まずは、内臓を元気に。

風邪なのかどうかわからないけど、昨日よりはずいぶんマシになってきました。

熱はいまのところ、下がっていますね。

 

きのうはあまり食欲がなく、おかゆと味噌汁、たくあんと梅干しというお坊さんみたいな食事をしていました。

そうしましたら今朝はどっさり便が出て、なんかカラダが軽くなったような気がします。

もともと便秘ではないんですが、なんていうか「溜まってたやつ」が出たような気がする。

 

パニック障害や自律神経失調症を患っていると、いろんな情報が入ってくるんですよね。

神経にはビタミンCがいい、ビタミンB2がいい、亜鉛がいい、マグネシウムがいい、GABAがいい、良質のタンパク質がいい、などなど。

そういったものは神経の修復をしたり、情報伝達をスムーズにしたり改善したりするので、そういうのを摂取するといいですよ、というのですね。

おそらく、それはきっと正しいんだと思います。

 

でも今朝はふと、思ったんですよね。

「その食べたものを、だれが神経などの補修材料に加工してくれるんだ」

タンパク質やミネラルなど、それはたしかに、必要な材料なのだとは思います。

でも神経はタンパク質でできているとはいえ、豆腐でできているわけではないのです。

神経や血管が、ビタミンCでできているのではありません。

食べたものは「患部そのもの」ではないのですよね。

胃や腸、腎臓肝臓膵臓胆嚢などの諸機関の鋭意努力の結果、修復に必要な部品に調合し、それを血管にのせて運び、患部へ配送する。

うなぎの蒲焼が、そのまま流れていくわけではないのです。

 

だから、いくら「良い」と言われているものを食べたとしても、内臓諸機関が疲労困憊していたら、あんまり意味がないのかもしれないな、と思ったんです。

普段から脂っこいもの、味の濃いものを大量に食べていたら、内臓は疲れてしまいます。

そうなると、必要な部品を作り出す効率が極端に落ちたり、あるいはできなかったりするかもしれない。

 

だから体調を崩したときは、食欲が低下するのかもしれませんね。

栄養学的な観点で見れば、体調がわるいのなら必要な栄養素をしっかり摂取すべきだ、ということになります。

だから無理してでも食え、という話にもなる。

しかしじつは、からだのほうがアルゴリズム的に「賢い」のかもしれません。

必要な部品を効率よく生成するためには、内臓諸機関、なかでもとくに消化器を先に修復しておくほうが、アルゴリズム的に正しいです。

いまから布地を大量に織ろうといって糸をたくさん仕入れたものの、肝心の機織り機が壊れていたのでは、意味がありません。

だからからだは、まず機織り機=消化器を修復にかかるのかもしれません。

いったん食うことを制限して、内臓を修復し、フルパワーに調整する。

風邪が治りかけると異様に食欲が増すことがありますが、これは内臓のパワーが復活して「いまから材料を一気につくろう!」ということなのかもしれません。

それまでは、脂肪や肝臓などに蓄えておいた「非常用材料」でなんとか凌いでくれていたのだと思います。

 

そう考えると、やはり風邪をひいた時だけではなく、日頃から消化の良いものを食べて、必要以上に内臓を疲労させないようにすることが必要なのかもしれません。

しかし、普段からおかゆばっかり食べていたら、元気がなくなってしまうのではないか、必要な栄養素が足りないんじゃないか、という不安があります。

しかしこの件については、「雲水 VS 自衛隊」の勝負で、回答が出ているようです。

 

雲水というのは禅寺の修行僧のことですが、彼らは普段から精進料理しか食べていません。

いっぽう自衛隊員は栄養学にもとづいて、しっかり肉や脂肪も摂取してトレーニングもしています。

自衛隊の部隊が禅寺で1週間ほどの坐禅修行に来たときに、修行の一環で廊下の雑巾がけを雲水たちと一緒にやったそうです。

べつに勝負ということではないのですが、同時に全員で掃除をしていると、やはり自衛隊の隊員のほうが圧倒的にスピードが早かったのだそうです。

しかしそれは初日だけで、徐々に隊員は体力を喪失していって雲水にらくらくと抜かれてしまい、結局ほとんどの日程で雲水たちのほうが精力的だったのでした。

まずは掃除という行為に雲水のほうが慣れていて、体力配分も上手だったということがあります。

そして何より、修行で毎日、肉のない少量の精進料理ばっかりを食べ続けたことで、自衛隊員たちは体力を喪失してしまったのだそうです。

 

つまり「慣れ」によって体質は変わる、ということのようです。

「肉を食わなければならない」というのは一種の迷信で、食わなければ食わないなりに、からだのほうがそれに適したメカニズムに自主変更してくれるようなのですね。

まあ、そりゃあそうです。

そうじゃないと、この世界の全人類が、栄養学に合致した食事をしなければならないことになります。

先進国以外はみんな栄養失調で病気をして体力を喪失し、死んでいかなければならないことになります。

でも実情は、そうではありません。

毎日なんだかよくわからないイモのようなものしか食っていない民族もいれば、くだものしか食っていない民族もいたり、アザラシの肉しか食っていない民族もいます。

みんな原則、「そこにあるもの」だけを食って生きていて、そのくせに先進国のひとよりもかなりタフで健康なひとも多かったりします。

人間は、自称先進国に住むぼくたちが想像しているおそらく100倍から200倍ぐらい、順応性があるんだと思います。

だから、肉を食わなければ食わなくて良いカラダに、わりと短期間で変更されていくのかもしれません。

 

もちろん無理は禁物だと思います。

ぼくは以前、突如菜食に目覚め、一時期断食のようなことも並行したことがあります。

しかしそんなことをしていたら、低血糖になってぶっ倒れそうになったこともありました。

急に極端なことをするとただ苦しみが増えるだけで、あんまり効果はありませんでした。

「なれる」ためには、非常に長い時間をかけて行うのが安全のようです。

 

ふだんから食事量を抑えて、消化に良いものを摂取するように習慣を変更していこうと思います。

今はもうお酒を一切飲んでいませんから、案外菜食でもいけるのかもしれません。

お酒は肝臓の修復が必要になるので、どうしても動物性のタンパク質が必要になるみたいですね。

しかし無理はしないよう、徐々にやっていこうと思います。

 

元気になるためにはまず内臓が元気じゃないと、なに食ったって意味ねえ。

 

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