坐禅をするようになって、猫背がだいぶ改善されたように思います。
いつも異様に背中が痛くて、肩もガッチガチになっていて、肩甲骨を回すとバキバキバキと不穏な音を立てていました。
それがずいぶん、マシになっています。
背中が痛いとか肩が凝っているとかは、あまり感じなくなりました。
それでも毎晩坐禅をしてると、ふと気がつくことがあります。
上半身が、上から見て若干左回転しているんですよね。
右肩が少し前に出るような感じ。
これはたぶん、デスクワークでマウスを使うからかな、と思います。
右利きなのでよけいにその傾向が強いのかもしれません。
鏡で見てもほとんどわからない程度なのですが、
・首が少し右に傾いて、少し右を向いている
・右肩が前に出ている
・左肩が上に上がっている
というのを感じます。
ぼくは今年に入ってからずっと気管支の調子があまり良くないのですが、もしかしたらこの歪みのせいなのではないか、と感じました。
以前からある現象があって、左側を下にして横になり、左の肘をついて手でアタマを支える格好(ごろ寝でテレビを観るような格好)をすると、気管支が息苦しくなって、動悸が出るというのがあるのです。
そしてこの逆の格好をすると気管支の違和感や動悸が止まるというのがある。
どうやら首の根っこから胸の背骨がある角度になると、気管支など胸まわりの挙動がおかしくなるようなのです。
これは俗説なのかもしれませんが、胸椎に歪みがあると喘息になりやすい、という話も聞いたことがあります。
背骨には多くの神経が通っているのでその可能性はあるかもしれないな、とは思います。
どうも気管支の調子がわるく、息苦しく、動悸がするような感じがあるときに、上記と逆の動きをすると妙にラクになるというのもあるのです。
・首を少し左に傾けて、少し左を向く
・右肩を後ろに引く
・左肩を少し下げる
よくないことだとは思うのですが、上記の動きを強化する感じでトレッチをすると、たまに背骨が「バキっ!」と音を立てることがあります。
ちょうど左右の肩甲骨の中間あたりで、すげえ音がなる。
そしてこの「バキっ!」が出ると、俄然、息苦しさや動悸が取れるというのもある。
長年のデスクワークで胸椎まわりが歪んでしまったのかもしれませんね。
とくに気管支にわるいことはしていないはずなのに妙に違和感を感じるというのは、案外背骨の歪みが関係していたのかもしれません。
あれだけ長期間胸がおかしいと言っていたら、気管支炎や肺炎の可能性もあります。
しかし高熱のひとつぐらい出て良いはずなのに、全然出ないんだものなあ。
出てもせいぜい微熱だけで、それは全部風邪で、1日もしないうちに治ってしまう。
熱が全然出ないから病院に行こうと思えない、というのもあります。
じつはぼくの親父は肺炎で数回入院したことがあって、そのときは毎回えらい熱が出たそうです。
だからぼくの症状を見ていても「肺炎ではないと思うけどなあ」と言います。
もちろん親子であっても症状の出方はちがうだろうから、発熱だけをもって断定するのは危険かもしれませんね。
でもどうも、なんか違う気がする。
夜もぐっすり眠れて快食快便で、食欲旺盛で、咳も熱も出なくて、家じゅうを一人で大掃除ができて、背骨の歪みを調整したら気苦しさや動悸が止まる気管支炎なんてものが、あるのでしょうか。
なんだかなあ、これ病気とかそういうアレじゃないんじゃないかなあ。
とりあえず、セルフストレッチで歪みを整えてみようと思います。
坐禅をしていると、「じぶんの歪み」に気がつくんですよね。
生活や考え方だけじゃなく、カラダの歪みまでが目に留まる。
坐禅は「気づき」をもたらす、というのは、このことなのでしょうか。