毒にならない食べ物はないので

今年の2月以降、たいへん体調を崩して、よくわかりました。

反省しました。

 

まあ病院に行ったわけではないのであくまで自己判断ですが、この春のイライラ、そわそわ、倦怠感、気力減衰、パニック発作の連発、頭痛、腰痛、めまい、動悸、息苦しさ、のどのつかえ、胃腸の不具合は、結局肝臓の疲労だったのではないかと予想しています。

疲労の原因にはいろいろあるので、画一的なことはいえないのですが、「すくなくとも言えること」はあるな、と思いました。

 

肝臓の疲労を癒やすために、とても重要なことがあるようなのです。

睡眠や休養、栄養バランス、ストレスをへらすことなどもとても重要ですが、何よりも大切なことがある。

それは、少食を心がけることなんだそうです。

 

というのも、肝臓というのは「解毒器官」なんですよね。

そして、あらゆる食べ物には、すべからく毒がある。

まあもちろん、ちょっと食っただけで死んじゃうとか、そんな激烈な毒はないけれども、ほんの少量の毒性はあるのだそうです。

だからどんな食べ物でも、食べたら肝臓の仕事が増えるのですね。

無農薬、減塩、無添加、ナチュラルフード、そういうことに拘るよりも、「食う量をへらす」ことのほうが、断然大事なんだそうです。

無農薬野菜をてんこ盛り食うぐらいなら、マクドナルドのハンバーガーを少し食べるほうが、まだ肝臓的にはマシのようですね。

添加物を病的に嫌っていても、安全な食材を腹いっぱい食っているようでは、それはバカがするようなことなんだな。

 

ちなみに、コアラがずーっと眠っているのは怠惰だからじゃなくて、主食のユーカリの葉にはひどい毒性があるからなんだそうです。

解毒のために肝臓をコキ使うので、むだな体力が一切使えないんだそうです。

のんびりして幸せそうなコアラだけど、実情は「倦怠感で毎日がつらい」可能性もありますね。

ただ毒性の高いものを食うおかげで競争をしなくてすみ、天敵もいないというメリットもあるようです。

 

元気なときは多少よくても、からだがダルい、疲労感が抜けないなど、ちょっと調子が思わしくないときには、あんまりたくさん食べないほうが良いのだそうです。

肝臓が疲労すると、全身的に疲労をしてしまうんですね。

ちなみに、満腹になるまで食わせたサルと、腹八分目までで抑えたサルでは、少食のサルのほうが圧倒的に長寿で健康だったんだそうです。

 

食うことについてはついつい、その「内容」を考えてしまいます。

でも肝臓のことを考えたら、まずは「量」に注意したほうが良いみたいですね。

冷静に考えてみれば、よく減塩減塩いうけれど、減塩したものを大量に食えば、減塩したことになっていません。

ちょっと塩分が多いものでも、少量にしておけば、べつに問題はないわけです。

 

なんでも食うけど、量は少なめ。

これがたぶん、いちばん良いことかもしれませんね。

あれがイカン、これはイカンと、食うことをいちいち制限していたのでは、ストレスがたまります。

そしてこのストレスがまた、肝臓をイワす。

好きなものは、なんでも食っていいですよ。

からだに悪いといわれているものでも、べつに食べたってかまいませんよ。

でも、量にだけ、注意しましょうね。

そのほうが、精神的にも、肉体的にも良いようです。

 

「腹五分目」と感じた時点で、だいたい七分目なんだそうです。

だから「腹八分目」を目指すなら、満腹の半分、ぐらいを目安にするのが良いようですね。

 

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