物欲は生きるチカラなのだ

自律神経がおかしいだの、男性更年期だの言ってたのは、まあ結局やっぱり「ウツっぽくなってた」っていうことなんだと思います。

まあ考えてみれば、パニック障害から外出恐怖症になって、ほとんど外出せず家で仕事ばっかりしていたら、そりゃウツっぽくもなるっつーの。

あたりまえじゃ。

 

おそらく最近、徐々にそれが治ってきていると思うんですね。

今までの経験上、ウツっぽいのが治ってる「サイン」があります。それは、

物欲が高くなってくること。

 

何を考えているかなんて、もうどうでもいいんです。

だいじなのは、じっさいの行動です。

モノを買うようになった。

これが出てきたときは、だいたい調子がいい証拠ですね。

 

ぎゃくに、ヤバいときはこの逆です。

断捨離とかミニマリストとか言い出す。

それを志した理屈なんか、どうだっていいのです。

「モノがほしくない」

「ほしいモノがない」

「捨ててスッキリしたい」

こういう心情になっていることじたいが、たいへん危険なサインだなと思います。

 

断捨離やミニマリストには、当然ちゃんとした理論背景はあります。

そしてメリットも、もちろんあります。

しかしそんな「付属品」は、どうだっていいのですね。

「なぜ、断捨離しようと思うのか」

この中央部分のパッションにまず注目するべきだと思います。

 

多くの場合、欲が低下してしまっているんですよね。

「欲しがる」という、粗いけどプリミティブな、下位の欲求が弱くなってしまっている。

「下位の欲求」というと、なんだか下等で良くないことのように感じる場合もありますが、絶対にそんなことないです。

建物と同じで、「下の方こそ強い」からこそ、安定することができる。

性欲とか、食欲とか、物欲とか、征服欲とか。

そういった低次の欲求が強いということは、生命がしっかりと立ち上がっている証拠です。

人間のココロはピラミッド型をしているから、これらの下位の欲求が弱くなってくると、必然的に上位の聖域も小さくなってしまう。

中途半端な仏教系・ヨガ系のスピリチュアルに限って、欲を制止することをすすめたり、欲が少ないことを褒めたり、欲から離れることを推奨します。

これは、絶対に間違えている

欲は減らしたり消したりすることが重要なのではなく、これをコントロールするチカラを持つことが重要なのですよね。

つまり、大脳の上等な部分を強化すること。

欲そのものを消し去ってしまうと、コントロールする能力も一緒に消えます。必要がないから。

いちばん偉大なのは、強大な欲望を持っているにもかかわらず、これをうまくコントロールしたり、昇華したりすることができる人です。

修行というのは、このコントロール能力を磨き上げることに他ならない。

欲望という生命エネルギーの火を消して、小さく萎縮してしまうなんて、それは修行ではなく殺生です。

生きるチカラを、殺しているから。

堕落とも言える。

 

物欲が旺盛なのは、原則として良いことなんだと思います。

なのに物欲が強いことを最近はなんだか悪いことのように言う人も増えてきました。

断捨離とかミニマリストとかいう言葉をつかって、ひとの生命力を殺しにかかる人が増えてる。

捨ててスッキリ、そんなのあたりまえじゃないですか。

でもその快感は捨てた瞬間がピークで、そのあとは徐々に減っていきます。

だから断捨離をはじめると、高い確率で「捨てる中毒」に陥っていきます。

さらなる快感を求めて、捨てることがやめられなくなる。

アル中になるメカニズムとまったく同じです。

モノを捨てれば人生が好転する、病気が治るなど、ナメるにしてもひどすぎるんだ。

迷信を通り越して、邪教といえる。

んなわけあるか。 そんなもん、ほんとうにマジで全く関係ねーわ。

 

むしろ、モノをガンガン捨てるようなヒトは、人のことも平気で捨てるよ。

思い出の品もガンガン捨てるようなひとは、人のことも平気で捨てるよ。

気をつけろ!

孤独のほんとうの恐ろしさをまだ知らないから、そんなことができるんだ。

全部糸が切れてしまってから後悔しても、もう遅いんだぞ。

ひととのつながりは、いくらカネ積んだって復活できないんだぞ。

人間は、ひとりではたいしたパワーはないけれど、つながっているからこそ、地上最大ともいえるパワーを持ってる。

ひととのつながりが多く、太い人ひとこそが、ほんとうに強いひとだ。

このつながりをバッサバサ切り捨てるというのは、自然の摂理に反してる。

代償行為と問題解決を混同してはいけないんだ。

 

欲は抑えつけても、否定してもいけない。

欲が強いことを、むしろホコリに思おう。

嫉妬心が強いのは、いのちが強い証拠でもある。

嫉妬や怒りがわるいわけではなく、嫉妬や怒りは苦しみを生みやすい、というだけの話なんですよね。

これは、説明文なんだ。

「苦しみを生むから、嫉妬や怒りを捨てましょう。そすれば、苦しみは生まれないから。」

というのは、バカがいうことだ。あたまわるすぎるだろうが。

なんでそんな無茶いうねん。

そうじゃないよねえ。

「嫉妬や怒りは苦しみを生みやすいから、そんな状態にならないよう、うまいこと、いのちのエネルギーをコントロールしましょう」っていうことを言ってる。

だれが捨てろとかいうたんじゃ。

幼稚過ぎるやろうが。

 

欲が多すぎるんじゃない。

コントロールする練習が、すこし足りないだけですね。

 

 

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