ブログを書くという行為じだいが「炎症」だったのである。
かつてはこのブログをほぼ毎日更新したりしていて、よくもまあそんなに書くことがあったものだと我ながら関心したりしております。
「書きたい!」
この強い想いは、表現へのパッションが強くなっているとか、創造力の発露であるとか、こころのカタルシスであるとか、そんなたいそうな綺麗事などではなく、ただの「炎症」だったのでありました。
そんなことを言うと身も蓋もないのですけれども、そうなのであるなあ。
掃除と座禅を続けるようになってから自律神経の具合が安定してきて、急激にパニック発作の頻度が減りました。
そうすると、あの「ブログを書かねば!」っていう熱量も減っていった。
理由は単純であります。
「そんなことよりも、もっと楽しいことや、しなければならないことがある」
ブログを書くことに意味がないとは言わないが、それよりも大事なことはいっぱいある。
こころの炎症が落ち着いてくると、当然的に優先順位の高い行動を優先するようになるようです。
さて、パニック発作や外出恐怖はかなり軽減したものの、いまだに引きずっている不具合があります。
「喘息のような息苦しさ」
これは2年ほど前からやっていて、時節柄コロナかなとか思ったりするけれど、そもそも誰とも会っていないから伝染されるはずもなく、咳も熱も倦怠感も味覚障害もない。
ただ気管支がヒーヒーいって、たまに真っ黄色のタンが出るだけです。
でも息苦しいから鬱陶しい。
これはどうもアレルギーだったようで、掃除をすると覿面に改善するし、逆にホコリがモウモウと舞うところや、大量のカビに接していると悪化することがある。
そこで毎日の掃除をさらにパワーアアップさせていくのですが、不可解なことがあるのです。
確かにホコリがなくなると症状は改善するが、きれいに掃除をし、換気をしたあとでも、デスクワークを続けているとまた気管支がヒーヒー言い始める。
おかしい。
エアコンもかけておらず、パソコンのファンもほとんど回っておらず、ホコリ的な、カビ的な、ダニ的なものはほとんど空気中に存在していないはずなのである。
なのにまるで衣替えをしたときのようにヒーヒー言い始める。
そこで、昨日もやったというのに、ていねいに床の雑巾がけをしてみる。
するとなんということか、どんどん症状がマシになっていくのであります。
むむっ。
これは、どーゆーことなのかっ。
最初はやっぱりハウスダストかなあと思うわけです。
床の雑巾がけをすると気管支のヒーヒーがなくなるということは、やっぱり掃除したからじゃないのか。
でも冷静に考えてみると、それはおかしい。
たまに大規模な模様替えをして、ホコリがモウモウと舞っている部屋に長時間いても、何も症状がないときもある。
あまつさえ、タバコを吸ってもなんも起こらんのであります。
おかしい。なんじゃそれ。
そこで、ひとつひとつ、条件を消していったのであります。
そうすると、結局最期に残ったのは「長時間のパソコン作業」だったのでありました。
もちろんホコリやハウスダストが無関係なわけではなく、それは当然、関係はしている。
でもその関係度は「中程度」で、どうにも必達の最大要件となると、結局はデスクワークだった。
むむっ。
これは、どーゆーことなのかっ。
そこでふと、思いついたのであります。
ぼくは、こう解釈していました。
「床の雑巾がけをすると、呼吸が楽になる」
ちがうのではないか。
もしかすると、床の雑巾がけの「姿勢」に、ポイントがあるのではないか。
つまり、四つん這いである。
そこで床掃除をするわけではないが、ただ四つん這いでイヌのようにそのへんをウロウロしてみる(昼間からなにをやっとるんじゃ俺は)。
すると、なんということでしょう!
四つん這いで這い回るだけで、あの気管支の「ヒーヒー」がけっこう収まってしまうのでありました。
なんじゃあそれ!
なんじゃいワリャー!
掃除関係ないやんけワリャー!
はったおすぞワリャー!
と、さんざん独白的にココロの中で悪態をついたあと、やっと気がついた。
「胸椎リリース」
1.デスクワーク(PC作業)を継続すると、気管支がおかしくなる
2.床を這い回ると、治る
この2条件があって、これをまず物理学的に考えてみる。
ぼくの場合、デスクワーク中に最も負荷を感じているのは、じつは腰でも首でもなく「背中」です。
背中の、両方の肩甲骨の中心あたりが痛むことが多い。
長時間座っていると背中が丸くなってきて、それでも上体を起こそうとがんばるので、首より少し下の筋肉が緊張しているのです。
解剖学的には、胸椎の3〜4番あたり。
デスクワークを長時間どころか、長期間やってきたことで、胸椎の3〜4番に歪みが出ていました。
手で触っただけで、わかります。
・胸椎3は、中(前方)へ凹んでいて、
・胸椎4は、左側へズレている。
さて、そこで床の雑巾がけをするように「四つん這いで床を這い回る」のに加え、「あぐらをかいて床に座り込み、床の汚れをいっしょうけんめい探すように首を前に垂れ、顔を床に近づける」というのをしてみる。
四つん這いになると腕で上体を支えるため、胸椎の3〜4あたりの背中側の負荷が消えるのですね。
そして座って床に顔を近づけ、汚れを一生懸命に探す格好は、胸椎の3版が後ろに飛び出す。
つまり内側に凹んでいた胸椎3が、後ろに飛び出して、すこし元に戻る。
そして「雑巾がけの動作」つまり四つん這いで腕を肩から大きく動かしていると、胸椎4の左へのズレが改善していくのでありました。
ぼくは掃除をしているので、「掃除」という座標から原因を考えていました。
だから仮説として「ハウスダスト」「ホコリ」「アレルギー」というワードが表に出てきていたのです。
しかしいったん「掃除」という目的的要素つまりは「装飾語」を廃棄処分し、じぶんが行っている行為のみを注視してみたところ、これは案外「自己整体」の様相を呈していたのでした。
そこで調べてみたところ、やはり胸椎3〜4が歪むと喘息になるという人が多いようでした。
胸椎が歪むことで神経を圧迫し、気管支周辺へ余計な神経パルスが飛び、これが無駄な反射を引き起こし、炎症「しているような」反応を示す。
なるほど、よくわからんが、ありうるかもしれない。
だから思った、
「そうか。雑巾がけをしなくても、『エア雑巾がけ』でもいいのかもしれない!」
そうすれば、雑巾がけと同じような効果が得られて・・・。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。。
アホかお前は
そのまま拭けや!
「エア」やなくて、よかろーも!
わざわざ床を這い回るんやったら、ほんまに拭け!
なんでいちいち「拭くフリ」をして、またいずれもういっかい「ほんとに拭く」ねんな!
なんちゅう、クソなアルゴリズムやねん! あたまわるいんか!
そのときにそのまま、ふつうに拭けい!
そしたら部屋もきれいになって、一石二鳥やないか。
っていう、ね。
まあ、それはさておき、胸の骨の歪みが気管支の炎症に関係しているというのは、なんとなくわかるような気がします。
ちなみに、パニック発作や過呼吸もまた胸椎の歪みが関係しているという話もあります。
もしそうだったら、掃除と座禅を続けることでパニック発作が出なくなったことに、すこし納得がいくのです。
掃除、とくに床の雑巾がけで「胸椎のリリース」をしていて、座禅で姿勢を正すことで、胸椎全体のバランスを取り戻している・・・ということは、それほど無茶な推論ではなさそうです。
ちなみに、胸椎や首の骨が歪むことで「歯肉炎」も起こるのだそうです。
悪い姿勢は万病の元といいますが・・・。
これは「マジ」なのかもしれませんねえ。