歯と砂糖と喘息

なんかこう、ムネがくるしい。

熱はまったくないし、肺炎とかではなく喘息のような感じ。

っていうのが始まったのが2年前ぐらいからなんだけれども、これはあるタイミングと合致していることに気がついたのでした。

なんと、お酒を完全にやめてから、息苦しさが始まっている。

 

いままでアルコール消毒されていたノドが、お酒をやめることで雑菌が増えたのだろうか?

ということは一瞬思いつくけれど、じつはお酒にはそれほどの殺菌効果はない。

スピリットなどの強いお酒ならまだしも、ぼくがよく飲んでいたのはビールです。

たかだか5%程度のアルコールに雑菌を殺すような消毒力はほとんどない。

お酒をがぶ飲みして「消毒だー!」とかいうのは、あれは酒飲みのタワゴトなのである。

 

お酒をやめたことではなく、お酒をやめることで始まった習慣に原因がありそうなのです。

甘いものをよく食べるようになった。

酒飲みには甘いものが苦手なひとが多く、ぼくもその一人でした。

しかしお酒を完全にやめてから妙に甘いお菓子、チョコレートやバウムクーヘン、和菓子などを「おいしい」と思うようになった。

いままでそんなことはしたことがなかったのに、午後のおやつに甘いお菓子を食べるようになっていったのでした。

 

「この世から砂糖が消えたら、歯医者はすべて倒産する」

と言われているそうです。

虫歯や歯槽膿漏など、歯の病気はほとんどの場合砂糖が関与しているらしい。

そして非常におそろしいことで、歯周病は多くの病気を併発する。

歯周病になると糖尿病、高血圧、肺炎、喘息、気管支炎、肺気腫、慢性閉塞性疾患、精神疾患の発生率が優位に上昇するのだそうです。

歯の病気がほかの病気を誘発するなんて、ちょっとした迷信みたく感じてしまうけど、考えてみたら当然ともいえる。

歯茎が細菌性の炎症を起こしているということは、四六時中口の中で毒素を生み出しているということである。

その毒素は当然ノドや肺にも流れ込んでいくだろうし、血管の中にも入り込んでいくだろう。

そういったものが人体になんら影響を及ぼさないと考えるのは、能天気すぎると言わざるを得ません。

人間といういきものは、おのが口のなかで生み出した毒素によって、自ら殺されていくのである。

 

いくら神経質に手を洗い、家じゅうの掃除と除菌をし、毎日風呂に入っていても、むだである。

てめえの口のなかで、わんさか毒素を生成しているのである。

イエス・キリストはいいました。

外から人の体に入るもので人を汚すことができるものは何もなく、人の中から出て来るものが人を汚すのである。

–マルコによる福音書 7:18-23

このことを神学者は「こころ」や「行動」のこととして解釈するけれども、疫学的にも正しいといえる。

外からくるケガレよりも、じぶんが生み出すケガレのほうが怖いことは、非常に多いのですね。

とくにひとの口の中から生まれてくる毒素は、その人を徹底的に痛めつけていく。

口のなかで生まれた毒は、全身を侵食していく。

 

だから歯磨きをきちんとしなさい。

というのは、とても正しい指向性である。

しかしいっぽうで、もっと大切なことがある。

「歯周病を生み出す原因を、切り離す」

砂糖をやめるのである。

甘いお菓子を、やめてしまうのである。

 

野生動物に歯周病はほとんど見られないそうです。

だから野生動物は歯磨きどころか、口をすすぐことさえしない。

しかし人間に飼いならされ砂糖を含有したものを食べるようになった瞬間、動物でもいっぱつで虫歯や歯周病に侵されていくらしい。

考えてみたら、おかしな話なのであります。

歯というのは歯牙であり、歯牙は哺乳類にとって大事な消化器官のひとつであります。

サメとかならまだしも、人間の歯は基本的に抜けたらもう生えてこない。

それが食うものによって抜け落ちたり、ていねいなメンテナンスをしなければすぐに抜け落ちてしまうというのは、欠陥としかいいようがありません。

世が世なら「死んでしまう」のであります。

どうしてこんなことになったか、それはすべて「砂糖」のせいだった。

そもそも虫歯菌や歯周病菌というのは、ほとんどの哺乳類の口のなかに存在する常在菌の一種で、糖質さえなければなんら害のないモブ菌なのだそうです。

しかし過剰な糖質があったとき、それは猛毒を生み出すようになる。

ということは、砂糖というのはもはや「毒」と考えてもよさそうです。

虫歯菌や歯周病菌が自然界にあまねく存在する本来は無害な菌で、砂糖をとれば猛毒を生み出すというのであれば、砂糖はもはや毒としか言いようがない。

 

砂糖だけでなく、糖質というものがそもそも人間に「合っていない」可能性がある。

ふしぎに果物などは虫歯や歯周病のリスクがとても低いというのに、米や小麦など炭水化物が糖化したものはそのリスクがとても高いらしい。

ということは、本来的には人間という生き物には、米・小麦は「合ってない」のかもしれない。

ただ現代社会において砂糖を断つことは比較的容易でも、米や小麦などの炭水化物まで完全に断ってしまうのはあまり現実的ではない。

とくに日本食においては壊滅的といえる。

 

だから現実的に考えると、こうなる。

・砂糖は完全にやめる。

・米や小麦等の炭水化物は、食べすぎないようにする。

・米や小麦等の炭水化物を食べたあとは、しっかり歯を磨く。

 

糖類を食すことで、わざわざじぶんの口のなかで毒素を生み出し、その毒素によって殺されるなど、愚鈍にもほどがある。

アホすぎて、気持ちが悪いであります。

砂糖の入ったお菓子は、はっきり言って、肉食や酒タバコよりも悪いと思う。

依存性が高いという点でも酒やタバコと似たようなものである。

甘いものを食いたいときは、果物にしておこう。

そしてゴハンを食べたあとは、かならず口をすすごうと思う。

 

 

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