美人病について

「美人病」というのがあるらしくて、へええ、世の中にはいろんな病気があるもんだなあ、などと感心していました。

その病気になると、どんどん美人になってくとか。

へえ、それええ病気やん、とか思ってたら「バセドウ病」のことなんだそうです。

たしか有名な禅のお坊さんでもこの病気にかかった人はいたし、そもそも達磨大師がバセドウ病だったんじゃないか、という話もあります。

 

目が大きくなってきらきら輝き、痩せていって、血行が旺盛になりお肌もきれいになっていく。

女性の場合これはもしかしたら羨ましいかもしれなくて、だから「美人病」と言われるんだそうです。

原因は甲状腺という器官の機能亢進で、甲状腺ホルモンの過剰分泌でそうなってしまうらしい。

甲状腺ホルモンは若さを保つホルモンでもあるようで、頭脳明晰・血行旺盛・新陳代謝活発のためには欠かせないものなのだそうです。

しかしこれも多すぎると、やっぱり具合がよくないそうです。

 

さておき病気に「美人」なんて名前をつけるだなんて、実際にかかっている人はかなり苦労しているはずだからちょっとセンスのないネーミングだなあとか、思ってみたり、みなかったり。

そんな他人事っぽい感じでぼんやりと症状の一覧を見ていたら、

「ヒクっ!」

となりましたね。

・食欲旺盛なのに体重が増えない、あるいは痩せていく
・異様ないらいら、そわそわ
・目が大きくなってくる
・大量発汗、暑がり
・皮膚にかゆみをよく感じる
・頻脈、動悸
・原因不明の高血圧
・ウンコの回数が多い
・手が震える(ような感じ)
・集中力の低下
・疲れやすくなる

 

待て、まんま俺じゃねえか。

 

もともとぼくは目が一重で細いタイプだったんですよね。

いわゆる、純日本人顔。

だから大学生ぐらいのころは「ぱっちりしたおめめ」になりたいなあ、なんて思ったこともありました。

しかしパニック障害をやってからでしょうかね、目が大きくなっているのです。

仲の良いお客さんたちとお酒を飲んでいる席で容姿の話になり、

「ぼくも昔から目が一重ですからねえ。二重の大きな目とかに、憧れますよ」

とポツリと言ったところ、

「何言ってるんですか。あなた、くっきり二重で、わりと目が大きいほうですよ」

「そうだそうだ」

「何それ、イヤミ?」

みたいに総攻撃を受けて、ぼくはトイレにダッシュして、鏡を覗き込みました。

 

「・・・ほんとだ。おれ、二重まぶたになってるぞ! それに目がでかい!」

 

あれ? ホラーかな?

その日はきっと目が疲れているんだ、たまたまなんだと思っていました。

しかしぼくの二重まぶたは、結局ずっと治らなかったのです。

そういえば、床屋に行ってなんとなく自分の顔を鏡で見ている時、たまに「これ、誰だったっけ……」っていう、微妙な違和感を感じることもありました。

久々に会った友人にも「あれ、おまえそんな顔してたっけ」と言われたこともあります。

なかには「アイプチした?」とか言われたこともあります。

するかボケ。男やぞ。

 

そう、ぼくは日に日に顔が変わっていっていたようなのです。

完全なる「しょうゆ顔」だったのが、いつしか「ソース顔」になっていっている。

ぼくの娘も、目は一重なのです。

母親の家系は九州系で顔の濃いひとが多いので、ラブクラフトの「ダゴン」じゃないけれども、年をとることに母系の遺伝子が発動しているんだろう、などと思っていました。

もともとどちらかといえばおとなしいタイプだったのが、徐々に気性が荒く、ラテン系になっていっているのもありましたし、遺伝子って怖いな、そーゆーこともあるんだなあ、なんて思っていました。

 

ぼくの母親は、カラダは健康なのに自律神経がおかしいです。

そしておばあちゃんも、そうでした。

原因不明の高血圧、頻脈、そわそわ、いらいらなどが続く。

そして、ぼくもそう。

健康診断に行っても、内臓的にはオールOK。

なのに心臓バクバクとか、フラフラとか、息苦しいとかあって、たまに意味不明のイライラが噴出することがあります。

腹立つことなんか、なんにもないのに!

腹立つことがないのに腹を立てている自分に腹立つ、っていう感じです。

 

ううむ、もしかしたら……と思ったのです。

そういえばぼくの母親もかなり目がパッチリしていて、二重です。

しかし前日掃除をしているときにぼくの小学生時代の写真が出てきて、一緒に写っている母親を見ると、なんと一重まぶただったのでした。

並んでたら、よく似てる。

あれ?

オカン、目が大きいと思ってたけど、おれが小学生のころは小さかったのか。

 

病気というほどではないかもしれないけど、すこし甲状腺の機能亢進があるのかもしれないなあ。

ぼくもぼくの母親も全然白髪にならないというのがありますが、それも関係あるのでしょうか。

久々に学生時代の友人に合うたびに若い若い言われていたのは、そのせいだったのでしょうか?

とくに運動をしているわけでもないのに、いくら食べても太らなくなっていったのは、そのせいなのでしょうか?

娘にもお父さんはもう50歳前なのに若くみえるね、などと言われます。

そうかなあ、ぐへへへ、じゃあお友達紹介してくれや、うへへ、などとしょうもないことを言って娘に白眼視される遊びをしてましたが、体質とか遺伝とかではなかったのか?

むむっ。

 

まあ、意味ああるかどうかわからないけど、いやたぶん意味ないだろうけど「昆布断ち」を1週間ぐらいしてみようかな、なんて思っています。

なんかヨウ素っていうのが甲状腺に関係しているらしくて、海藻類にはそれがものすごく入っているので、バセドウ病の人は海藻類を食べる頻度を減らすように言われることもあるんだそうです。

でもヨウ素を減らしたら治るか、というと、そんな確実な結果があるわけでもないらしいです。

ただうちはたいへん和食が多く「海藻頻度」が飛び抜けて多いのは確かです。

好きだから、おやつにコンブをかじってたことさえある。

一時期は昆布茶を大量に飲んでいたこともあります。

効く効かないじゃなくて、「過剰をニュートラルに」っていう意味で、すこし調整してみようとは思いました。

 

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