長年ベッド派だったのだけど、布団に戻りました。
フローリングに直接、布団敷いてます。
正確には一時期布団派に寝返ったものの、事情があってまたベッドに戻っていました。
そして今回また、布団派に返り咲きました。
やっぱり布団は、いいですね。
落ちる心配がないから、結局よく眠れるんです。
部屋も広くなるし。
ネット上でも「ベッドと布団どっちがいいのか」という話はよく目にします。
ベッドvs布団のあくなき闘い。
しかし結局勝敗はつかなくて、双方のメリット・デメリットを列挙するだけにとどまるようです。
■ ベッドの利点
・布団の上げ下げがなくて済む。
・床の「ホコリゾーン」で眠らないので衛生的。
・床のほうが底冷えするので、ベッドは多少温かい。
・インテリア的に良い。
■ 布団の利点
・畳めるので部屋を広く使える。
・天日干しできるので衛生的。
・落ちる心配がないので安眠できる。
・布団を畳むと生活にメリハリがつきやすい。
ま、こんなところですかね。
だから結局、ベッドの利点というのは「面倒でない」ということだけなのですよね。
「ホコリゾーン」については、ちゃんと毎日掃除すればそれで済む話。
「底冷え」については、日本の気候程度なら、敷布団をもう一枚敷けばそれでほぼ解決する話。
ちなみに、我が家では、みんなこんな寝方をしています。
・父…布団。居間で寝ているので、毎日布団を上げ下げしている。
・母…布団。自分の部屋があるので、わりと万年床のことがある。
・ぼく…ベッド。
・娘…布団で、ほぼ万年床。
そして、我が家のなかで、最も元気なのが父です。
そして、もっとも具合がわるいのがぼく。自律神経がおかしい。
母もすこし自律神経がおかしくて、娘は体力がありません。
こうしてみると、もしかすると「布団派で、毎朝必ず上げ下げする」ということが、じつは元気の秘訣なのではと思うこともあります。
人生において、じつはもっとも強大なる敵は「めんどくさい」なのですよね。
「めんどくさい」があるからこそ、機械技術や文化が発達したという側面は、確かにあります。
いまのぼくたちの生活が楽なのは、どこかのだれかが「めんどくさい」と闘ってくれたからです。
めんどくさいことを、楽にしようと工夫することは、もっとめんどくさいです。
「めんどくさい」がまかり通るのなら、もうなんにもしなければいいのです。
仕事だって、めんどくさいです。
スポーツだって、めんどくさいです。
本を読むのだって、めんどくさいです。
筋トレだって、めんどくさいです。
趣味だって、めんどくさいです。
そうじだって、めんどくさいです。
料理だって、めんどくさいです。
人付き合いだって、めんどくさいです。
生きていくのだって、めんどくさいです。
「めんどくさい」に「権限」を与えてしまったら、終わりなんですよね。
楽しことは、だいたい、めんどくさいものです。
だから「めんどくさい」を最大の理由にして、それから逃げてしまったら、面白いことからも逃げることになってしまいますよね。
「めんどくさい」なんかにデカい顔させるな!
これがけっこう、大事なことのような気がします。
だから毎朝、布団はたたもう。
できるだけ毎日、掃除をしよう。
天気の良い日には、布団を干そう。
はっきり言って、たったこれぐらいのことさえ「めんどくさい」なんて言うやつは、もうだめだな。
ヒトとして、終わってる。
と、思ったりもします。
めんどくさい、に打ち勝つ。
それは、自分自身に打ち勝つことと、まったく同義なんだと思います。