登山道具ってすごい。が、ゆえに。

先日ひと悶着のあったトレッキングパンツが届きました。

マムートというブランドのものです。

[Mammut] トレッカーズ パンツ アジアンフィット メンズ/Trekkers 2.0 Pants AF Men 1021-00410

EURO S サイズというのが日本人のMサイズに該当するそうで、サイズはぴったり! でした。

説明によると撥水加工なので、少々の雨なら大丈夫とのことです。

 

ちなみに「ソフトシェル」というのも別途買っていて、これはまあ上着です。

ファイントラック フロウラップフーディ

雨ガッパではないんだけれども、これも少々の雨なら全然問題ないらしい。

また登山靴(革製)には先日防水用のアブラを塗りまくっております。

こうしてみると、登山グッズというのは「雨との戦い」みたな様相を呈しておるのでございますね。

 

今日はちょうど雨が降っていて、せっかくなので試してみることにしました。

傘はささず、トレッキングパンツとソフトシェル、防水した登山靴でで近所のスーパーまで行ってみた。

いやあ、やっぱりすごいですね。

まったく水が入ってこない。

まあ当たり前なんでしょうけれども、今まで自転車用のウィンドブレーカーとジャージのトレパン、地下足袋で登山をしていた僕にとっては衝撃的です。

ほんとにまったく、傘がいらない。

そしていちばん驚いたのが「蒸れない」ってことです。

冬とはいえ、雨合羽でウロウロしたらけっこう蒸れるものです。

それが全然ないのだなあ。

これが「防水透湿」という機能なのでしょう。

 

やっぱり登山道具ってすごく進化しているし、高機能になってきているんですね。

知らんかった。

そしてデザインもかなりスタイリッシュになってきていますね。

トレッキングパンツもソフトシェルも、べつにまちなかで着ていてもそんなに違和感ないです。

わりとスポーティーな感じだな、程度です。

昔の登山グッズって「登山じゃ! 登山なんじゃ! なにがわるいんじゃ! ワーレー!」みたいな自己主張がすごいのが多かった気がする。

正直登山グッズをあまり買いたくなかったのは、デザインの特殊性というのもありました。

最近のものはごくフォーマルな場所に行くのでなければ普段着として着ても全然だいじょうぶですね。

これなら動きやすいし軽いので、登山だけでなく自転車もアリだと思いました。

 

ま、それは良かったのです。

それは良かった。

でもなあ。

 

登山グッズの高機能さゆえ、よけいに際立ってしまうのでした。

ぼくの体力のなさ。

体力……というべきなのかどうなのかわからないけど、今日は息苦しいのです。

からだも、だるい。

自律神経の調子が、やっぱりイマイチなんですね。

雨が降ると異様にからだが重くなって、ちょっとした坂でも息が上がってしまう。

単に体力が落ちたという感じではなく、あきらかに病的な感じがします。

でもまあ、以前は雨が降ったら絶対に外を歩こうなどとは思えないぐらいだったから、すこしはマシになっているのでしょう。

晴れている日は、けっこう調子いいんだけどなあ。

 

理由が自律神経の失調だろうがなんだろうが、結果としては「弱ってる」。

だからなんだかちょっと、恥ずかしくなってしまったんですよね。

「格好だけいっちょまえ」

っていう、ぼくがいちばんキライなタイプに成り下がっておーる。

それなら格好はむちゃくちゃでも能力的にがっつり高いほうが、カッコイイよね。

だから改めて決心したのです。

「こいつらに負けないよう、おれも強くなろう。」

道具がいくら高機能でも中身の人間が低機能では悲しすぎます。

人間の機能を補佐するのが道具の使命ではあるんだけど、その実力差があまりにもひどいのは、ねえ。

 

高い道具を買うことのメリットは、こういうところにもあるのでしょうね。

そういえば昔奮発して「アーロンチェア」を買ったときも、そうでした。

椅子ごときに20万円とか、アタマおかしいんかワレ、と正直思っていたけれども、それを買ってから仕事に真剣に取り組むようになったことは確かです。売上も上がった。

人に負けるのはしょうがないとしても、道具には負けたくないんですよね。

その道具と同じステータスまでには自身を高めたい。

モノにこだわるのはよくないけれど、ステータスの高いモノはこころのステータスも高めてくれる。

だから昔から「本気なら、本物を買え」って言われるのでしょうね。

代用品ばかり使っていたら、こころも本物になれない。

 

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