インターネットとドーシャ

ぼくはどうして、アーユルヴェーダでいうところの「風(ヴァータ)」と「火(ピッタ)」が異様に多いのだろうか。

まずは食生活が考えられますが、思うに、 じつはそれ以外のことのほうが強く影響しているんじゃないかな。

それ以外とは、つまりすなわち、

インターネット。

 

ネットというのは「ヴァータ」をむちゃくちゃ強化するそうなんです。

ヴァータとは風で、つまり動くもの・速いもの・軽いもの・乾いたもの、という特性があるらしい。

ネットの情報と、まったく同じですよね。

ぼくは情報にも、ドーシャがあると思います。

ネットの情報は、不安定で、根っこがなく軽薄で、速く、機械的で、乾燥してる。

そもそもネットを見るということじたいが「つねになにかを探してる」ということです。

こころが、動き回っているのですよね。

動画を見るというのも、同じくヴァータを強くするような気がする。

「動きのあるものを見る」ということだから。

 

一時期デジタル・デトックスというのが流行ったけど、これはヴァータの多いひとにとっては、かなり大事なことかもしれないです。

一日中テレビだの、動画だの、映画だの、音楽だの、ネットだのの音や光に接していると、ヴァータはすぐに増加しそうです。

ネット断ち、テレビ断ち、映画断ち、ラジオ断ち、音楽断ち。

ヴァータのバランスが悪いひとは、ぜひ試してみる価値がありそうですね。

 

ぼくは仕事柄、ネットを使わないというわけにいきません。

Webデザイナーがネットを使わないとか、シュール過ぎて怖い。

なので、とくにぼくは、仕事以外のときにネット断ちすることが必要なんだろうと思います。

光るもの、音が出るもの、動くものから、すこし距離を置く。

「マルチメディア」と、間合いをとるのだ。

 

紙の本で、読書する。

パソコンじゃなく、手で日記や手帳を書く。

絵を書く、料理する、掃除する、瞑想する、などなど。

できることは、いくらでもあります。

 

パソコン作業そのものも、どうやらピッタ(火)を強化する傾向があるようですね。

ドーシャとか難しいことを考えなくても、あたりまえかもしれません。

じっとしてあまり動かず、パソコンをチマチマ長時間触ってたら、だれだってイライラするわ!

 

ぼくの火と風が強いのは、職業病でもあるいっぽうで、普段からネットやパソコン、スマホなどを使いすぎていることも、あるんだろうなと思います。

食い物だけ変えたって、だめだ。

生活そのものを、調整するようにしていこう。

 

 

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