家の意識

台風一過、きょうはまたガッツリ掃除をしました。

万歩計を見たら、掃除だけで1万2千歩いってました。

あれだな、やっぱり肺炎とか心臓とかそういうのが悪いんじゃないんだろうな。

そうでなければ、こんなに丸一日かけて一人で大掃除をして、そのあとにブログ書いたりできるわけないもんなあ。

なーにが「なにか重篤な病気じゃなかろうか」じゃ。

 

さて、今回は冷蔵庫のウラ関係と、キッチンシンクの下をやりました。

以前もブログに書いたことがあったけど、ぼくはもう理屈とか想像とか家族が言うこととかではなくて、ぼくの「感覚」を信じることにしました。

ぼくは普段一軒家の2階で生活をしていて、食事は1階で家族と一緒にたべます。

キッチンは1階にあって、そこが食事の場所なんですけど、どういうわけかみんなでメシ食ってると自律神経の調子がおかしくなるのです。

家族のことがキライとかコワイとかではないのです。

あと調理や洗い物をしていても、具合が悪くなることが多い。

料理や洗い物は、大好きなのにです。

 

おかしい。

どう考えてもおかしい。

 

1階でメシ作ったり食ったり洗濯したりしていると、異様に具合がわるくなる。

このことについて、自律神経失調症だとか起立性障害だとかなんとか、気のせいだとか考えすぎだとか、もうそーゆー「ラベル貼り」は、やめじゃ。

ぼくの神経がおかしくなるということは、そのエリアに、なにか問題がある。

ちょっと傲慢っていうか、なんか頭おかしい系の感じがしないでもないけど、ぼくは、この感覚を信じることにしたんです。

いままでこの感覚に従って、間違ったことは一回もなかったから。

 

ニオイ、なのです。

非常に汚れて、カビなどがいっぱい生えているニオイ。

ぼくはどうやら、この感覚が鋭敏のようなのですね。

そこで今日は、かねてより「ぜったいに、えらいことになっている」と目星をつけていたキッチン周りに着手したのでした。

 

案の定でした。

も、やだあ~、最悪ぅ~、ありえなーい、と、思わずオカマちゃんが出てしまいそうになるほど、ほんとうにエラいことになってた。

確か今年の春頃に冷蔵庫のウラあたりはきっちり掃除したはずなのに、どっさりとホコリが溜まっていました。

そしてコワイことで、玉ねぎやじゃがいもを入れている竹製のカゴがあるんですけど、それには白カビがみっしり生えていました。

キッチンの引き出しからはゴキブリなどの虫の死体が何個も出てきたし、調理台の横の棚にはアブラがこびりついて異様なニオイを発し、そのアブラにホコリがへばりついてオブジェ化していました。

そして今回の本丸、キッチンシンクの下の収納部。

カビのような異様なニオイが、いつもそこから発していたのです。

中から鍋などを全部引っ張り出して、ぼくは絶叫しそうになりました。

ゴキブリのフンがどっさりと蓄積していて、使っていない鍋などにはよくわからない粘液のようなものがこびりついていました。

お、お、お、おえええええ。

あのなんともいえぬ、吐き気をもよおすようなカビくさいにおいは、どうやらこのゴキブリさんのフンだったようです。

 

ほんとうは換気扇のフードや洗濯機のウラとかもやりたかったんですが、残念ながらタイムアウト。

これらは明日以降にやることにしました。

さておき、ぼくは大反省をしました。

キッチン周辺については、もはや「汚部屋」といってもかまわない状態だったのです。

両親は結構神経質なので、目に見えるところ、つまりキッチンの壁やコンロまわり、シンクまわりはほんとうにキレイにしてくれているのです。

しかしこれに甘えていたぼくが愚かでした。

まさか食材を入れている箱がカビているとは思わなかったし、キッチンシンクの下がゴキブリさんたちのトイレになっていようとは、想像だにしていませんでした。

ほとんどゴキブリを見かけないので、完全に油断していました。

 

父と娘は、花粉症なのです。

だからあの異様なにおいに、あまり気づかないようなのでした。

ぼくは幸い花粉症がありません。

だから、気づいたぼくが掃除をするべきでした。

 

最近、これは若干オカルト系になってしまうけど、すこし思うことがあります。

家が汚れてくると、その「ヌシ」に祟りがあるのでは、という妄想です。

ぼくの家族にはいっさい問題がないのに、ぼくだけが自律神経がおかしいとずっと言っている。

それは案外、この家の名義がぼく、つまりぼくが「ヌシ」だからではないか、なんて思ったのです。

というのも、いまぼくの母親は訳あってべつの家に一人で住んでいますが、そこに住み始める前後から母親の調子が非常にわるくなり、ぼくとまったく同じ症状が出ています。

とくに内臓とかには問題がないのに、たいへん具合がわるいのです。

母がいま住んでいる家は、以前は母の妹さんの持ち物で、妹さんは亡くなってしまったので管理のために母が今は仮に住んでいます。

そしてその家はものすごくモノが多く、汚部屋寸前でした。

まず間違いなく母が受け継ぐことになるのですが、もしかしたら妹さんが亡くなって、家の意識の「矛先」が母に向いたのではないか……なーんて。

別々に住んでいて、年齢も性別のちがうのに、同じような症状が同時多発的に出ているというのが、どうも腑に落ちないのですよねえ。

 

家は、ことばをしゃべれません。

だからその家の「ヌシ」に対して、浄化してくれ、掃除をしてくれと「願う」のではないか。

そんなへんなことを、思ったりします。

家は住人の鏡であるともいいます。

ならば家にもいずれ意識というか、魂のようなものがなんとなく芽生えてきてもおかしくなはいのかな、と思ったりします。

キレイに掃除をしてあげると、こころなしか家が「よころんでいる」ような気もします。

そしてぼく自身の不調も、掃除をすると消えていく。

まあ、気のせいだとは思いますが。

 

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