NHKの「筋肉体操」をはじめて、まだ3日めです。
5分程度の筋トレだけど、けっこう効きますね。
たった3日だけど、すごーくよくわかったことがあります。
「ぼくの弱いところ」
・腹筋。
・胸筋。
これが、とても弱くなっていました。
とにかく、筋肉痛がひどいのです。
いっぽう、以下の部分は、かなり強いことがわかりました。
・背筋。
・大腿四頭筋。
筋肉体操をやっていても、全然しんどいと思いません。
むしろ「あと3セットぐらいしないと、効かないな」とさえ思う。
筋肉痛も一切出ていません。
しかし腕立て伏せや腹筋に関しては、たった12回程度でも、
「あかん! これアカンやつや! 筋肉切れる!」
って思うほど、きついです。
そして不思議なもので、腕立て伏せをしても、腕はそんなに疲れないのです。
とにかく、胸にくる。
これは、どういうことなのか。
ほとんど運動不足なぼくが、なぜ脚と背中はそこそこ強くて、腹筋と胸筋が「へなちょこ」なのだろう。
背中に関しては、デスクワークのおかげかな、と思いました。
パソコンに向かって何時間も作業をしていると、どうしたって前かがみになります。
前かがみになるということは、首〜背中〜腰が、常に緊張状態にあるということです。
マッサージ屋さんにいくと、必ず言われることがあります。
「背中の筋肉、すごいですね……盛り上がってます。なにか運動されてるんですか」
してねーよ。笑えるぐらい、してねーわ。
たぶんデスクワークで「鍛えられた」のだと思います。
脚に関しては、けっこうよく歩いているからだと思います。
ぼくが住んでいる地域はほぼ山裾で、周囲には坂道と階段「しか」ありません。
だからけっこう、脚をよく使っているんだと思います。自覚はありませんが。
さて、そんなぼくの筋肉の状態を「陰陽バランス」で考えると、ちょっと得心することがあります。
人体の筋肉でいうと、陰陽は以下のようになるそうです。
・背中……陽性
・胸、腹……陰性
・からだを伸ばすのに使う筋肉……陽性
・からだを縮めるのに使う筋肉……陰性
背中と腰、大腿四頭筋、腕を伸ばす筋肉が強い。
これはともに「陽性」に属するところが強い、ということになります。
いっぽう、腹筋と胸筋が弱い。
これは「陰性」に属するところが、弱い、ということになります。
筋肉バランスさえも「陽性」に強く傾いている。
ということがわかったのです。
パニック障害って、完全に「極陽性」の状態だと思うんです。
うわあああーーーーっとなって、暴れたいような感じになって、とにかくじっとしていられない。
究極的にまで、落ち着きを失った状態。
いっぽうウツは、「極陰性」の状態のように感じます。
ぼくの娘は一時期ウツみたいになったことがあるけれど、彼女はもともと、腹筋がけっこう強いです。
べつにとくに運動をしているわけでもないのに、けっこう腹筋は得意。
しかし背筋が弱くて姿勢が丸く、腕も弱くて、腕立て伏せが全然できないです。
からだを「縮める」ちからは強いけど、「伸ばす」ちからが弱いのです。
そして精神的には控えめでおとなしく、あまり自己主張しません。
からだのちからも、精神的にも「押しが弱い」「引っ込み思案」なところがあります。
部屋は窓を締切りカーテンを閉じるのが安心するようで、鍵もきちんとかけるタイプです。
顔がうすくて、筋肉量が少なく、猫背気味で、声が小さい。
ぼくと、ぼくの母親は真逆です。
「伸ばす」ちからはむちゃくちゃ強いですけど、「縮める」ちからが弱いです。
だからノコギリでも、「引いて切る」よりは「押して切る」ほうがラクです。
でかい本棚でも、本がみっちり入ったままの状態で押して動かすことができます。
からだのちからも、精神的にも「押しが強い」「前に出る」ところがあります。
部屋では、窓やカーテンはできれば一日中開け放しておきたい、家のカギもできればかけたくない、という指向性があります。
顔が濃くて、筋肉質で、反り身で、声がでかい。
日本人には、引く・曲げる・閉じる力のほうが強い人が、多いそうです。
ぼくとぼくの母親には「大陸型」の特性が一部あるのかもしれませんね。骨盤が前傾する傾向があります。
考えてみると、我が家系、とくに母方は「日本人独特の静けさ・大人しさ」を、あまり持っていない感じがします。
たとえば酒を飲むと異常に陽気になって、踊り始めて、騒ぐし、大声で歌うし、うるさいったらありゃしない。
「しみじみぃ〜飲めばぁ〜、しみじみとぉ〜〜おぉぉお〜」なんか、一切ないです。
しみじみ飲んで泣いている親戚なんか見たことがない。踊って笑って騒いでいるのしか見たことないです。葬式でさえ。
ノリが基本的に、ラテン系なんだよな。うざい。
九州の南のほうが出自だそうだから、南方系の何かが入っているのかもしれませんね。
筋肉バランスと、神経の興奮様式。
これは何か関係があるのでは、と思いました。
筋肉バランスが陽性に偏りすぎているため、陽性の不具合が出る傾向が強いのかも。
パニックだの、血が頭にのぼるだの、カッカするだの、落ち着きを失いやすいだの、テンションがすぐに上がるだの。
これは総括すれば「陽性すぎる」ということなのかもしれません。
だから思った。
「腹筋と胸筋、からだを縮める筋肉を、重点的に鍛えてみよう。」
バランスがわるいのは、やっぱりあまり良くないですからね。
カッコイイ体になるためにも、そちらを少し多めにやっていこうと思います。