一昨年の末ぐらいから掃除にはまっていますけれど、思い返してみると、なんだか一致しているところがあるような気がしてきています。
「家の掃除をしよう!」と思い立ったときと、「からだの掃除」が、一致しているような。
一昨年の年末ぐらいから、どういうわけか掃除をしよう、と思い始めたんですね。
で、徹底的に(あくまでぼくが思う徹底的、ですが)屋内を掃除しはじめました。
最初はそれはもう、ひどい有様でした。
見た目はキレイでも、雑巾で拭くと真っ黒な汚れがついていたり、押し入れの中や部屋の隅などにはほこりがどっさりとありました。
そういうのを「ある程度」キレイにするだけでも、2ヶ月ほどかかりました。
するとその頃とちょうど時期を同じくして、ものすごい体調不良になったのです。
当時は呼吸器系などにはまったく症状はなかったのですが、内臓に来ました。
盲腸のあたりが強く痛み、高熱が出て、痛みのせいで起き上がることも、寝返りをうつことも、歩くこともできなくなってしまいました。
なんとか起き上がることができるようになるまでに、2週間もかかりました。
諸々の症状が消えたころ、ぼくはなぜか、いままで大好きだったお酒をぴたっとやめてしまったのです。
具合が悪いから飲めないとか、飲むのを我慢しようとか、そういう意図は一切ありません。
べつにちっとも欲しくないので、自然とやめてしまいました。
そこから今まで、一切飲んでいません。
家族も全員「まさかあの酒好きのおまえが酒をやめるとはなあ」と不思議がっていました。
そこからはそれほど本気で掃除をしていなかったのですが、また今年の夏ぐらいから「掃除せねばっ!」という衝動が起こりました。
そしてまた2ヶ月ほど掃除を続けていくのですが、今回は前回の学習も踏まえてやっていきます。
思いの外、掃除ができていないところがあるのです。
いわゆる死角を徹底的に攻め、また「カビ」に着目し、エアコンや窓など、黒カビが生えやすいところを浄化していきました。
エアコンについてはやはり素人の限界があり、自力でできるところはほぼ終えたところで、エアコンだけは業者さんにお願いしました。
そうすると、今度は呼吸器系がおかしくなり、また発熱して寝込んでしまいました。
ふしぎなのが、掃除をしている最中は違和感こそあれ発熱や痛みというのはあまりないのに、掃除がいったん完了すると(厳密には掃除に完了なんてないのですが)、体調が悪化するのです。
ただ今回は、比較的症状は穏やかでした。
そういえば前回ぶっ倒れたときは、ほぼ同じように掃除をしていたのに、呼吸器系には一切症状がなく「おなか」と「あたま」に症状が集約されていました。
今回は「むね・のど」、そしてなぜか「ヒザ」だけに症状が集中しています。
なんとなくですが、この「掃除をしよう!」と思い立ち、精力的に実際に掃除を開始するというのは、カラダのほうが浄化の必要性に迫られていて、それが行動に反映されたのではないか、という気がしています。
あるいは逆に、気持ちや行動が「浄化」をテーマにしているがゆえに、カラダのほうも自身を浄化しようとしはじめるのでしょうか。
タイムライン的に見ると、後者のほうが納得感があります。
ぼくだけでなく、大掃除をすると、そのあとにひどい体調不良に悩まされるという人は多いようです。
医学的にいえば、それは疲労であったり、ハウスダストやカビなどに対するアレルギー反応であるといわれています。
しかしぼくが正直腑に落ちないのは、その体調不良のあと、逆に心身が元気になっていくことです。
むしろ掃除をする前よりも、体調など明らかによくなっていくのです。
第一回目の大掃除のときはメタボが解消され、標準体重まで戻り、そこからリバウンドが一切出ていません。
これはお酒をやめたからだろうと思っていたのですが、食べる量は明らかに以前より増えている(これは気のせいではなく、ぼくは毎日食べたものを記録しています)のに、一切体重が増えもしないし、減りもしない。
お酒じたいにはそれほどカロリーがあるわけではないので、断酒だけがその原因とは考えにくいです。
肉体のほうの必要性に先導されたのか、行動に触発されて肉体が変化したのか、それはわかりませんが、どうも掃除をしっかり行うことで、家のみならずカラダのほうまで浄化されていっている感覚があります。
まあ気のせいといえばそうなのかもしれませんが、べつに体内の浄化をテーマに行っていることはとくにないので、なんとなくふしぎだなあとは思います。
レコーディングダイエットといって、食べたものをただ記録するだけでも体重が減っていくという不思議な現象もありますから、やはり行動(あるいは意識)と肉体には、なんらかのシンクロ性のようなものがあるのかもな、と思います。
そういえば前回の掃除のときは、「内側」を徹底的にやりました。
仕事部屋、寝室、トイレ、押入れ、風呂場、キッチンなど。
そして今回は、それに加えて窓、窓のレールやさん、網戸、ブラインド、カーテン、エアコンなど「空気の通り道」をしっかりやりました。
「内側」をやったときには「おなか」に症状が出て、「空気の通り道」をやったときには「胸・のど」に症状が出た。
まあこれもただの偶然かもしれませんし、そう考えるからそう見えるだけ、というのもあるかもしれないです。
でも直感的には、なにか関連があるのでは、と思うところがあります。
第三次大掃除は、じつはもう計画があります。
次回は家の「外側」を中心に攻めるつもりです。
家の塀や、壁、庭、玄関や下駄箱、ベランダなどなど、どちらかというと外側に関連するところ。
このへんをキレイにしていこうと考えています。
するとこんどは、ぼくの「外側」になにか異変が起こるのでしょうか。
たとえば皮膚とか、あるいは人間関係などの、社会的なこととか。
それとも、もしかしたらすんげー「男前」になったりして……。
いやだなあ。
そんなことになったら、モテてしまって、めんどくさくなってしまうじゃないか!
なーんつって。
うそ。
それはそれで、やっぱ、いいなあ。いいに決まってる。
TOKIOの城島さんが24歳も年下の美女と結婚したんだから、ぼくも20歳ぐらい年下の美女と再婚したって、いいじゃないか!
いいけど、そんなことよりも城島さんとぼくを並列にして「だから」はないですね。なんだえらそうに。
しょうもないこと考えてるヒマがあったら、掃除しようっと。