冷蔵庫という闇

我が家には、冷蔵庫が2つあります。

わりと大型のやつが。

ほんの2ヶ月前までは、3つありました。

そして本日、冷蔵庫は1つだけになります。

 

一人で住んでいるころはもともとは1つだけだったのですが、同居するようになって両親が前の家から持ってきたのですね。

両方ともちゃんと「生きてる」ので、なんか捨てるのももったいないかな、というのもありました。

もうひとつは仕事場にあって、これは小型です。

一時期家を離れて一人暮らしをする必要があったときに、中古で買ったものでした。

この冷蔵庫は娘が一人暮らしを始めるにあたって、我が家から出ていきました。

だから現在は、大型の冷蔵庫が2つある、ということです。

 

家族4人でも冷蔵庫ひとつでやっている家はたくさんあると思います。

なのに、なんで冷蔵庫が3つもいるねん!

ましてやここ最近はぼくと親父の二人しかこの家にはいないのに、2つも必要なわけがないのですよね。

 

かなりヘタってきたので冷蔵庫を買いなおすにあたり、このさい整理して1つにしよう、ということになりました。

そこで現在の冷蔵庫から中身を引っ張り出したのですが、もうほんとに、なにやっとんねん!

われながら、ひどい「いい加減さ」に辟易しました。

 

・サトウのごはん
・缶詰
・真空パックのナッツ類
・レトルトカレー
・醤油
・昆布などの乾物
・香辛料
・うめぼし
・はちみつ
などなど本来冷蔵する必要がない、あるいは冷蔵すべきではないものたちが、冷蔵庫に大量に入っていました。

とくに2つある冷蔵庫のうちの片方は、そんなもので溢れかえっておりました。

ていうことはアレだ、この冷蔵庫は「電気代を食う戸棚」と化していたのだな。

 

それだけなら、まあまだ良かったのです。

これら冷蔵する必要性のない物資たちのうち、半数近くが「賞味期限切れ」でした。

カッピカピになったチーズには、カビが生えたりしているものもあります。

そしてまた、冷凍庫もひどい有様でした。

いったいいつ冷凍したのかわからない、もはや永久凍土化した肉片やバナナ、菓子パンがいくつも出てきて、なかには完全に賞味期限切れのレトルト食品なども出てきました。

それらのうちのいくつかは、両親が我が家にやってきた「10年前」に見覚えがあるものも。

なんやねんな、これは!

ていうことはアレだな、この冷蔵庫は「電気代を食うゴミ箱」だったのであるなあ。

 

なにやってんだようー!

もうー!

そりゃあ、冷蔵庫2ついるわ!

それでも手狭だなあ、とか言うわ!

 

っていうか、「あるから、入れちゃう」ってのも、あるんですよね。

余裕があるから「とりあえず」入れとこうかな、みたいな。

で、それがほんとうに「とりあえず」というテンプテーションで済めばまあ、まだいいです。

「とりあえず」じゃないんだもの。

永久凍土化してるんだもの。

 

なにが「節電」「節約」じゃあボケ。

ゴミをいっしょうけんめい冷やしているくせに、環境がどうのこうのエラそうにヌカすな。

俺が。

 

いやもうほんと、断捨離とかなんとか、じゃかましいっつうの。

そんな高度で耳あたりのいいことに手をだすまえに「あたりまえのこと」をまずちゃんとやれ。

断捨離というのは、本来はもっと高度なことなんですよね。

冷蔵庫にゴミみてえなものを抱え込んでいるようなやつが手を出していいイデオロギーじゃないよね。

 

基本的なことをちゃんとやらずに格闘技をやったら大怪我するのと同じで、基本的なことをきちんとできてないやつが断捨離とかに手を出すと、大怪我をすると思う。

聞くところによると、断捨離にハマった頭の弱いOLなんかが必要な家電製品まで捨てだして、しまいには彼氏の持ち物まで捨てまくるという完全に「イッてしまった」行動に走ることがよくあるのだそうです。

彼女はもう、断捨離をしているのではないのですよね。

「捨てる快感」のジャンキーになってしまっただけです。

あるいは、捨てるという行為の強迫神経症になってしまっただけ。

 

これは、いるのか、いらないのか。

これは、いつまで、保管しておくのか。

この判断は断捨離とかそんなカッコのエエ高度なことではない。

ただの「整理」です。

整理もろくすっぽできんものが、イデオロギーなんかに手を出すな。

って、痛く痛く反省しました。

 

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