最近、神棚の榊がよく枯れるんですよね。
その下に置いてある観葉植物も、なんか元気がない。
神棚の榊って、右側がよく枯れるみたいな話もあるけど、うちは両方いっぺんに枯れます。
なんなんだ。
ぼくはあんまり霊とかスピとかの話が好きでなくて、いや、ていうか嫌いです。
その考え方じたいが嫌いなんじゃなくて、それを信じたり提案してくる人たちに、あまりいいひとがいなかったから。
あまりお近づきになりたくないです。
そういうサイトさえ見たくないです。
ただ植物って、ヒトにはわからない何かってあるとは思うんです。
日当たりとか気温とか湿度とかも当然そうだけど、なんかエネルギー的なものにも反応するんじゃないかなあ。
そうでなければ、家にお花や植物を飾る習慣が全世界にあるというのが不可解でもあります。
それに同じ植物なのに、場所が変わっただけですぐに枯れるというのもよく聞く話です。
もともと、うちの神棚は榊があまり枯れなかったんです。
新しい榊なら3ヶ月から4ヶ月ぐらい保つんですよね。ついでに成長までしていく。
ベランダに鉢を置いてテキトーに種をまいておいただけなのに、ぼうぼうに育つというのもあります。
水もやってなければ、肥料もやってないのに。
たぶん日当たりがいい家だから、そうなんだと思います。
庭にもいろんな花や植物たちがいて、ブドウは少量だけど毎年収穫があります。
なーんにもしてないんですけどね。勝手にそだつ。
だから「植物を育てるなんて簡単だ」と勝手に思っていました。
しかしどうも最近、神棚の近辺の植物だけが、異様に早く枯れるんですよね。
ベランダや庭、その他いろんな場所の観葉植物は、べつに元気なんですけど。
むしろ、例年より元気かもしれない。
あまり実をつけなかったウメがことしはけっこうなってますし、庭のあっちこっちにカモミールが咲きまくっています。
ふしぎなのが、神棚の榊をかえるとき、まだ生きているものを別の花瓶に入れて寝室とかに持っていくと、全然枯れないんですよ。
もう3ヶ月ちかく経つけど、水もかえてないのに、全然元気。
なんなんだろうなあ。
最近、ものすごくイライラすることが多かったんですよね。
だいぶ、おさまってきたけど。
原因はまったくないから、男性更年期障害だと思うんです。
それはもう、一歩間違えたら犯罪やらかすんじゃないかというほどの、激烈な怒りです。
もともと温厚なので、じぶんでもいったい何が起きているのかさっぱりわからないです。
一説によると、激怒すると人間からは「毒」が出るらしいんですよね。
吐く息にまじって、かなり強い毒が出るらしい。
1時間怒りつづけると、80人を殺せるほどの毒素が出るという話もあります。
まあ、それはホントかどうかしらないけど、怒りには毒素があるというのはまちがいないと思います。
だから、肝臓とか壊しちゃうんですよね。毒素を分解するのに、疲労してしまうから。
「毒づく」ということばもあるけれど、これはあながち、比喩表現だけでもないのかもしれません。
なんかヘビみたいだけど。
寝室では、ぼくはあまりイライラしないんですね。
寝る時にはいつもたいへん落ち着いていて、あの朝から昼間の激怒はなんだったんだ? ていうか、あれは誰だったんだ? っていうぐらいふつうです。
朝はすぐ仕事場に行くから、寝室で激怒しまくっていることって、まずないのです。
神棚は、仕事場にあるんですよね。
いつものあの「怒り発作」みたいなのが出るのって、時間帯的にもだいたい仕事場なんです。
で思ったのが、植物って敏感だから、ぼくの「怒りの毒素」にやられちゃったんじゃないか。
ふと、そんな気がしたんだなあ。
花瓶がわるいのかなと思って何度か熱湯消毒とかしたんだけど、効果なかったし……。
ま、わかりませんけどね。
ただ、これはいい話だな、というのを見つけました。
植物は、身を挺してその空間を浄化しようとする。
植物が枯れるのは、家主の身代わりにその空間の毒素を吸収してくれた証拠である。
ファンタジックだけど、いい話ですよね。
そう思えば、なんだか枯れた榊もかわいくて、感謝したい気持ちになってきます。
そして「できるだけ怒らないように工夫しよう」とも思えます。
はやくもとどおり、榊がずっと枯れない状態に戻したいな。
切り花とはいえ、枯れてしまうのはやっぱりすこし、かわいそうです。