問題、というほどではないのですけれども。
陰毛って、いらないんじゃないかとフト思ったのであります。
Amazon Prime Video の「ドキュメンタル」という番組を観ていたとき、お笑い芸人さんが言っていることが気になった。
「陰毛を剃らずほったらかしにしているのは日本人などのアジア人だけなんだそうですね」
調べてみたら、ほんとうにそのようでした。
海外とくに西洋やアラビア圏では陰毛を剃るあるいは散髪するというのはわりと普通のことで、蓬髪のままほったらかしにしているのは大変だらしなく不潔である、と考えられているようなのでした。
確かにぼくを含め知人友人で陰毛を処理している男なんて皆無だったし、付き合ってきた女性もみんな「そのまま」でした。
ぼくは学生時代柔道をしていましたが、部員は全員「いんきんたむし」にかかっていました。
剃ってみようかな。陰毛。
ふと思ったのであります。
そういえば坊主頭にしてから、何かと調子が良いというのもあります。
無駄毛を取り除くとなんか良いことが多いような気が、しないでもない。
しかし長年連れ添ってきた陰毛を剃るというのは、なぜか坊主頭にするより躊躇したりして。
なんなんだろうか。
それでみんな陰毛をどうしてるのかな、なんて調べてみたりしました。
ぼくはいつも思うんだけれども、こういったグラフでおなじみの「その他」って、なんなんだろうか。
陰毛のケアにハサミ・カミソリ以外に何があるというのか?
たとえば、
・手で引きちぎっている
・ガムテーブでバリっとやる
・三つ編みにしている
なんてことなのだろうか。
なんだよ!
「その他」ってなんだよ!
気になるわあ。
まあもしかしたら「ブラジリアンワックス」とかなのかもしれませんが。
でも12%もそんな特殊っぽいことしてるの?
ま、いいか。
さていろいろ呻吟した結果、結局剃ってやったのであります。
陰毛。
陰毛のみならず、調子にのってスネ毛と脇毛もぜんぶ剃ってやったぜ!
写真をアップできないのが残念だなあ。
ここでチンコマンコ言ってもどうせ怒られるかサーバーのアカウント停止程度だろうけど、チンコの写真をアップしたら最悪の場合逮捕される可能性もある。
陰毛を剃ってみました~~、ウフフ、なんて能天気なことで能天気に写真をアップして逮捕されたら、それは全く能天気ではない。
事情聴取や家庭裁判所通いで仕事を休む必要があったとき、お客さんにはなんといえば良いのか。
「じつは陰毛を剃って写真をブログにアップしたのです」
「あなたは何を言っているのですか?」
剃ってみて愕然としたのは「ものすごい量」であった、ということです。
風呂場でカラダを洗いながらカミソリでやったのですが、排水口が詰まるぐらいでした。
おわ、おれこんなに大量のインモーを股間に抱えていたのか!
わりと衝撃的でありました。
すっかり剃り終えて風呂から上がりましたら、なんだかボーズ頭にしたときに近いほどの爽快感を感じました。
感覚的なことだけではなく、実用的なメリットもありました。
たとえば「すわったついでにシャロン・ストーン」とか言いながら(言わなくていいけど)急に脚を組んだとき、陰毛がポールに絡まって毛根全域に激痛が走り、まるで必殺仕事人の三味線弦のように陰毛でポールの首が締まって亀頭くん溢死寸前、ということがあります。
それがない!
だからなんの躊躇もなく自由自在にバッサバッサと脚を組めるのでありました。
男というのは四六時中股間のあたりに「なにか」を感じつつ生きている生き物でありますが、それから少しだけ開放されるのでありますなあ。
しかしいっぽう、別件で困ったこともありました。
陰毛は良かったのですが、脇毛です。
ぼくは陰毛同様脇毛も剃ったことが一度もなかったから知らなかったのですが「すこし生えてくると、かゆくなる」のですねえ!
昨日の夜に剃ったので、たぶん1mmぐらい生えてきたんだと思います。
そしたら脇の下がチクチクするっているか、もうっ、かゆい! おわー、すげー、かゆいの!
経験したことがない痒さゆえ、これはもう声を上げたくなるほどで、心底女性を尊敬しました。
女性は脇毛を処理していることが多いと思うのですが、そうか、彼女たちはこの強烈な痒みに耐えて生きておったのであるか。
なんという根性、なんという鋼の精神であるか。
か弱く見えるその小柄な体躯に金剛不滅の魂を隠匿せしめておったのであるなあ。
もー、イヤッ。
脇毛を剃るのはやめておこうと思いました。
陰毛は、ないほうがいいね。
「陰毛にはフェロモンを貯める効果があるので魅力アップにつながる」なんていう説もあるけど、たぶんそれはウソか、ウソじゃなくても関係ないと思う。
「陰毛がボーボーだったらモテまくった」なんていう話は一回も聞いたことがないし、陰毛ボーボーでも彼氏彼女がいない人はいくらでもいる。
そんなことより、いつでもシャローン・ストーンの真似を躊躇なくできるメリットのほうが大きいような気がする。
しないけどね。
ていうかそれ、メリットでもないし。ふつう、やらないし。