お酒はビタアアアっとやめられたのに、なぜかタバコがやめられない。
このことについて、思い当たることがあります。
まず、ぼくの不具合 —— パニック発作と自律神経の不調 —— については、その第一のトリガーに「炎症」があったようだ、ということです。
ハウスダストやカビ、花粉など、アレルゲンによって引き起こされる炎症反応が、パニック発作や情動発作などのきっかけになっている。
そこで徹底的に掃除をすると、回数がガクっと減ることに気が付きました。
ものすごい、ウワバミがごとき大酒飲みだったぼくが、誰に言われたわけでもなくピタっと酒をやめられたのは、おそらく酒に炎症の強化作用があるからじゃないか、と思うのです。
お酒を飲むと、炎症が強化されるんですよね。
だから怪我をしたときにはお酒は飲まないほうがいい、といわれます。
血管拡張作用があるので、炎症が強くなってしまうんですね。
炎症に対する不快感があるために、ぼくはお酒をいっぱつでやめることができたのだと思います。
いっぽう、タバコには「抗炎症作用」すなわち炎症を抑えるはたらきがあるようなのです。
血管を収縮させる機能があるので、炎症がすこしやわらぐ。
せっかく禁煙をしていたのに、飲み会に行ったらつい吸ってしまった……というのは、アルコールによって起きた炎症作用を本能的に抑えようとするからなのかもしれません。
タバコに代わる「抗炎症作用」を見つければいいんじゃないか、と思ったんですよね。
ベリー類やお魚の油にも抗炎症作用があるようなのですが、もっと身近で強力なものがあった。
みかん!
みかんの白いスジや薄皮に含まれる「ヘスペリジン」というものに、抗炎症作用があるようなのです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi1947/109/11/109_11_835/_pdf
https://tokusengai.com/_ct/17274094
風邪をひいたときにミカンを食べると良いというのは、水分と糖分、ビタミンCなどの補給になることに加えて、抗炎症作用があるからなのかもしれないですね。
炎症があるせいで思わずタバコを吸ってしまうというのなら、抗炎症作用のある食べ物で炎症を抑えてみる、というのも一手かなと思ったんですよね。
ミカンのほうがタバコより安いし、たぶん健康的だろうし。
酒にしろ、タバコにしろ、そういった「薬物」はやっぱり、遠ざけていきたいんですよね。
べつに完全離脱ということを目指さなくても、「摂取したくなる理由」のほうを駆逐していけば、そのうち自然と必要なくなるのではないか、と思ったのです。
どんなことでも意思のチカラだけを頼っていたら、なんかうまいこといかないんですよね。
ものごとには必ず原因があって、その原因を無視して「根性」だけで突破しようとすると、達成できたところでリバウンドが起きてしまう。
不自然なことをすると、不自然なかたちで抵抗反応が起こるんですよねえ。
みかん、食おう。
結構好きだし。