筋トレにともなうソワソワは、ヨガで治る。

なるほど。

そういうことだったのか。

筋トレを始めた頃のソワソワは、ヨガで治るんだ。

 

最近筋トレをするようになりまして、どういう理屈なのかわかないけれども、無性にソワソワするようになりました。

これは今回に限ったことではなく、わりと強度の運動をすると、毎度このようなことになります。

一般的にも、筋トレでいらいらしたり、そわそわしたりするのは、よくあることなんだそうです。

「男性ホルモンの増加説」が、よく言われることです。

 

かなり強いソワソワで、あともう少しこれがひどかったらパニック発作になるな、というぐらいなものです。

なんだか常に息苦しくて、少し動いただけでも息があがる。

なんだろう、もしかして肺とか心臓を悪くしてしまったんだろうか……などと、また「例の」心配性が顔を出します。

しかしヨガで全身のスジを伸ばし、リラックスすると、すんなりと治ってしまうのでした。

 

陰陽バランス。

 

そんな言葉が、ふとひらめきました。

筋トレとは、陽性ものものです。

筋肉を収縮させ、力をこめて、息を上げ、発熱する。興奮的で、攻撃的。

いっぽうヨガとは、陰性のものです。

筋肉をゆるめ、力を抜き、息を静かにして、代謝を低下させる。鎮静的で、防御的。

 

ふだんから筋肉をあまり使わない生活をしていると、陰性に慣れていくのだと思います。

加えてぼくの場合は、力仕事をほとんどしないくせに、ヨガをがっつりやってきました。4年間も。

またパニック障害を治すために「リラックス」ということを、長年意識して生きてきました。

ぼくの生活習慣は「陰性」にかなり傾いていたのだと思います。

 

そこへきて、急に極陽性の運動をやりはじめた。

からだも、気持ちも、すぐについていかないんだと思います。

筋トレをやめても、いつまでも筋肉や気分の緊張状態がつづいてしまう。

「跳ねて」しまうのです。

 

以前ジョギングを集中的に行っていたときも、同様のことだったんだと思います。

今回と、全く同じ症状が出ました。

このときも、急に陽性で攻撃的な運動 — スピードを出して走る — ということをしたので、心身のうち、とくに「身」が、パニックを起こしたんだと思います。

当時は「やりすぎたのかも」るいは「向いていないのかも」と考えて、長期間ジョギングを敬遠するようになってしまいました。

また、そのような症状が出ているのにもかかわらず、ヨガはあまりしませんでした。

当時はジョギングの効果があまりにも劇的であったために、「ヨガなんか意味なかったんだ」と断定したのです。

だからジョギングをやって興奮状態になっても、ヨガでクールダウンをする、ということは一切しませんでした。

 

そもそもの話、パニック発作自体、陰陽バランスを大きく欠いていることが原因かもしれません。

個人的には、何らかの原因で「陰」に極端に傾いたとき、身体の補正作用(ホメオスタシス)としてパニックが起こっているような気がします。

というのも「体温が急上昇するとき」に、発作がよく出るからです。

風邪で高熱になろうとしているとき、あるいは、低体温から通常体温に戻ろうとしているとき。

陰から陽への移行時に、よく発作が出る気がするのです。

 

バランス。

自分ではけっこう気を使っていたつもりでしたが、これもまた主観に頼っていたので「そう思い込んでいた」だけだったかもしれません。

冷静に観察してみると、ぼくはどちらかに、とても偏る傾向があります。

ジョギングや筋トレをしはじめたら、そればっかりやるようになる。

ヨガや瞑想をするようになったら、そればっかりやるようになる。

「両方をバランス良く」ということは、よく思い出してみると、全然してこなかった。

「ヨガがあまり効かない」そう思っていたのも、陰性のことばかりしていて、陽性のことをほとんどしてこなかったからかもしれません。

 

反省した。

ぼくは今回「筋トレをやろう!」と決めました。

陽性の筋トレを志したということは、陰性のものも、一部取り入れたほうがバランスが良くなるはずです。

ヨガだ。

4年もやってきた、ヨガ。

今こそ、本領を発揮するときかもしれません。

陽性の筋トレをしたあとに、陰性のヨガで、クールダウン。

 

そういえば「朝〜昼過ぎに、とてもソワソワする」というのがあります。

これは筋トレと関係なく、普段からその傾向があります。

午前中から午後1時ぐらいまでの時間帯に、異様に「ワーーー」となるのです。

発作にまでは至りませんがかなり不快で、ある種の強い興奮状態になります。

夜はだいたいよく眠れていますし、朝もすっきり目がさめます。機嫌は良いです。

問題は、朝起きてしまってからです。

いつも目覚まし時計なしで日の出と同時ぐらいに起きるのですが、太陽が登るにつれて、緊張がどんどんアップしていくのです。

そして昼頃にピークを迎え、午後2時あたりから興奮は収まってきて、日が暮れるとおとなしくなり、夜にはもう眠くてしょうがありません。

ある意味、自然のリズムにはバッチリ合致しているのですね。

 

これは「午前中に陽性になりすぎる」ということなのかもしれません。

ぼくは夜眠る前によくヨガをするのですが、もしかすると、朝や午前中にヨガをするほうがいいのかもしれませんね。

すでに陰性になっている夜に、さらにヨガという陰をブチ込むよりは、

・急激に陽性化していく朝に、ブレーキの意味も込めて陰性のヨガを行う。

・また陽性である筋トレは、徐々に陰性に傾いていく夕方に行い、終了後に軽くヨガを行う。

そのほうが、陰陽バランスがとりやすいのかな、と思いました。

今後は、そうしてみようと思います。

 

筋トレとヨガ、両方を行う。

今回、はじめてこの計画をやっていきます。

陰陽バランス。試してみる価値は、ありそうです。

 

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