パニックの条件

なんか最近は、「パニック発作」と言って良いのかどうか、よくわからなくなってきたんですよね。

パニック発作って、一般には以下のような条件があるらしいんです。

・「無条件に」強烈な「不安や恐怖」が起こる。

・発作が起こることは、予測不能である。

 

昨日と今日は、なぜかちょっと調子がわるくて、昼頃や夕方ぐらいに軽い発作が出たんですよね。

で、もう「わかる」ようになってきたんですよ。

あ、来るな、って。

そして、この「来る」のは、風邪気味のときなんですね。

熱は出てないけど熱っぽいとか、なんか呼吸器系が炎症してる感じとか、ありますよね。

そんなときに「来る」。

で、基本は朝食、昼食、夕食の前ぐらいに出る。

だからもう「無条件」っていうのが、ちょっと違ってきてるんです。

 

そして症状じたいが、もはや「パニック」とは言えないんですよね。

かつて発作が出たときには「ああもう死ぬ」とか「救急車呼ぼうか」とか「もうだめだ」と思いました。

ものすごい混乱というか、まさに「恐慌状態」になってしまうんですね。

でも最近は、ちがうんですよね。

 

腹が立つ。

 

「ああ、またきたな」が、まずあるんですね。

で「絶対に15分から30分以内に治ってしまう」ということも知ってる。

だから「来た」ことに「腹が立つ」ようになってしまったんです。

またかてめえ! しつこいねん! なんやねん! もうええかげんにせえや!

っていう「怒り」のほうが、断然強いんだなあ。

恐慌状態というには、ちょっとレベルが足りない。

原因不明の怒り、でもないんですよ。

明確に、バッチリと、「じぶんの体調不良」に向かって切っ先が向かってる。

 

なんとなくだけど、

・目の疲れ

・肩こりや背中のこりによる血行不良

などに対する「不快感」が、トリガーのような感じがするんですね。

肝腎なのは、血行不良や疲労そのものが原因なのではなく、「それに対する不快感が原因」だということです。

そのものが原因なんじゃなくて、それから生まれた「不快感という感覚」が原因。

 

こうなってくると、やっぱり「不快感に対する敏感さ」というのがトリガーを生み出しているのかな、と思うのです。

血行不良や炎症などの刺激に対して、おおげさに反応する敏感さです。

そして、この敏感さというのは交感神経ではなく、逆の「副交感神経」に偏りすぎていることなんじゃないか。

神経過敏というのは、副交感神経優位の場合になるようなんですね。

アトピーやアレルギーなども、この副交感神経が強くなりすぎている場合になることも多いようなのです。

いわゆるアレルギー反応に似た炎症刺激に、とても敏感になっている。

 

「炎症反応そのものを抑える」という考え方もあります。

でもたぶん、それは根本的な治療法にならないような気がします。

炎症反応そのものは、とてもだいじな反応だし、アトピーやアレルギーの人全員がパニック障害ではありません。

根本原因は「炎症反応の感覚に過敏である」ような気がするんですよね。

 

結局、リラックスしすぎ、ゆるみすぎ。

そんな気がするんですよねえ。

だらけちゃってんだ。

いえもちろん、これは「ぼくのばあいは」ですよ。

ほんとにマジで、緊張するようなことなんて、一切ないんだもの。

で、リラックスするようなことばっかり、長年やってきました。

ヨガとか瞑想とかアロマとか自律訓練法とかね。

結局それでは治らなかったし、むしろ悪化した部分さえあります。

 

気合が足らん。

さいきんぼくは、リラックスばっかりやるんじゃなくて「気合が入ること」もするようにしています。

ちょっと強めの運動するとか、刺激の強い音楽を聞くとか。

服装や身だしなみをビシっとするとか。

 

そのせいかもしれないですね。

あの発作の「きざし」が見えたとき、かつては「やだ!怖い!いやだ!やめて!もうだめだ!」ばっかり思ってたけど、最近はちがう。

怖い、を「怒り」がオーバーラップしてしまうんですね。

まあ、怒ったところで症状はおさまりませんけど。

 

「もうダメだ」が、いちばんキツいんですよ。

そう思ってしまったら、マジで地獄です。

だからまだ、激ギレしているほうがすこしだけマシです。

発作が終わったあと、元気に生きていけますから。

「勝った」気がするし。

 

このへんをうまくコトンロールできるようになったら、だいぶラクになれそうだな、と思うんですけど。

道のりはまだまだ、長そうですね。

この「怒り」もまた、気長に観察していこうと思います。

 

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