心のストレッチも、気長にいこう。

なるほど、よくわかった。

自律神経失調症の症状がないからといって、外出恐怖が消えるということではない。

 

先月に大風邪をひいていらい、外出恐怖が戻ってきてしまっています。

そりゃまあ「決死の覚悟で」行けば、行けないところは基本的にないです。

しかしそういうことをすると、また数ヶ月、強烈な恐怖にさいなまれるようになる。

ぼくはそういうことをたぶん、もう100回ぐらい繰り返していると思います。

だから断言する。

外出恐怖で悩んでいるひとがいるかもしれないけど、そういうひとはべつに甘えているとか、気が抜けているということではない。

むしろ逆だ。

ほんのちょっと出歩くことに、異常に気合を入れすぎなんである。

 

ぼくのばあい、じつはトリガーは「目的」なのです。

たとえば、郵便ポストに手紙を出しに行く、コンビニに電池を買いに行く、郵便局にお金をおろしに行く、そういった「目的」があると、異様な恐怖感に苛まれます。

しかしそんな目的が一切なく、ただの散歩であれば、郵便ポストにも、コンビニにも、郵便局にも全然いけます。

だいたい毎日8,000歩ぐらい歩いているから、歩く距離が問題ではないということです。もちろん体力の問題でもない。

目的性。

これがぼくに、二の足を踏ませるのです。

おそらく「失敗してはならない」というような、強迫観念があるのだと思います。

いまから遂行しようとしている目的を、かならず完遂しなければならない。

そんな観念が強すぎて、余分に緊張をするのでしょうか。

ぼくはちょっと変態的に目標にこだわるところがあって、たとえば「一日一万歩を連続100日」などという目標を立ててしまったら、熱が出ようが腹痛だろうが、やってしまうところがあります。

どのような無理をしてでも、目標は達成するべきである。

そんな怖い感情が、ぼくのなかにあります。

 

なぜそうなったか、ということは、ちょっと難解なのでいったん置いておこうと思います。

それよりも、「そういう性質をどのように利用するか」ということを、考えていこうと思う。

 

今月のアタマから、筋トレを続けています。

これもじぶんの性格を利用して、カレンダーを作成しました。

各日に行うメニューを記載し、完了したら赤鉛筆で塗りつぶしていく。

そのメニューも、絶対に無理のないものを、よく考えて記載しました。

そしてその紙を、目につくところの壁に貼っています。

そうると、案の定でした。

もう4週目に突入しましたが、一回もサボっていません。

そして予定通り、筋力はアップしていますし、イヤになることもありませんでした。

ざまみろ。

じぶんの性格を逆に利用してやったんだ。

 

外出恐怖についても、これでいこう、と思いました。

ぼくの性格のわるいところで、「何事も早く達成しよう」という焦るココロがあります。

今回、それは封印しようと思う。

筋トレのメニューと同じように、日々の目標を、自分が想定しているものよりかなり低いものに設定しようと思うのです。

しかし、そのかわり、それは絶対に達成する。

心配しなくても、ぼくは無理をしてでも達成しようとする、かたくなな性格を持っています。

だから計画さえ立てれば、ぼくは絶対に達成する。

このことについては、今回の筋トレトライアルによって、非常に強い自信がつきました。

だから無理のない自然な目標さえ立てれば、絶対に可能であると思うのです。

 

考えてみれば、ストレッチだってそうなのです。

ただ漫然とストレッチをしたって、あまり曲がるようにはなりません。

かといって、きゅうに無理をしてバキっとやると、必ず筋を痛めて、かえって以前より固くなってしまいます。

しかし、日々どこまでやるかを無理のない範囲できちんと計画して、毎日つづければ、必ず筋肉は柔軟になっていきます。

 

外出恐怖だって、まったく同じだと思うのです。

対象が、筋肉か、ココロかの違いだけ。

外出が怖いというのは、ココロが「筋ちがえ」「怪我」をしているのだと思うのです。

だから無理をすれば、ココロがまた怪我をして、かえって以前より硬化してしまう。

筋肉と、まったく同じ反応をするのです。

ぼくはこれを、飽きもせず、何度も何度も繰り返してきた。

これからは、筋肉に対して行うように、高すぎない目標を立て、それを必ず達成していくようにしようと思います。

それを継続すれば、きっと「伸びてくる」。

こころが、伸びてくる。

 

あきらめない。

それはなにも、アニメや映画のヒーローのように、泣きながら悲劇的に頑張ることだけではないと思います。

あとほんの一歩だけ、ほんのすこしだけ頑張ることを、ながく、ながく、ながく、ながく、続けていく。

短気を起こさずに、粛々と、粛々と、粛々と、粛々と、つづけていく。

これだってりっぱな努力ですし、むしろぼくは、これこそが「ほんものの努力」だと思う。

 

テコの原理なんだ。

強いちからがほしければ、支点から大きく距離をとって、弱いちからで、距離をつかって動かすしかないのです。

自動車でも、4速よりも1速のほうが、パワーが強い。

速いちからには、ほんとうは、パワーがないんだ。

 

気長に行こう。

こころのストレッチも、筋肉と同じように、無理をせず、休み休み、でも必ず、続けていこう。

 

 

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