そりゃあ、そうなんじゃないの。

パニック障害や自律神経失調症を患っていると、

「わたしの神経は、おかしい」

と思いがちです。

 

まあ、確かにおかしなところもあかもしれないけれど、客観的に自分がやっていることを記録してみたら、じつはおかしいのは神経じゃなくて「やっていること」のような気がしてきました。

最近つねづね思うのが、パニック発作って一種のアラートなんじゃないか、っていうことなんですよね。

ぼくの場合は「動いてくれ!」っていうサインのような気がする。

 

ぼくの長所でもあり、欠点でもあるのが「集中しすぎてしまう」というところです。

最近仕事は午前中いっぱいで終わらせるようにしているんですけど、そのせいで午前中が「あっという間」に終わってしまうんですね。

これはどういうことかというと、それだけ集中してしまっている、ということです。

記録してみると、全く休憩を挟まずにパソコン作業を3〜4時間ぶっ通していることがあるんですね。

 

「なんか最近、息苦しくなることが多い。肺気腫ではないか」

「立ち上がると、あたまがふらつく。脳梗塞ではないか」

「とつぜん動悸がする。心筋梗塞ではないか」

 

じゃかましいわ。

 

50歳も目と鼻の先に迫ってきたオッサンが、3時間も4時間もほとんど休まずにパソコン作業をしたら、そんなふうになるわいや。

なにを、神経とか脳とか循環器系のせいにしとるねん。

この解釈には、だから「傲慢」が含まれていると思うんですね。

「わたしが【している】ことには、おかしなことはないはずだ」

そんなふうに思っているから、「神経がおかしいんだ」っていうことになる。

いわば、自分の間違いをひとのせいにしているような感じですよね。

 

最初にパニック障害を発症したのは、36歳でした。

もともと営業の仕事で外回りが多かったのですが、配置換えで内勤が多くなった時期でした。

で、けっこう重たいプロジェクトを動かしていて、パソコンで慣れないプログラムを連日連夜書くようなことをしていたのでした。

で、けっこう遅くまでやるくせに、週に3〜4回、遅くまで飲みに行ったりする。

「よく飲む会社」でもあったんですね。

で、ときは真夏。

深酒をした翌日、仕事が早く終わったので退社して(勤務時間は自由だったのです)、午後2時ぐらいに最寄りの駅を降り、家まで歩いている最中でした。

するときゅうに、あたまがフラーっとなって、貧血のような状態になったのです。

で、手足が痺れるような感じがある。

動悸が激しくなる。

ぼくはそれまで、そのような感覚を持ったことが一回もありませんでした。

だから、こう思ったのです。

「死ぬんじゃないか」

なんとか家にたどりつき、嫁さんに救急車を手配してもらった。

病院に搬送されて、あれこれ検査されて、お医者さんが一言。

パニック障害ですね

 

この一連の流れを見ていて、ぼくは思うのです。

あの貧血のようなめまい、動悸、しびれなど。

軽い熱中症だったんじゃないの?

前日も、その前の日も、連日深酒をしていたんですね。

寝不足、飲酒。

こんなもん、脱水症状になったって、なんにもおかしくないのです。

加えて、慣れない仕事で疲労も溜まっていた。

ちなみに、今でも暑いのが苦手なのはその当時の「恐怖」が「暑さ」と紐付いてしまっているから、というのもあると思うんですね。

 

このような感じで、客観的に自分を見てみると、「そんな症状が出てあたりまえ」のようなことを、けっこうしているな、と思ったのです。

もともと体力や忍耐力もあるほうだったので、それが裏目に出てしまったところもあります。

丈夫なので、案外「もってしまう」ところがあるんですよね。

だからつい、無理をしてしまう。

いや、もっと正確にいうと「じぶんの体力に甘えて無理をして、カラダからの微細なメッセージをガン無視する傾向がある」。

競馬馬みたいなんですよね。

いったんゴールを定めると、それ以外に全然目が行かなくて、突進してしまう。

 

こう考えていくと、やっぱりパニック発作や自律神経失調のような不具合というのは、じつは「当然の帰結」のような気もしてきました。

今でこそ飲酒はやめていますが、かつては大酒飲みでしたし。

これはまた別途書きますが、仕事の忙しさにかまけて家の掃除をしていない時期も長かったです。

ぼくはもともとハウスダストや動物の毛の軽いアレルギーがあって、呼吸器系にはあまり障害は出ないのですが、粘膜が腫れる傾向があります。

ホコリの多い場所に長時間いると、からだ全体に軽い炎症のような症状が出るんですね。

これまた、自律神経の失調を引き起こす刺激でもあります。

 

ものごとは、なんでもそうらしいんですよね。

自分自身がちゃんと見えていないと、何事もうまくいかない。

客観的に見てみたら、パニック障害とか自律神経失調とかを引き起こすようなことを、案外「ちゃんと」やってるんだよなあ。

そういう意味では、神経の問題というよりも「生活習慣病」といえるのかもしれないです。

なにをしたって治らない、っていうのは、「習慣行動」を変えていないからじゃないか。

そんなふうに思ったりします。

 

 

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