「手で書く」と、イライラがおさまる不思議

紙の手帳を使うようになって、気がついたことがあります。

すこしだけ、気が長くなってきたかも。

 

仕事ではほぼ100%パソコンを使うようになってから、もう15年くらい経つでしょうか。

手で文字を書くよりも、キーボードで打つほうが、圧倒的に早くなってしまいました。

スマホやタブレットもあることだし、とくに最近は「手で文字を書く」ということを、ほとんどしていません。

久々に手帳に文字を書いていたら、手が異様に疲れます。弱ってますねえ。

 

弱っているのは手の筋肉だけじゃなくて、アタマ(脳)もそうなんじゃないのかな、と思うのです。

パソコンやスマホばかり使って文字を打っていると、すごくイライラするようになるんですよね。

どういうわけか、異様にせっかちになる。

そもそもの話、イライラっていうのは脳機能の低下なんだそうです。

脳の上等な部分が弱ってくると、感情的で攻撃的になってしまうんですね。

せっかちで怒りっぽい人っていうのは、パワーが強いとかじゃなくて、ただの「バカ」である可能性もあるわけです。

 

さもありなん、と思います。

手で文字を書いていると、徐々に自制心が効くような感じがあります。

「待つ」ことが苦痛でなくなり、すこし気長になってくる。

というよりも、キーボードで文字を書く習慣が根付いてしまうと、短気になっていくんですよね。

それはすごく実感があります。

そういう研究は、けっこうあるようなんですよね。

https://www.zebra.co.jp/handwriting/kakikata/shoji/shoji.html

「ITボケ」や「ゲーム脳」なども、この手で文字を書かなくなった私たちの生活が少なからず影響しているようです。パソコン等での作業に慣れきってしまうと、脳の活動が低下してしまうことはよく知られています。パソコンやゲームを長時間続けている人の脳波は、「痴呆」と同じ状態になっていると指摘される点からも、「書字」の大切さがうかがわれます。

 

で、思ったんです。

ぼくのパニック障害は、ITボケの一種なんじゃないか

って。

シリコンバレーにはIT技術者が非常にたくさんいるけれど、シリコンバレーにおけるパニック障害者の比率は、アメリカの中でも群を抜いて高いという話を聞いたことがあります。

彼らは最新の技術を競争の激しい世界で日々競い合っているわけだから、ストレスが多いというのが大きな理由だとは思います。

しかし案外、それに加えて「手で文字を書かない習慣」ということだって、関係しているかもしれないな……と思ったのです。

ぼくがパニック発作をはじめて発症したのは、パソコン作業をガッツリやる仕事についた1ヶ月後でした。

 

「手は外に出た脳」といわれます。

だから手や指をよく使えば、老人でも痴呆症にならないと言われています。

キーボードを叩く作業と、手で文字を書く作業と、どちらがよく手や指を使っているか。

もちろん圧倒的に、手書きのほうなんですよね。

線の連結、交差、はね、とめ、大きさ、位置の特定、力加減など、非常に繊細で複雑な能力が必要です。

文字を書くには、じつはかなりの「器用さ」が必要なんです。

しかしいっぽうキーボードでは、器用さなんか全く必要ありません。

力加減も全然関係なくちゃんと文字が打てますし、微妙なタッチが必要ということもありません。

「手と指」は、あまり使っていないのですね。

 

ただボケちゃって、イライラしてるだけなんじゃないか。

そんな気がして、ならないのであります。

ストレスガー、ホルモンガー、性格ガー、トラウマガー、神経ガー、まるでアヒルみたいにガーガーガーガー言っているけれど、じつはただ単に、ボケてたりして。

ITボケして、バカになってるだけだったりして!

 

ありうる!

ありうるなあ。

便利すぎるんだよ、なんでも。

難しい漢字を思い出すことも、なくなった。

何かを知りたかったら、考える前に、検索してしまう。

加えて、キーボードばかり叩いて、手でなにかを書かなくなった。

こんなもん、アホになってあたりまえやろうも!

 

なーにが、ボクってばナイーブで神経質で……じゃ、コラ。

じゃかましいわ。

筋肉と一緒で、アタマも使わなくちゃ、機能不全に陥るんですよね。

妙な不安、いらいら、恐怖。

そんなのもじつは、若ボケの症状かもしれませんよね。

脳の機能が、低下しちゃった。

ちなみに運動不足でも脳の機能はガクーンと落ちてしまうんですって。

いちにちじゅうパソコンの前にすわって、キーボードやスマホ、タブレットをポチポチ、ナデナデ。

バカになれる要素がてんこ盛りじゃねえか。

 

神経質ってじつはただのバカである、という学説もあるんです。

神経質なのは、あたまがわるいから。

運動をしない、からだを鍛えない、文字を手で書かない。

ばかになって、神経質にならないほうが、むしろ不思議かもしれませんよね。

あたまの良さって、理屈っぽさとか、記憶力だけを言うんじゃないです。

むしろそれはあたまの良さのほんの一部分だし、学校教育という狭い世界だけの話。

感情をコントールできることこそが、ほんとうの意味で、あたまが良いことなのです。

 

日頃から、もっと手と指をちゃんと使おう。

そうだ!

……写経でもするか。

 

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