ジブン手帳、ダイエット、自律神経、腰痛

久々に娘と喋っていて、

あっ

と思ったんですよね。

 

「おれ最近、手帳に食ったもの全部書いてるねんな」

「へー、なんで」

「手帳に書くところがあるねん」

「それで痩せたんちゃう? レコーディングダイエットみたいな」

 

あっ

 

ぼくは身長171cmだから、標準体重は63キロってところです。

でもずっと、70kg前後ありました。

しかしここ最近、しゅるしゅるしゅる〜っと痩せていって、いま64キロなんですね。

だからほぼ標準体重で、すくなくともメタボってことではないです。

お腹周りがとくに小さくなってしまって、ジーンズを新調したぐらいです。

 

3月ぐらいから、完全にお酒をやめたんですよね。

理由はすげー風邪引いて、おなかも痛くなって、2週間ほど飲まなかったから。

それいらい、べつにお酒いらねーなーってなっちゃったんですね。

だからべつに、我慢してお酒をやめたわけではないです。

体重の方も、ダイエットしようだなんていっさい、まったく考えてませんでした。

むしろお酒をやめてから、ふだんよりよく食ってるぐらいです。

それでも6月ぐらいからきゅうに、風船がしぼむみたいに痩せていったんですね。

食欲はあるし、体調そのものは神経の状態を除いては調子いいし、快便だし、そこそこ快眠だし、なんかヤベー病気ってことはないだろうとは思ってます。

だから「お酒をやめたからだ!」とか思っていました。

 

でもお酒をやめたぐらいで、こんなに痩せるかなあ。

やめる直前はたしかに飲んでましたけど、週に3日ぐらいで、それもビールを1〜2本でした。

飲みすぎってことはないと思うんですよね。別に二日酔いとかならなかったし。

だからお酒をやめたことだけでこんなに痩せるって、ちょっと説明不足のような気もしていました。

 

食べたものを、毎日記録していたから

これはかなり、説得力があるんです。

ジブン手帳には食ったものを書く欄があるんですけど、この手帳を使いだしたのが5月1日、つまり令和元年からなんですね。

いまで2ヶ月半ぐらい、1日たりとも欠かさず食ったものを書いてきました。

痩せだしたのもそういえば、5月下旬ぐらいからなんですよね。

お酒をやめたのは3月末ぐらい。

 

記録すると、痩せる。

じつはこのことは、数年前にも経験していました。

レコーディングダイエットというのを聞いて、試してみたんです。

そのときはかなり太っていて75kgぐらいあったんですけど、このときも67kgまで痩せました。

8kgぐらい痩せたんですね。

これは証人がいて、ぼくの父と母と、娘です。

みんなビックリしてました。

「へえ、書くだけで痩せるのか」

母も真似をしだしたぐらいでしたね。

しかしいつしかその習慣も途絶えて、また70kg前後をウロウロするようになっていきました。

 

書いたら、とにかく痩せるんですよ。

これは実体験済みです。完全に忘れてたけど。

どうしてそうなるかは、いまだによくわかってません。

書いたからと言って、べつに量を調整しようだなんて一切考えてませんでしたからね。

今回なんか、もっとひどいです。

書くことは確かにまじめに書きましたが、そもそも痩せようという動機さえなかったんです。

「書くところがあるから、いちおう書いとこう」ぐらいなものです。

あとは自律神経の調子が悪いので「食ったものとの関連」も見てみようかな、というのもありました。

痩せるという目的は、マジで皆無だったのです。

だから「書いたから無意識で気にして減らしてる」説は無効です。

もしかすると「食ったものを思い出す」っていうことに、なんらかの意味があるのかもしれません。

 

そこで、もうひとつ思い出したんです。

最初にレコーディングダイエットをしたときも、ものすごい自律神経失調症になったんです。

このときにいちおう、結論があったんです。

急に痩せたからだ

いままでずっと、からだじゅうを脂肪が取り巻いてたわけですよ。

それが短期間(といっても3ヶ月ぐらいだけど)に、しゅるしゅる〜っと消えたんですね。

魔法みたいに。

これはある意味「服を数枚脱いだ」ことに等しいです。

いままで長年、脂肪があることを前提に体温調節をしていたのに、それが消えてしまった。

だから「風邪引いちゃった」可能性があるんです。

ウィルスや細菌が関係しない風邪は、自律神経の失調ですからね。

服よりも、ある意味ひどいですよ。

ニクが消えたんだもの。

神経が、体温調節に右往左往していたのかもしれない。

そしてこのときも腰痛になりました。

当時は腰痛よりもむしろ背中の痛みがすごかったです。

冗談抜きで救急車呼ぼうかっていうぐらい背中が痛くて、「ぎっくり背中かな」とか言ってました。

 

今回の状況は、そのときと全く同じなんですよね。

・わりと早く、大幅に痩せた
・自律神経がむちゃくちゃ調子悪くなった
・腰痛になった

これは正直、全く無関係とは思えません。

 

ここ最近は強烈な腰痛に苛まれていました。

これもおそらく、急激な脂肪の減少と関係しているのかもしれないです。

脂肪もじつは「からだを支えている」ところがあるんだそうです。

おなかが太っていると、靴紐が結べないとかいう話がありますよね。

脂肪はたしかに柔らかいけど、からだが前に曲がらないぐらいには弾力があるわけです。

それが消えてしまった。まるで魔法みたいに。

そら、筋肉に「くる」わなあ。

いままで脂肪が姿勢維持を助けてくれていたのに、それが全部、筋肉にバトンタッチされたんですもの。

 

ここにきて、まるでアメフトのパスが通るように「つながった」感じがあるんですよね。

・レコーディングにより、きゅうに痩せた。

・脂肪による保温機能が低くなったため、自律神経が体温上昇を図ろうとする

・ひどい動悸、発熱、のぼせなどが出るようになった

・この熱のせいで、さらに脂肪が減少

・体幹を支えていた脂肪まで消滅

・一気に筋肉に体重がかかりはじめる

・腰痛

 

「痩せたらなんでも解決」

みたいな風潮が、いまの日本にはありますよね。

まあたしかに成人病とかの関係は、痩せることで良いことも多いのだと思います。

でも、注意したほうがいいです。

「ほんとうに」一気に痩せると、自律神経がむっちゃくちゃになる可能性があります。

そして最後には、腰にくるかもしれません。

どんなことでも万能薬みたいなことはないし、ぎゃくに万病の元みたいなのもないんだと思います。

脂肪は脂肪なりに、利点はある。

体幹の支えになったり、保温機能を向上したり。

「痩せているのが美しい」という、あきらかに誤った美意識に左右され、痩せていることを必要以上に美化していることもあるかもしれません。

人間でも動物でも、あるていどトシいったら「ちょっとだけぽっちゃり」ぐらいなほうがいいのかもしれません。

脂肪は、一種の鎧でもあるのですから。

 

レコーディングダイエットは、効かない人は全然効かないんだそうです。

でも、効く人はビックリするぐらい効く。

忘れてたんです。

ぼくはレコーディングダイエットで10kgちかく変動することができる、ということを。

そもそも若い頃からよく減量をしていたので、痩せる方向性が強いところもあるのかもしれません。

意志で痩せる、というのがある程度できる体質でもありますからね。

 

いずれにせよ、なんでも「急に」はよくないですね。

ただ今回は、おれはわるくないぞ。

「ただ書いた」だけなんだからなあ。

わるいのはジブン手帳だ……なーんつって、それも全然違いますけどね。

いいとかわるいとかじゃなくて、ぼくはこの体重を維持していこうと思います。

せっかく自律神経が慣れてきたのにここでまた急に太ったら、また神経がアタフタしますからね。

体重は、何より「安定している」ことが重要なんだと思います。

 

 

 

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