在宅ワークをたのしむ

思った以上にストレスを抱えていた、ということに、やっと気がつきました。

遅っせーよ!

ですけどまあ、ずっと気がつかなかったよりはマシだ、っていうことで。

 

さて、じゃあいったい、ぼくは何に対して、どんなストレスを抱えているんだろう?

じつはこの肝心のところは、まだわかってないのです。

パニック障害とか自律神経失調症とかがあって、その症状や、治そうという思いがストレスになっているのかな、というのはあります。

またあまり外出ができないので、それもストレスなのかもしれません。

 

しかし、こうやって「私が抱えているストレスは何なんだろうか」と考え込むこともまた、れっきとしたストレスですからね。

まあそのうち見つかるだろうということで、そんなことよりも、思いついた。

 

いずれにせよ必要なのは「いまを楽しむ」ということだな、と。

 

ぼくは、在宅ワーカーです。

出勤はなく、自宅の事務所で仕事をしています。

うむ。

これはずいぶん、「楽しめる」環境なんじゃないか?

ていうか、せっかく10年間も在宅ワークを続けてきたのに、ぼくときたら、それを楽しむという考えをついぞ持ったことがありませんでした。

もったいないなあ!

オフィスワーカーの人に比べれば、ずいぶんいろんなことができそうなのに。

 

いろいろ、考えられそうだけど…。

…………………………。

………………………………………………。

………………………………………………………………。

 

アカーン!

思いつかーん!

 

え、「楽しむ」って、なんだったっけ?

なにをすると「楽しんでる」ことになるのかな?

いや、なんじゃこりゃ、「どうやって楽しむかが思いつかん」っていうことじたいが、ストレスよりも問題じゃねーかー!

 

しかしどうやら、こんな悩みはぼくだけではないようです。

アメリカの在宅ワーカーのひとも、いろいろ考えた挙げ句、「オフィスワークでは絶対にできないことをしよう!」と思いついたんだそうです。

 

「自宅勤務で頭がおかしくならないためのクイックガイド」

https://www.lifehacker.jp/2013/06/130603workfromhome.html

 

在宅ワークをエンジョイしようと、彼は仕事場のホワイトボードに、こんなことを書いたのでした。

 

サンディエゴは、クジラのオマンコっていう意味なのだ

 

……。

彼は、これでほんとうに、喜んだのでしょうかね。

うわははは! オフィスではこんなこと、ぜったいにできねーだろー!

どうだっ! ザマミロ!

おれは、在宅ワークを楽しんでいるぞーーー!

みたいに。

 

 

あほちゃうん?

 

ぼくより重症のやつ、いたよ! アメリカに!

部屋のホワイトボードに「サンディエゴはクジラのオマンコなのだ」とか書いて、そんな程度で自分は在宅ワークをエンジョイしているのだ、と思う。

さきほどの記事のタイトルは「自宅勤務で頭がおかしくならないためのクイックガイド」だけども、もうアタマおかしなっとるやないかいっ!

え、おまえ、そんな程度で「自由」なの?

ショボくね?

 

それなら、在宅ワークをやりだした10年前のぼくのほうが、よっぽどダイナミックだったぞ。

「俺は今日から、会社へ行かなくて良いのだ! これは自由である! 最高の自由である!」

コーフンしたぼくは、朝起きた瞬間に床を蹴って起き上がり、即座に全裸になり、そのままで歯を磨き洗濯をし、朝飯を食いました。

そして映画レザボア・ドッグスの主題歌「Little Green Bag」を大音量でかけながら、全裸のまま仕事をしました。

ときに腰を振って踊ったりもしました。

さて、仕事に没頭していると、じぶんが全裸であることも、だんだん忘れていくんですよね。

「全裸であることを忘れていくアタシ」というのもまた、まことに自由だ! と感じましたねえ。

 

しかしそんな日々を数日過ごしていくうちに、事件が起きました。

その日、ぼくはいつもどおり全裸で仕事をしていました。

そこへ「ピンポーン」と、来客の合図。

全裸であることを完全に失念していたぼくは、全裸のまま「はーい!」といってドアを開け、外に出てしまったのでした。

すると、そこにはなんと、回覧板を持った近所の奥さんが立っていました。

 

きゃああああああ

 

奥さんは一目散に、走っていってしまいました。

ぼくは一瞬、いったい何が起こったのかわからずに、

「なんだ! もしかして! どこかに不審者でもいるのか!?」

と思い、あたりを急いで見回しました。

 

不審者は、ぼくだった。

 

全裸で玄関先に飛び出し、あたりを高速でキョロキョロと見回している、不審なオッサンが、ここにいました。

幸い、奥さんは警察に通報することもなく、モノホンの事件にはなりませんでした。

いい奥さんで、よかった。

 

だから(なにが、だから、なのか)「ホワイトボードにくだらない猥語を書く」ぐらいなことで「在宅ワーカーの自由」などと、語らないでほしいな。

つまんね!

 

なんか、ないかなあ。

全裸系はいっかい多大な迷惑をかけてしまったので、それ以外でお願いします。

在宅ワーカーにしか、できないこと。

せっかくだから、これを探してみようと思います。

 

 

 

 

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