マスクの「やさしさ」

とうとうマスク買いました。

ほんとに「いまさら?」なのですが・・・。

我が家には、マスクがない。

 

そもそも何年も前から在宅ワークで、通勤もなければほとんど外出もしませんし、べつにいらないかなと思っていたのです。

それにマスクには感染防止効果はあまりないみたいで、マスクをしていたらコロナに感染しないということではないらしい。

そんなことよりも、こまめな手洗い・うがいのほうが、圧倒的に防疫効果は高い。

マスクには咳やくしゃみをしたときの飛沫を防ぐ程度しか意味がなくて、むしろウィルスがついた手でマスクを触ったりすることで、逆に感染リスクが高くなるという説もあります。

 

またぼくは、そもそもマスクがきらいなんです。

ああやって口と鼻を塞いでいると、なんかイキがしにくい感じがするし、なにが悲しゅうてじぶんの吐息のニオイを循環的に嗅がねばならぬのだという気持ちもあるし、「マスクのニオイ」もムカつく。

もともとパニック障害があって、マスクをする息苦しさで体調が悪くなることもあります。

だからずいぶんワイルドだけど、マスクなしで盛大に大掃除をしたりもします。

そもそもマスクが嫌いなので、もしかしたら生まれてこの方、マスクをしたことじたいが数えるぐらいしかないかもしれません。

 

……っていう、「いいわけ」はもういいかな。

と思ったんですよね。

 

あまり外出はしないとはいえ、毎日散歩には行きますし、たまにスーパーやコンビニに立ち寄ったりすることはあります。

外を歩いているひとはほぼ全員、マスクをしています。

で、思ったんですよね。

相手の立場に立ってみたら、どうだろう?

もしかして、ぼくのことが「怖い」んじゃないかな。

 

「マスクに感染予防効果があるかないか」

そんなことは、もうどうだっていい。

真実なんぞ、クソくらえじゃ。

そうじゃなくてぼくがいま考えるべきことは、たまに出会う見知らぬ通りすがりのひとの「気持ち」のほうなんじゃないか?

 

「マスクをしていない人」

このご時世そういう人を見ると、中には怖いというか、ちょっと警戒をしてしまう人もいると思うんですよね。

あいつ、ウィルスを撒き散らしてるんじゃないか……みたいなことで。

ぼくはマスクをしていない人を見ても、べつになんとも思わないんですけどね。

でも中には神経質なひともいるし、マスクをしていない人に恐怖を感じる人がいるかもしれない。

なかには、イライラして怒りを感じてしまう人もいるかもしれない。

 

だからぼくは、マスクをしようと思った。

じぶんのためじゃない、ひとの「安心」のために。

マスク、きらいだけど。

実際に効果があるかどうか、伝染るか伝染らないか、そのへんの科学的根拠はいかにとか、そんなもん、もうどうだっていいんだ。

神経質な人について「そんなの考えすぎだよ」っていう是非論も、どうだっていい。

「むだに人を怖がらせない」

これだってじゅうぶんに、世のため人のためでありますよね。

ぼくの個人的なしょうもない苦手意識や、理屈っぽくて小賢しい、どうせネットで仕入れただけの浅い疫学知識よりも、道すがらの人の「安心」のほうを優先しよう。

たかだか散歩をしたり、買い物に行く間だけなんだし。

ぼくは男の子なのである、きんたま持っとるんである、それぐらいはガマンしてあげよう。

 

ただ、不思議なものですね。

むかしはむしろマスクをしている人のほうが「怪しい」「怖い」っていうのがあったと思う。

でも今は、まったくの逆。

マスクをしていない人のほうが、人を恐怖に陥れる可能性があるんですよねー。

まことに「価値観」とは、頼りないものである。

 

 

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