お酒が遠くなっていく。

衝撃であります。

ここ数年で、ベスト3に入るぐらいの衝撃であります。

 

ビールが飲めなくなった。

ていうか、お酒じたいですけど。

 

ぼくはもともと、お酒のみです。

ただの酒飲みではなく「ザル」と言っても良かったです。

30代のころは、缶ビールの500mlを、一晩で27本も飲んでいた時期がありました。

ワインなんか1日で1本開けてましたね、ひとりで。

そんなぼくが、もうビールを美味しいと思わなくなってしまったのでした。

 

今日は久々に、好物の鳥の唐揚げだったのです。

唐揚げと、ビール。

この黄金のような組み合わせは、お酒のみならだれでもヨダレを垂らすことでしょう。

最近お酒を全く飲んでいなかったのですが、父に勧められたこともあって、じゃあ1本ぐらい久々に飲んでみっか、となったのでした。

プシっとプルタブを引いて、コップにビールを注ぐ。いい絵ですね。

サテ、ドレドレ、と一口グビっといったところ・・・

 

酸っぱ!!!!

苦いとかじゃなくて、ものすごく酸っぱく感じました。

まるで、お酢を飲んでいるような。

で、ものすごい金属臭がするんですよ。カナくさい。まずっ!

もちろん、腐っていたわけじゃないですよ。

飲めないので、父に譲りましたら、ふつうにウマイウマイと言っていましたから。

毎日飲んでいたらわからないけど、2ヶ月ぶりに飲んだら、常軌を逸するほど酸っぱく感じるのでした。

そして缶ビールは、カナくさい。

 

じつは2ヶ月ほど前、ひどい風邪を引いたんです。

医者には行かなかったから、実際には風邪なのかどうかよくわからないのですけど、盲腸のへんが非常に痛くなって、胃も痛くなって、熱も出て、全身が痛くて、それはもう、地獄のようでした。

2週間ぐらいそんな状態が続いて、ずっと寝込んでいました。

ぼくにしてはめずらしく、仕事も休みましたよ。1週間ぐらい。

熱も出てる、食欲もない、歩くのもやっとというぐらいだから、当然お酒なんか飲みません。

 

風邪が治ってからも、その日をきっかけに、お酒が欲しいと思わなくなってしまいました。

それから今までまさに「一滴も」お酒を飲んでいません。

今日でだいたい、2ヶ月ぐらいになります。

ふしぎなもので、欲しい、飲みたいと、一切思わなくなってしまったんですよね。

試しに、オールドターキーのビンのフタを開けてニオイを嗅いだら、同じく

くさっ!

と思った。

なんじゃこのニオイは。木材の饐えたような。

これ、あれじゃん、木酢液みたいなニオイじゃん!

虫除けか?

くっせぇ。 くっせえなあー。

 

ぼくはもしかしたら、あの原因不明の高熱と腹痛で、完全に体質が変わってしまったのかもしれません。

ビールなどのお酒よりも、ハーブティーのほうが断然うまいです。

牛乳のほうが、うまい。

ミネラルウォーターのほうが、うまい。

何倍も。

香りだって、ラベンダーとかレモンとかのほうが、いい香りだと思う。

むかしは「ワインの香ばしいカオリ」などと言っていたのに。

 

お酒って、飲まなくなったらいらないんですね、ほんとうに。

ほしいけど我慢する、という感じじゃないんです。

いらんもんは、いらん。

そういう感じ。

べつに下戸になったんじゃないです。

一口ぐらいじゃなんにも変わらないですし、たぶんひと缶飲んでもべつに酔っ払わないと思う。

 

寂しいか、と言われたら……まあ、ちょっとさみしい気もします。

でも、それほど強い寂しさはありませんね。

なぜなら、美味しい飲みものは、ほかにいくらでもあるから。

新鮮なオレンジジュースとか、ちょっとお高めのハーブティーとか。

ハーブティーが高いといっても、お酒に比べたら、安い安い。

ハーブティーを牛乳で煮出して、無塩バターとシナモンを入れて飲むのも、すごく美味しいよ。

それに「お酒を飲んだら考え方が変わる」っていうのも、怖いです。

なにそれ、病気みたいじゃん。

 

……おれはいったい、何を書いているんだろうか。

いやはや、人間ちゅうものは、こうも変わるもんなんですねえ。

ひとつ言えるのは、やっぱりぼくの日常にはあまりストレスがなかった、っていうことなんだと思います。

自律神経の不具合とかの、体調のストレスは、あるよ。

でも人間関係とか仕事とか、そういった外部からのストレスはほとんどありません。

だからもうお酒はいらなくなったんだと思います。

それに、もしストレスがあったとしたら、それこそお酒は飲まないほうがいいですけどね。

お酒なんて、問題解決のためには、ほんとうにクソの役にも立たないから。

ただその瞬間の感覚をマヒさせて、無理やり上機嫌にするだけの薬物ですからね。

問題の原因をしっかり見極め、解決の糸口を探るためには、シラフのほうが絶対に良いです。

どうでもいいことを面白がれるクスリよりも、ほんとうに面白いことを探せる脳みそのほうを、ぼくは欲しいです。

 

じつは、タバコはまだやめてませんけど、本数がどんどん減っていってるんですよね。

昔は8mgとかのセブンスターを1日に40本ほど吸っていたのに、最近は1mgのピアニッシモというやつを、1日に5〜6本じゃないかな。

じつは1mgのタバコでも、もうピアニッシモしか吸えないんです。

ほかのタバコは、くさいから。

ピアニッシモはメンソールが入っているのと、ニオイがいちばん少ないタバコなんですよね。

ニコチンを吸いたいと言うよりは、メンソールのスーっとした感じを味わいたい、というほうが強いです。

それも葉巻みたいな吸い方をしてて、あまりノドとか肺に入れないんですよね。

吐き出した煙をハナから少し吸う、みたいな感じ。

そんなんだったらもう、やめちまえばいいのに。

みんなに言われるけど、いやほんとに、そうなんですよね。

正直、たまに何のために吸っているのか、よくわからなくなるときがあります。

昔ほど吸いたいとも思わないし。

 

お酒も、タバコも、どんどん遠くなっていくなあ。

どうなんだろう。

まあ、悪いことではないんでしょうね。

とくにお酒は「脳にくる」のと、依存性がハンパないので、飲まないに越したことはないと思います。

肝臓ちゃんも、カワイソウだし。

 

お酒とタバコ以外にも、美味しいもの、気持ちいいもの、楽しいものは、この世界にあふれてる。

「そっちの世界」に、お引越しですな。

そしてそっちの世界のほうが、なんか優しい世界のような気もする。

 

 

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