そういえば「好きな音楽」によって性格がある程度わかるな、と思ったんですよね。
感受性が強かったり、影響を受けやすい人というのはなぜか「ハワイアンミュージック」のようなものが好き、という人が多いような気がする。
スピリチュアル系のことに関心が強かったり、迷信深かったりする人は、ヒーリングミュージックのようなゆったり、静かな音楽を好むよことが多いような。
考え方や視点がネガティブなひとは情緒的な音楽を好むとか。
人にあまり気を使わず、我が道を行く系のひとはロックなどの激しい音楽を好むとか。
新しいことに拒否感を持っていたり、現代について批判的なひとはクラシック音楽が好きとか。
上記は、ぼくの身の回りのひとたちの指向性と性格から感じることです。
音楽の志向と性格の関連について、まじめに研究したひともいるようです。
https://www.huffingtonpost.jp/2015/07/25/music-preferences-psychology_n_7869950.html
人は「自分自身をあらわす音楽を好む」ということのようですが、なるほど、たしかにそうかもしれん。
感情移入しやすい人 、すなわち「共感人間」 は、より感情に訴える音楽を好む傾向があり、分析的な考え方をする人 、つまり「体系人間」は、音波がとても複雑な音楽に惹かれる傾向があることを発見した。
「他者の考えや気持ちを理解しようとする共感人間は、エネルギーが小さく、ネガティブな感情 (さみしさなど) や深い感情を表す音楽を好みました」。(中略)「一方、世界を作り上げている法則を理解・分析しようとする体系人間は、エネルギーやポジティブな感情が強い音楽を好みました」
そこで、ふだんから聞く音楽を変えてみても面白いな、と思ったんですよね。
ぼくはハワイアンミュージックのようなものが好きで、よく聞いています。
でもじつは、好きな音楽のジャンルはけっこうバラバラです。
自律神経の調子を崩してからハワイアンなどのゆったり・のんびり系の音楽を好きになっただけで、もともとは激しいロックのような音楽が好きでした。
欧米のポップスも好きだし、イタリアンミュージック、ボサノヴァ、ブラジル音楽、メキシコ音楽も好きです。
かと思えば、ホーミーなどの民族音楽を好むところもあります。
情緒的でこころにじわ~っとくるタイプの音楽は、昔から好きではありません。
神経の具合がいまひとつな最近でさえ、まず聞くことはありません。
理由は「うっとうしいから」です。
愚痴のようなめめしいことをグチグチ聞かされていると、張り倒してやろうかという気になります。
しっかりしろ、と言いたくなる。
さっきの記事でいえば「エネルギーが小さく、ネガティブな感情 (さみしさなど) や深い感情を表す音楽」ということになりますね。
だからぼくは本質的には、「人と共感しよう」などという気持ちはさらさらない、ということなのかもしれません。
確かにそうだなあ。
ライブとかに行ってみんなで盛り上がろうとか、みんなで頑張って全員で達成感を味わおうぜとか、全然思いません。
みんながラグビーで盛り上がっているときに、ひとり「世界遺産」とか見たりしています。
どうしてそんなに人とつるみたがるのか、一緒に盛り上がりたがるのか、ええ大人のくせに気色悪いなあとさえ思います。
あれだ、根本的に「一匹狼系」なんですよね。わがまま。
べたべたされると、むかつく。
だから無理してでも「エネルギーが小さく、ネガティブな感情 (さみしさなど) や深い感情を表す音楽」を聞いたほうがいいのかな、と思ったりもするんですけどね。
でも苦痛だから、聞かないですけど。
それよりも、ぼくが最近「ハワイアンミュージックが好き」っていうことに、ちょっとした異常性を感じるのです。
もともとそんな傾向があったのならいいのですが、子供の頃からそんな音楽はあまり好きではありませんでした。
自律神経の不調や、それに伴う自信の喪失などから、「癒やされたい」というネガティブな感情が増えているのだと思います。
なのでたまには、もともと好きだったハウス系・クラブ系の音楽も聞くようにしています。
こういうのを聞いてると、「交感神経とか副交感神経とか、もううるせえっつうの。もっといのち燃やそうぜ!」っていう気になってきますね。
もともと影響されやすい体質なので、やさしくて繊細な音楽を聞いてしまうと、やさしくて繊細になってしまうんだなあ。
強い・激しい・いかつい・ぶっとい・攻撃的・男性的。
そういうのが不足してくるとどうも元気がなくなってきて、神経がおかしくなりがちなんですよね。