょで、部屋も「ちょっとだけ暗め」ぐらいで、ちょうどいいのかも。