今回お腹が痛くなって熱が出たことについて、確信とまではいかないけど、それに近いものを感じました。
「これは、慢性疲労症候群だ」
ぼくの場合、まず虫垂炎かな?
と疑うような、痛みが出るのです。右腹の下のほう。
そんなに無茶苦茶痛いわけでもないけど、微熱が出るから、念のために病院に行くのです。
すると「それほど炎症は強くないですね。薬で散らしましょう」となります。
この一連の発症→診察の流れは、過去10回ぐらいやってる。
いちばん古いのでは、大学生の頃にやった。
慢性疲労症候群というのは、じつはウィルス感染による病気なんだそうです。
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/59.html
幼少のころに感染したウィルスが体内に残っていて、体力が低下したときにそれが顔を出してくる。
口唇ヘルペスなんか、いい例ですね。
ヘルペスというのは完全に駆除することは難しいんだそうです。
風邪をひいて熱を出し、体力が低下したときに、口唇ヘルペルは発症します。
これを古来より「熱の花」などといいます。
ヘルペスウィルスだけでなく、人によって抱えているウィルスは違うようです。
ここで重要なのは、抗生物質などを使ってそのウィルスを完全駆除することではなく「いかにうまく飼いならすか」ということに尽きるようです。
ウィルスが原因だからウィルスを駆逐すればいいんだ、そんな単純で原始的な思考よりも「共生」ということを考えるほうが現実的で、よりサスティナブルなのだそうです。
ぼくが抱えているウィルスの種類は、わかりません。
もしかすると、ヘルペスの一種なのかもしれません。
母親がヘルペス持ちだったので。
まあ、何かはわかりませんけれど、おそらく腸まわりになにかが「潜んでいる」のだと思います。
疲労がピークに達して抵抗力が低下したとき、これが一気に増殖し、虫垂炎を疑う症状が出るのだと思います。
最終的にはいつもオヘソの右横あたりに痛みが集約していくので、そのあたりになにか「いる」のかもしれませんね。
また、抵抗力を失うのは、必ずしも体力的なことだけではないようです。
精神的な疲労も同様に、抵抗力、免疫力を低下させる。
今回は、かなりゆっくりさせてもらっています。
ただ、しっかり休息することを中核にしつつも、今後のことも考えて「私的疲労のサイン」をまとめておこうと思うのです。
とにかく治ればいい、それだけでは、病んだ甲斐がありませんものね。学習しないと。
(こういう「まじめさ」もまた、疲労の原因なのかもしれませんが)
<精神疲労>
・飽きっぽくなる。
・上記と連動して、何度も何度も模様替えをするようになる。
・新しい映画やドラマなどを見ようと思えず、見たことがあるものしか見ようとしなくなる。
・ネットやニュースサイトなどを、だらだらと見るようになる。
・テレビをひじょうにウザく感じ、まったく見なくなる。テレビなんかなくなってしまえばいいのにと本気で思うようになる。
・FacebookなどのSNSを非常にウザく感じ、そこに投稿している人達がバカに見えてくる。
・あらゆる「通知」に敵意を感じるようになる。お節介するな、と思うようになる。
・電話にも腹が立つようになる。電話を時間のレイプだと感じる。電話なんかせずメールを寄越せと思うようになるものの、メールが来たら来たで、メールの通知さえ非常にうざく感じる。
・じぶんが何に興味を持っていて、なにをしたら喜んでいたのか、よくわからなくなる。
・きゅうにファスティング(断食)のようなことをしようと考えたりする。
・ミニマリスト的生活に多大な関心を持つようになる。
・風水などスピリチュアル的なものごと、ヨガなどへの関心が強くなる。
・オシャレをしようという気分がなくなり、頭髪もボサボサのままになる。
・人からどう思われようが、どうでもよくなってくる。
・家族と一緒に食事をすると、なぜかいらだちや不安を感じるようになる。家族とさえ顔を合わせたくないと思うことが増える。
・ひじょうに神経質に掃除をするようになる。
・仕事以外で集中して取り組めることがなくなっていく。ゲームなどの遊びにすら集中できないし、やろうさえ思わない。
・本を読んでもアタマにあまり入ってこない。
・眉間にシワが寄り、険悪な表情になっていく。
・寝る時にささいな物音に敏感になり、寝付きが悪く、夜中によく目を覚ます。
・結論を急ぐようになる。
・ミスタイプなどに、非常に腹が立つようになる。
・とても理屈っぽくなる。
・あたまのなかで朗読でもするように、ことばで考えるようになる。無言のひとりごと。
ちなみに、精神的に元気が有り余っているとき、ぼくは掃除以外、上記とほぼ全く逆の指向性を持つようになります。
メールやチャットより、ほんとうは電話のほうが、好きなんだ。テレビも好き。
<肉体疲労>
肉体疲労は精神疲労とかなり連動しているところがあるので、下記は純粋な肉体疲労ということでもないのかもしれません。
精神疲労が肉体にあらわれたという認識、あるいは、体力低下による免疫力低下という判断のほうが正しいかもしれません。
またこれらは、全部いっぺんに出たときは相当参っていて、通常はこれらのうち、1〜2個だけが出ることが多い。
・口唇ヘルペスが出る。
・虫垂炎を疑うような腹痛が出る。
・38度までの微熱が出てつづく。
・肩、腰などを中心に関節の痛みが多くなる。
・唇や鼻の先が、ピリピリする感覚がある。
・頭痛が続く。
・耳鳴りが頻繁に起こる。
・ときに心臓のあたりが「ヒクヒク!!」となる感覚がある(これは心臓というよりは、背中や胸の筋肉が痙攣しているのだと思う)
・すこし歩いただけでひじょうに疲労を感じる。
・立ちくらみを起こすことがある。
・異様に甘いものを欲することがある。
・とてものどが乾く。
・低血糖状態のような感覚がでる。
・靴を履いていなくても水虫になる(足の甲、足の裏など)。
・痔になる。
・前腕がカチカチになっている。
などなど。
精神と肉体、どちらか「だけ」が出ることはあまりありません。
基本的に、両方が同時多発的に出ます。
ぼくはこのあたりのことを、ちゃんとまとめたことがありませんでした。
上記はいわば「ぼくの取扱説明書」です。
「こういうサインが出たときは、疲労しています。早急に休息をとってください。」
今回のように、こんなに長期間症状を引っ張ったのは、久々というか、もしかしたら初めてかもしれません。
人生ではじめて「眠れないぐらい激怒した」というのもあります。
思いかえせばここ数ヶ月、精神・肉体ともに上記のチェック項目に「ほぼ全部」あてはまっていました。
相当ひどい状態だったのかもしれません。
自分自身では、もちろん楽をしているという感覚は一切ないし、疲れているとは思うけれど、それほどひどく疲れているという感覚もないのです。
もしかしたら、ある一定の疲労を超えると、麻痺してしまうのかもしれませんね。
がんばりやさんが途中でポキっと折れてしまうのは、これが原因なのかもしれません。
苦難を乗り越える勇気よりも、休む勇気だ。
休日出勤する根性よりも、休む根性こそが、重要だ。
休むことは、最重要の「仕事」なのですよね。
うまく休めないものは、絶対にプロと名乗るべきではない。
がんばらないとできないことは、全然できていないことと、まったく同じ。
私はがんばっている、という姿勢を人に見せるなら、プロを名乗るべきではない。ただのお子様だ。
休んでいると不安になるのは、ふだんから休んでいない証拠。
だらだらしたって、ぜったいに怠惰にはならないし、ダメ人間にもならない。
しっかり休めば必ず気力体力は復活して、またがっつり動けるようになる。
仕事をしたいと思うようになる、遊びたいとも思う、勉強しようとも思うようになる。
生きることに、貪欲になれる。
なんでも中途半端にしているから、休むことさえ中途半端なのだ。
いっしょうけんめい、のんびりしよう。