坐禅前ヨーガ

問題切り分けというか、なんでもかんでもいっしょくたにやるとそれぞれの効果が見えにくくなることもあるので、今回坐禅を続けるにあたってヨガは一切行わないことにしていました。

ヨガは以前、毎晩やっていました。

坐禅は昨日時点で97日目です。

 

坐禅90日を超えた時点で、ヨガも行うようにしてみました。

そうすると、ヨガ「だけ」をやっていたときと、また坐禅「だけ」を行っていたときとで全然ちがう、ということがわかりました。

坐禅はヨガをアクセラレートするし、ヨガは坐禅をアクセラレートする。

相互に、よい影響を与えるようなのです。

現在ぼくの中では、坐禅とヨガは「セット」になりつつあります。

 

坐禅のあとにやるヨガと、ヨガのあとにやる坐禅。

前後の組み合わせによってもまた、異なった影響があるようなのですね。

坐禅のあとのヨガは、「ヨガそのものへの集中」を助けてくれて、ヨガのあとの坐禅は「坐禅そのものへの集中」を高めてくれます。

 

ヨガ「だけ」を行っていた頃、それはおおむね4年間ちょっとという期間なのですが、残念ながらぼくが抱えている自律神経失調症やパニック障害を改善してくれることはありませんでした。

体調そのものは大変良くなっていくものの、神経や精神の安定ということには、それほどの効果はありませんでした。

しかし坐禅のほうは、これはたぶんぼくに「合っていた」ということが大きいのでしょうが、明らかに効果がありました。

神経そのものへの影響というよりは、どちらかというと「ライフスタイルの安定」ということのほうが大きいのかもしれません。

・毎朝掃除をする。
・毎晩坐禅をする。
・姿勢を正す。

こういったことが習慣化して、とくに掃除についてはハウスダストによる炎症の回避などもあって、体調の安定に強く影響している感があります。

だったら掃除だけでいいのではないか、と思いますが、それは案外早計かもしれません。

掃除を「続ける」ということ、また「めんどくさくても、やる」っていう意思の強さなどは、掃除だけではなかなか醸成されません。

「めんどうでも、多少つらくても、とにかく坐禅」っていうことを続けることが、ひいては「めんどうでも、とりあえず掃除はする」っていう気持ちにつながっていくようです。

 

それはさておき、では坐禅の前のヨガと、ヨガの前の坐禅、どっちが良いのか。

個人的には「坐禅前ヨガ」がいいな、と思います。

ヨガというよりも「坐禅前ストレッチ」っていう程度かもしれませんが。

禅やマインドフルネスでは、「肉体操練」についてはとくに言及しないのです。

禅では若干ありますが、それもたいへん簡易なものです。

坐ってから体を左右に揺らす「左右揺振」と、数回深呼吸を行う「欠気一息」ぐらいです。

あとは呼吸の方法と舌の位置、視線の位置、姿勢などの指導がある程度。

マインドフルネスに至っては、ほとんど何も言わないです。

 

ヨガやストレッチをせずにすぐに坐禅を行うと、意外と「まずい」こともあります。

ヒザを痛めてしまいそうになるのです。

ぼくはカラダがかなり柔らかいほうなのですが、それでも坐禅後にはヒザが痛むことが多々ありました。

結跏趺坐の足の組みかたが浅くなって右足の足首に非常に強い負荷がかかり、これも痛むことがありました。

日中の偏った動作でどうしても胴体が若干ねじれていることがあり、そのまま坐禅をしていると、よけいな部分に負荷がかかって痛んだりすることもあります。

またそのままだと呼吸も浅いままで、姿勢も「決まりにくい」というのもあります。

結果、あまり集中ができないというのがあります。

「ずっとやっていれば慣れてくる」ものなのかもしれませんが、事前に回避できれば越したことはないのではないでしょうか。

 

まず下半身の関節の硬さが、坐禅のすべてに悪影響を及ぼします。

そして胴体の呼吸筋の萎縮もまた、悪影響を及ぼしている。

首や肩の筋肉の萎縮は、姿勢の保持を妨害します。

これらを事前に「解除」しておくと、たいへん心地の良い坐禅タイムを満喫できます。

 

つまりは、事前に全身をほぐしておくほうが良いようなのです。

足首だけ、股関節だけなどではなく、全身の関節を、いっかいバラバラにしておく。

 

以下は、ぼくが坐禅前に行うヨガ(というかストレッチ)です。

床にすわった状態で、

・両足の指を閉じたり開いたり(10回)
・足首まわし(10回)
・両手の指を閉じたり開いたり(10回)
・両手首まわし(10回)
・前腕内側のズジ伸ばし(20秒)×左右
・肘の曲げ伸ばし(10回)
・肩の回転(10回)
・肩のストレッチ(20秒)
・三角筋のストレッチ(20秒)
・合蹠開脚バタフライ(20回)
・合蹠前屈(20秒)
・長座体前屈(20秒)
・片足開脚体前屈(20秒)×左右
・開脚体前屈(20秒)
・正座して後ろに倒れるポーズ(20秒)
・腸腰筋ストレッチ(三日月のポーズ)(20秒)×左右
・身体をひねるポーズ(20秒)×左右
・猫の伸びのポーズ(20秒)
・コブラのポーズ(20秒)
・猫と牛のポーズ(20回)
・首を前後に倒す(10回)
・首を左右に倒す(10回)
・首を左右に向ける(10回)
・首を斜め前後に倒す(10回)
・首を回転させる(10回)
・鋤のポーズ(20秒)
・下をむいた犬のポーズ(20秒)
・達人座で完全呼吸(5回)
・達人座でプラーナーヤーマ(10回)

 

を全部やってから、坐禅をする。

個人的には、上記の「順番」が大事だろうなと思っています。

で、全部やったほうがいい。

全身の関節は有機的につながっているので、部分的にゆるめても、あまり効果がないようなのです。

また、からだの末端から徐々にほぐくしていくほうが心臓とかに負担がかかりにくいのと、胴体や首をひねる、鋤のポーズなどは急にやると「いわす」ことがあるので、後半に持っていったほうがいいです。

また逆転系のポーズ(鋤のポーズ、下を向いた犬のポーズ)は急にやるとアタマがはちきれそうになることがあるので、ある程度からだを動かしてからやったほうがいい。

結局、坐禅(18分)とあわせて、30分ぐらいかかってしまうけど・・・

 

これをやってから坐禅をすると、姿勢が大変早く「決まる」感じがあります。

また結跏趺坐がものすごくやりやすいです。

脚を深く組むことができて、負荷もかからないので、シビレも少なくてすみます。

股関節が堅いまま結跏趺坐を組むと、股関節の回転をヒザが補完するようになって、ヒザを痛めてしまうのです。

そっちのほうに曲がるようにできていないのに曲げようとするから、痛めてしまうんですね。

またフトモモの上の足の置き場所も浅くなるから、テコの原理で足首にもすごい負荷がかかります。

足首をフトモモの上にのせるとき、足の先っちょだけがフトモモに乗っている状態だと、足首を壊す場合があるんですよね。

右の足首が、もはや左の太ももをとび超えて外に出るぐらいの気持ちで深く組むと、ちょうど足首がフトモモに乗って足首にも、ヒザにも、いっさい負担がかかりません。

またそうなると、骨盤がなにもしなくても立ってきて、胸や肩も開いて、ほとんどチカラを使わずに姿勢維持ができるようになります。

これをするためには、股関節がだいぶ柔らかくなっていないとできないのです。

 

毎日やるからこそ「安全」には配慮したいものです。

せっかくやっているのに、ヒザを痛めました、足首を壊しましたじゃあ、意味ないですからね。

胴体がゆるんで伸びて、股関節もしっかりゆるんで深い結跏趺坐でやる坐禅は、またひとしおです。

きもちいいから、続けられる。

 

 

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