ありがとうDropbox。こんにちはGsuite。

「ファイルは自社内でしっかり守る」
なんてゆー時代はもうはるかかなたに霞んでしまうほど、むかしの話になってしまいまいましたとさ。
 
ぼくはSohoのWeb関係の仕事なので、パソコン内のファイルがぶっ飛んでしまうということは、恒久的な閉店休業を意味するところがあります。
ほかのことはもーわりとどーでもいーかなー、とか思っていても、ファイルの管理「だけ」はちゃんとやっておきたい。
かつては事務所内にファイルサーバーを設け、多重バックアップをとって万全を期しておりました。
 
しかしながら、いわゆるクラウドストレージというのが登場してから「社内でファイル管理」なんてゆーのはマジでハンパなくおこがましい行為に成り下がってしまいました。
Dropboxに全ファイルを預けているというのは、べつにまったく当然という感じになってきています。
「しかーし! Dropboxが倒産したらどーする!ハッキングされたらどーする!機密情報はどーなるのだーっ!」
そんな心配をしていたときもありました。
でもね、よく考えたらですね、ぼくのような在宅SOHO業者が2万円弱で立てたファイルサーバーと、Dropboxの有能で優秀な技術者たちが総掛かりで数千万ドルもかけて立てたサーバーとでは、どっちが堅牢だろう?
どっちのほうが、侵入しやすいだろう?
ぼくが倒産するのと、Dropboxが倒産するのとでは、どっちのほうが可能性が高いだろう?
そして、月額1000円と、自分で立てたサーバーにかかる手間と時間と電気代、どっちが高いだろう?
 
そんなもん、火を見るよりもあきらかなので、すかっと社内管理は手放してDropbox大明神様に全部を託すことにしたのでした。
そして月日は流れ、はや3年が経ちました。
あいかわらずDropbox大明神様にすがって生きておりますが、そこに新たな神があらわれたのでした。
 
Gsuite。
 
この神は以前「GoogleDrive」といわれていたり、「GoogleApps」といわれていました。
最近名前を変え機能も大幅に強化されて、新ローンチ(ご降臨)されたのでした。
 
Dropboxは、月額1000円で、1テラバイトまで使える。
Gsuiteの上位プランは、月額1200円で、容量は「無制限」。
無制限て!
 
Dropboxは、パソコン上のファイルとDropboxサーバーを自動全同期してくれます。
ファイルを修正したら、自動でDropboxサーバーのファイルも修正される。
なので、まったく意識せずに、毎日Dropboxでバックアップをとっているようなものです。
これはわりと、すごいことなのです。
 
ただDropboxにも、弱点はあります。
じぶんのパソコンにも、常にファイルを置いておかないといけない!
ファイルが増えれば、あたりまえですけれども、パソコンのハードディスクも圧迫されていくのです。
これを解消すべく「選択型同期」というのがあります。
指定したフォルダーだけを、じぶんのパソコンと同期をかけることができる。
便利!いいね!
そう思っていたけれど、じつはこれは、
1)わりと面倒。
2)事故が起こる。
ということが発覚したのでした。
1)については、たとえば同期していないファイルが急遽必要になったとき、わざわざブラウザを開いてログインし、ファイルを探さないといけません。
そして、それをダウンロードし、編集が終わったらアップロードしないといけません。
面倒。
そして「どれを同期対象から外したか」ということが、日を追うにつれて忘却の彼方へ。
そもそもDropboxに入れてなかったっけ?いや?入れたかな?
パソコン内にファイルがないもんだから、もーなにがなんだか、わけがわからなくなってしまう。
 
そして怖いのが(2)です。
選択型同期をしたままで、フォルダの整理のために名前を変えたり移動させたりしていると、なんということでしょう、フォルダごとどっかに消えてしまう!!!
消えちゃうのだ。
ブラウザでアクセスしても、ゴミ箱の中にさえ、見当たらない。
これだけは・・・、マジで超問題なのです。
ぼくのばあいは幸いMacのTimeMachineという機能で全ファイルのバックアップをとっていたので助かりましたが、もしバックアップをしていなかったら・・・と考えると、いまでも「おぞぞ」が走ります。
 
○ ハードディスクを圧迫する
○ ファイルが突如消える
なんとかならんもんか、いろいろ試行錯誤しておりましたところ「Gsuite大権現」が突如ご降臨なされたのでした。
 
正確にはGsuiteのサービスの一貫である「Google Drive File Stream(グーグル・ドライブ・ファイル・ストリーム / 以下GDFS)」という機能です。
これは、まぁDropboxと似たようなものなのですが、決定的な違いがあります。
それは何かというと、
パソコン内にファイルは一切置かなくてよい
という点です。
 
クラウド上のファイルは、ぼくのばあいは全部で1TB弱あります。
しかしぼくのMacのハードディスクの容量は250GBしかありません。
GDFSを導入すると、この1TBのファイルにファインダー(Windowsのばあいはエクスプローラー)から全部アクセスできるというのに、ハードディスクはスッカスカ。

こんなふうに、ふつーにファインダーでフォルダやフアイルが見えます。
もちろん、移動も名前の変更も、削除も追加も自由自在です。
フォルダ名の横の雲のマークは、ファイルがクラウド上にあることを示しています。
 

Dropboxを使用していたころはこの横棒グラフがパンパンで、もう全く余裕がない状態でした。
しかしGDFSを入れてからは、ParalleslDesktopでWindows10も入れた状態でも、こんなにスッカスカ。
さわやか〜。
 
つまりどういうことかというと、あたかもパソコン内にファイルがあるような操作感で、Googleのサーバー上のファイルを閲覧編集追加削除できる、ということです。
この場にファイルがあるように見えているけれども、じつはGoogleのサーバー上に、すべてのファイルがある。
 
でもってすごいのが、ネットのない環境でも、利用ができるのです。
ネットが切れる前に、ローカルに置いておきたいフォルダを右クリックして「オフラインで使用可能にする」にチェックを入れておくのです。
そうすると、該当フォルダの中身がダウンロードされて、パソコン上で作業ができます。
で、ネットがつながったら自動で同期してくれます。
つまり、Dropboxとまったく同じ使い方ができるのですね。
ぼくのように基本ネットがある環境でしか仕事をしない場合は、オフライン使用をオフにしておけば、「まったく」ハードディスクを圧迫しません。
 
問題があるとすると、以下の点ぐらいです。
1)とはいえさすがに、ほんとうにローカルにあるファイルを編集するよりは、開いたり保存したりするのに時間がかかる。
2)Mac独特の「バージョン履歴保存」にはまだ対応していない。
3)最初に1TBちかい全ファイルをアップロードするときには、まる2日ぐらいかかった。
 
1)については、さほど気にならない程度です。重たいPhotoshopファイルなんかを開くと「あれっ?フリーズした?」って思うときがありますが、といっても通常よりもちょっと時間がかかる程度です。結果、いまのところ特に支障はきたしていません。
2)については、ぼくはこの機能を使っていないので、いまのところスルー。
3)については、これはもう、しょうがないよね。Dropboxでも似たようなもんです。
 
いまのところ全く問題なく使えています。
が、ぼくのように古臭いオジサンは、こう思っちゃう。
「Googleドライブ上にしかファイルがないなんて、なんか心配・・・」
どっかにバックアップできないんだろうか?
 
ほんとにもう、お前なんかよりGoogleさんのほうが、何千倍もシッカリしてるっつうの!
・・・ってことは十分わかっていても、「安心がしたい」のですよね。
わかった、わかったよ、メインはクラウド上においておくから、でもお願い、どうにかローカルにもバックアップさせて!
1回だけでもいいから!
 
こーゆーときにMacだと、Linuxで昔からある「Rsync」でバックアップがとれるのです。
GDFSは、ようするにクラウドドライブを外部ディスクとしてマウントしている、ということなんですね。
だからこの外部ディスクの内容を、Rsyncで外付けのHDDにでもバックアップしてしまえばいい。
そしてこのRsyncをAutomatorでアプリ化してMac標準のカレンダーなんかに登録しておけば、「毎週月曜の夜2:00に全同期」とかいうこともできます。
この設定をしてしまえば、寝ている間にMacちゃんが勝手にGDFSの中身を全部「実ファイル」としてHDDに同期してくれるので、心理的にとても安心ができます。
まぁ・・・1TB近い容量をRsyncすると、最初だけはそれこそ2〜3日かかっちゃいますけどね。
それ以降は、たぶんほんの数分でいけますが。
(このへんの詳しい使い方はまた後日書きたいと思います)。
 
いやほんとに、世の中って進化してますなあ。
「ファイルはもう、持たない時代」
になってきたのです、ほんとうに。
パソコンがぶっ壊れたらそれこそ「真っ青」になっていた時代が、もう懐かしいくらいですね。
 

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