自宅サーバーはUbuntu Desktop が結局いちばんラクなのかもしれない

自宅サーバーといっても、ぼくは在宅ワーカーの個人事業主なので、ほぼ仕事用のサーバーです。
以前はCentOSでWebサーバー・メールサーバー・DNSサーバー・FTPサーバー・ファイルサーバー・プリントサーバーを兼ねて、自宅サーバーを立てておりました。
しかしながら、Webサーバーとメールサーバーはレンタルサーバーで運用したほうが楽ちん・安全・安心なのですよね。
なので事務所のサーバーはファイルサーバーとプリントサーバーに特化して運用するようになりました。
 
さて、ファイルサーバーについても、最近はDropboxやGoogleDriveなどのクラウドサービスがあるので、そっちを使ったほうが良い側面がたくさんあります。
なので、ファイルサーバーといっても、実際には「ファイルバックアップサーバー」というような位置づけになりつつあります。
基本クラウド上にすべての仕事用のデータを保管するようにしているのですが、万一ネットやクラウドサービスに問題が発生してもいいように、ローカルにもDropboxとGoogleDriveのデータは持っておいたほうが良いように思います。
つまり、一般的な使い方としては逆かもしれませんが「クラウドデータのバックアップ」として、自宅サーバーを使う。
クラウド上のデータはなんだかんだで1TB以上あります。
 
いろいろ試行錯誤して、ぼくのワークスタイルでいちばん妥当な構造がわかってきました。
 
・メインは、クラウド(Dropbox、GoogleDrive)。
・自宅ファイルサーバーは、クラウドのバックアップ用途+クラウドに入れないデータ用倉庫。
・プリントサーバーは必須。
 
こうなってくると、サーバ用OSが絞られてくるのですよね。

 

■Freenasは、ファイルサーバーとしてはピカイチだけど・・・

ファイルサーバーだけなら「Freenas」というのがものすごく使い勝手が良いです。
無料ですし、ソフトウェアRAIDもカンタンにできるし。
パソコンのブラウザから接続して、GUIで設定ができます。
でも残念ながら、プリントサーバーや、Dropboxとの同期ということになると、かなり面倒くさいことになります。
できなくはないのでしょうが、本来の用途とはちがうので、かなり無理がありそうです。
 

■CentOSは機能が多すぎて持て余す。それになぜか、不安定

CentOSは、サーバーとしてはなんでもできる、すげーOSでした。動作も軽いです。
いわゆる「ザ・リナックス」みたいな感じですかね。
これで勉強をしたおかげで、サーバーについてはすこしだけわかるようになりました。
しかし・・・WebサーバーやFTPサーバー、データベース・サーバーを立てないのであれば、あんまり意味ないかな。
せっかくいろんな機能があるのに、ファイルサーバーとプリントサーバーだけに使うなんて、宝の持ち腐れですね。
そもそもRedHatの系列で商用レンタルサーバーでも使われているくらい、安定性とかもすごいらしいです。
でもどういうわけか、ぼくが使っているサーバーマシン(Fujitsu PRIMERGY TX100 S3)では、妙に不安定なのでした。
たぶんぼくの設定のしかたが悪かったのだと思いますが、夜中にとつぜんワーーーーとか言い出したり、再起動したら赤い文字がいっぱい出てエラーで起動できなくなったり、CPU稼働率が常に100%を超えていたりで、ぜんぜん安定していませんでした。
プリンターも認識したりしなかったりで、プリントサーバーとしては結局使えませんでした。
全部CUIで設定しないといけないので、たまにワケがわからなくなることもありましたね。
ソフトウエアRAIDを組むのなんか、ちょっとした苦行でした。
 

■Ubuntu 16 が、結局いちばんラク。

結局、いちばん安定してラクチンに使えたのが、Ubuntu 16 というデスクトップ用LINUXでした。
なんといってもDropboxやGoogleDriveについて、MacやWindowsと同じように、「デスクトップアプリ」があるのです。
だから、放置しておけば勝手にクラウドと同期をとってくれます。(GoogleDriveはクラウドドライブのマウントだけですが)。
Ubuntu 16 はデスクトップ用なので、サーバー用途には本質的には向いていないのかもしれませんが、GUIメインで操作できるとなんだかんだいってラクチンで、結局時間の短縮になります。
Macからだと、リモートデスクトップでかんたんにUbuntuに接続できるというのもあります。


・Samba(ファイルサーバー)、Cups(プリントサーバー)が使える。
・すごく安定していて、すくなくとも「とつぜん落ちる」「叫び始める」「エラーで起動ができない」ということだけは、ほとんどない。
・外付けHDDを接続したら、自動で認識して自動マウントしてくれる。
・クラウドサービスのアプリがある。
・GUIで操作が可能。
・RAIDもGUIで設定できる。
・MacからUbuntuのデスクトップにリモート接続できる(たぶんWindowsからでもいける)。
・もちろん、SSHで接続もできる。
・プリンターのドライバーも充実している。
・ただし、デスクトップ環境(Unity)はすごく重い。Fujitsu PRIMERGY TX100 S3 では、低解像度モードでも長時間作業は無理なぐらい重いし、不安定。
いちど設定してしまえば、ディスプレイもマウスもキーボードも取り外してしまうから、デスクトップのUnityが重いのはあまりぼくには関係がありません。
デスクトップ環境の挙動は確かにモッサリしていますが、SSHで繋いで中の状態を見てみるよ、機能じたいは安定してサクサク動いているようです。
Unityはそもそも重いので、グラボのない機種ではちょっとキツいみたいですね。
Xfce4などの軽いデスクトップ環境を入れるとかなり改善されるそうですが、Vino(リモートデスクトップ)が使えなくなるので、またいちいち設定するのがメンドイしそのままにしています。
 
ファイルサーバー+プリントサーバー程度であれば、Ubuntuで十分かもしれないですね。
なんだかんだいって、GUIはやっぱりすばらしい。
サーバーのプロからすれば「無駄な機能」なのでしょうけれども、GUIで操作できるだけで、そこはかとない安心感があります。

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