ここ1週間ほどずっと、めちゃくちゃ腰が痛かった。
でも雨が上がって太陽さんが顔を出してくると、腰痛がマシになるなあ。
まあ痛いことは痛いけど、ずいぶんマシ。
こうなると、やっぱりこれはケガなのかな?
腰痛が出ているあいだは、神経の調子が安定してる。
腰痛が消えると、神経の調子がわるくなって、あたまがワーっとなったり、のぼせたり、イライラしたり、動悸がしたりする。
なんじゃそれ!
なんやねん!
まあよくわかならいんですけど、思った。
もっと自分を客観的に見ないとだめだな、と。
できるだけそうしようとしてるんだけど、やっぱりどうしても、自分のことは自分として見てしまう。
そうなると、ものごとをややこしい方向に考えていってしまうんですよね。
ふつうに考えることができなくなって、理屈っぽく、複雑に考えてしまう。
自分のことが結局いちばんわからない、っていうのは、じぶんを客観的に見ることができないからなんだと思います。
さて、ぼくは自律神経がおかしいだの、腰痛だのとグズグズ言っております。
それぞれの症状の原因について、ネットや本でいろいろ調べたり、その対策をやったりするけれども、ひとっつも治らん。
なんにも治らん。
これはたぶん、自分自身を主観的に見ているからだろうなあと思いました。
やらなくていいことばっかりして、やらないといけないことをしてないんだと思う。
自分じしんを、たとえば友人とか家族とかだと思って、客観的に見てみる。
そしてそれぞれの症状を訴える自分自身も、そう思って見てみる。
そうすると、ものすごく簡単な推論がピコーンと出てくるのでした。
働きすぎじゃね?
いや、おれはそんなにいうほど働いてないよ。
家で仕事してるんだし、時間もあるていど自由だし、慣れた仕事だし。
サラリーマンの人とかと比べたら、通勤もないし、すごく楽だよ。
……っていうのは、自分自身を「主観的に」見た場合の答え。
でも、どうだろう。
朝起きてメシ食ったら、6:30から即座に仕事にとりかかる。
そこから午前中いっぱい、プログラムを書いたり、ページ構成を考えたり、デザインをしたりする。
ずっとパソコンのディスプレイを見つめて、キーボードをパチパチやってる。
だれとも一切、しゃべらない。
途中で休憩は挟むけど、べつに誰としゃべるわけでもなく、ただ庭に出てタバコ吸うぐらい。
ときどき散歩には行くけど。
午後からも、だいたいそんな感じ。
もしこんな生活を友人が送っていたとしたら、ぼくは間違いなく言うでしょうね。
そんなん、ストレス溜まってあたまりまえちゃうん?
ストレスって、べつに必ずしも「イヤなこと」とは限らないからね。
刺激がない、変化がない、しゃべらない、規則正しすぎるというのも、りっぱなストレスだよ。
営業に出るわけでもなく、ずっと部屋に籠もってプログラムだのデザインだのしてたら、だれだって気が滅入ってくるって。
好きな仕事であったとしても、それが何年も何年もつづいたら、誰でもアタマおかしくなるよ。
たまには、旅行でも行ってリフレッシュしたら?
……って、絶対に言うと思う。
じぶんのことを、じぶんだと思って観察していると、
「姿勢がわるいんじゃないか」
「何かの栄養素が足りないのかな」
「呼吸がわるいのかな」
「考え方がおかしいのかな」
っていうふうに、どんどん「要素分解的」に考えていってしまう。
視野が、狭くなってしまうんですよね。
もちろん、そういうことも、少しは関係あるのかもしれない。
でも「じぶんがしていることをもっと客観的に見る」っていうことをしてみたら、なんのことはない、そうなって当然のようなことをしていたりする。
ずっと家の中にいて、パソコンばっかり触ってる。
そんなもん、あたまオカシくなってあたまえやろうも。
腰がいたいのだって、そうだ。
更年期がとか、ジーパンのせいかもとか、まあそれもそうかもしれないけどもさあ。
そのまえに、ずっと座ってるからじゃないの?
いくらいい椅子でも、2時間以上座ってたら、そりゃ腰ぐらい痛くなるでしょうが。
のぼせるのだって、息が苦しくなったりするのだって、イライラするのだって、そりゃふつう、そうなんじゃない?
ややこしいプログラム的なものを、日がな一日チマチマやってたら、だれでも腹がたってくるわ。イライラもするわ。
それなのに、
「原因がないのに、おかしい。これは神経がおかしいのではないか」
待て待て。
待てっつうの!
なんで、そうなるかなあ。
なんでそういうふうに、すぐ極端な方向に考えるかなあ。
バカなんじゃない?
そう、バカなのと、あとじぶんを「じぶん」として見ているからですね。
主観的すぎるんだわ。
今そうなってるのは、あたりまえ。
おまえがおかしいんじゃなくて、同じことをしたら、だれだってそうなるかもしれない。
たまには、この視点も持たないとヤバいですね。
どんどんじぶんを「特別扱い」しだして、異常だ異常だと、騒ぎ始める。
じぶんを異常だと決めつけてしまったら、もうどんな方法も効かなくなる。
てんで的外れなことを、治療法として採用しますからね。
じぶんはヒトとはちがうのだ、そう思い込んでしまったら、もうなんにも効かない。終わりだ。
そう思うと、そうなる。
もっとじぶんを、客観的に見るようにしよう。