登山服のススメ

おわー、ええ天気!

これはもう、行くしかないでしょうが。

山へ。

 

……と思ったんだけれどもじつは今朝からなんか、自律神経の調子がわるくてですね。

こういうときに若干無理をして、へんに調子にのって頑張るとだいたいパニックとかをぶり返すので(ぼくはとんとうにこれをよくやるのです)、とりあえず外をウロウロするだけにとどめました。

山は逃げない。

だから急がなくても良い。

 

近いうちに登山を復活しようと本気で思っていて、今回は「代用品」は卒業して本式の登山グッズをちょこちょこ集めています。

そうだ、せっかくなので今日は新調した「登山服」を一式着て散歩に行ってみよう!

 

■ ズボン
Mammut Trekkers 2.0 Pants AF

■ ベースレイヤー(下着)
Millet EIRA ZIP LS

■ アウター(上着)
ファイントラック フロウラップフーディ

 

気温は10度、でも太陽はあったかい。

まずは1時間ほど家の近くを歩いてみました。

ぼくの家は神戸の山側にあってそこそこの坂、そこそこの階段ばかりで平地はほとんどありません。

山道とまではいかないけど、たとえば大阪の人がうちに遊びに来たら「うそやろ? なんなんこの坂!」って言うぐらいの環境ではあります。

だから1時間程度の散歩でもまあまあの強度があります。

 

ぼくは、驚いたのです。

ほんとうに、ものすごく、驚いた!

 

1時間も坂や階段を歩き回っていたら、3月初旬とはいえかなり暑くなります。

だからけっこうな量の汗をかきます。

そもそもぼくは人より汗っかきなところがあります。

しかし今日はなぜか、ぜんぜん汗をかいていないのです!

おわ、もしかして俺ほんとうに体調わるいのかな、汗をかかなくなってしまったのか?

と疑ったぐらいでした。

 

ちがいました。

汗はかいていたのです。

でも汗がすぐに蒸発しているので、汗をかいた感覚がなかっただけでした。

おかしいなあ、とは思っていたのです。

暑いことは暑いからです。

とくにファイントラックのアウターは樹脂製で雨合羽がわりになるぐらいのものですから、蒸れてあたりまえです。

でもどういうわけか、ある一定以上は蒸れないのですね。

これがおそらく「防水透湿」という機能なんだと思います。

そしてミレーの肌着も速乾性のもので、とくにミレーは「ドライナミック」といって汗に関していろいろな工夫をしているメーカーなんだそうです。

 

「汗をかいていない」のではありませんでした。

帰ってからいちおう着替えてみると、パンツは濡れ濡れでした。

濡れちゃったの。

パンツは木綿100%のものだったので、汗が蒸発しなかったのですね。

とくに腰のあたりは絞ってもいいぐらい汗を吸っていました。

 

「こういうことか……!」

 

身を以て、よくわかりました。

そして登山服というのは「まじめ」だなあ、とも思いました。

昨今は、機能性を大声で謳うわりにはじつは大したことがないという製品がとても多いです。

しかし上記の製品についてはまさに広告に偽りなし、ほんとうにすごい。

まあ、値段もまあまあすごいですけれども。

 

登山には速乾性の下着が良いというのは、さすがに知っていました。

なのでユニクロなどの速乾性下着で代用をしてきました。

しかし今回わかったのは、一般的な製品の「速乾」と登山服の「速乾」は、同じ単語でもまったく別物だということです。

はっきりいって一般的な下着の速乾は木綿100%とそれほど変わらないのですよね。

ちょっとベタつきが少ないかなあ、程度。

しかし登山服の速乾は、「おれは汗をかいていない」とまで思わせるものでした。

 

そこで、長年の謎が一部、解けたのです。

激しい運動をしたあと、なぜか全身がキンキンに冷えまくることが多いのです。

これは冬でも夏でも同じです。

一時期ジョギングにハマっていたときも同じく毎日異様に手足などが冷えていました。

ジョギングをしたら体調やこころの調子そのものは格段に良くなっていくのに、なぜかある日突然パニック発作をぶり返して完全に「悪化」したことがありました。

激しい運動は向いていないのではないか、とさえ考えたものです。

しかしこれは単純に「汗冷え」をしていただけなのかもしれません。

走るときはむろんトレーニングジャージで行くのですが、下着は普段のものを使っていました。

そしてこれはぼくの「ずぼら」なのですが、走ったあとに下着を着替えるということはしていませんでした。洗濯物が増えるのがいやだったし、「そのうち乾くさ」というジャンボリーな考えでした。

 

今回登山についてイチから勉強しなおしているのですが、「汗冷え」というのは想像以上に危険なのだそうです。

冬山なら凍死の可能性があり、夏山でも意識混濁など重篤な危険性もあるんだそうです。

「汗ぐらい……」という甘い考えはまさに命取りになる場合もあるんだそうです。

とくに木綿などの肌着が大量の汗で濡れ、気化熱で体温を奪った場合は自律神経にひどいダメージを与えてしまうそうです。

 

場所が山なのか家なのかという違いだけで、メカニズムは同じ。

とくに夏は大量に汗をかくので、木綿のTシャツなどを着ていたらエアコンの風が当たればそれは「汗冷え」に直結します。

ぼくはかなり汗かきのほうで、またぼくの家はかなり寒暖差が激しいです。

そういうことが関係して、日常的に汗冷えを繰り返していたのかもしれません。

そういえばぼくが生まれて始めてパニック発作を起こしたのは名古屋に転勤したときで、真夏でした。

名古屋は盆地で夏は非常に暑く、しかし朝夕は案外涼しかったりします。

汗っかきのぼくが神戸から急に盆地型気候のところに引っ越して汗冷えを日常的にするようになり、自律神経がパニックを起こしたということも、多少関係していたのかもしれません。

外回りの営業だったのですが会社やお客様の事務所は寒いぐらいにエアコンがかかっていました。

 

さて、こうしてブログを書いていても、全然寒くならないです。

いつもならいくら暖房をかけていてもあれだけ歩き回ったあとは必ず手足がキンキンに冷えていました。

汗冷え、ナメるべからず。

ぼくは個人的に、すべての自律神経失調症のひとに「登山服」をおすすめしたいです。

自律神経失調症のひとのなかには、ストレスや疲労ではなく単純に汗冷えで神経のバランスがおかしくなっている人もいると思うのです。

最近は温暖化なのか夏は異様に暑いことが多く、そのくせ会社やお店などはエアコンでキンキンに冷やしたりしています。

こんなの、汗かきさんは自律神経失調症になって「あたりまえ」かもしれません。

スーパーなんかで売っている速乾性のシャツではなく、登山用のベースレイヤーを試してみるのもアリなのではないか、思いました。

ちなみにモンベルというメーカーはリーズナブルなのに高機能な商品が多くて人気なんだそうです。

モンベルのベースレイヤは、ぼくもいちど試してみようと思います。

 

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