脂肪に溜まる毒

ここ数ヶ月の不調について全体を俯瞰してみて、ふと思うことがあります。

解毒作用だったのではないか。

 

動悸、発汗、発熱、ひどい汗、焦燥感、極度の怒り。

これらはかなり強烈で、このせいでパニック発作も乱発していました。

このような症状は、自律神経失調症とか更年期障害とか言われます。

 

ただ全体を通じて見ていくと、良くなっていることが多いのです。

まず慢性的な痔が治ってしまいました。

ずっと歯肉炎だったのですが、これも治ってしまった。

体重が75kgもあったのに、今は64kgまで落ちました。これはぼくの標準体重です。

毎年初夏には「汗疱」という手の指に原因不明の水ぶくれが多数出ていたのですが、ことしは一切出ていません。

小便が泡立つことが多かったのに、ほとんど泡立ちがなくなってきました。

色も濃い茶色から黄金色に変化しています。

慢性的な下痢も、治ってしまいました。

快食快便快眠で、例の午前中のイライラ、ソワソワ、激怒、動悸発汗発熱以外は、とくに問題がないどころか、気がつけば良くなっていることが多いのです。

 

思い返せば、このきっかけは「断酒」だったんじゃないか、と思うのです。

べつに意図的にお酒をやめたわけではなくて、2月頃に大風邪をひいて寝込み、そのタイミングからお酒を飲まなくなったのです。

ぜんぜんほしいと思わないんですよね。

完全に断酒して、もう4ヶ月以上経っていることになります。

 

以下はぼくの、勝手な憶測です。

断酒をしたことで、肝臓が元気になったのではないか。

肝臓というのは、解毒器官です。

いままではウワバミがごとき大酒飲みでしたので、肝臓はたいへん疲れていたと思います。

それがきゅうにお酒をやめてしまったものだから、肝臓がパワーを取り戻したのではないか。

そして、いままで放置していた毒を、一気に解毒しはじめたのではないか?

 

毒というのは、脂肪に貯まるんだそうです。

これは人間だけでなく、動物全般にいえることのようですね。

まあそもそも「ためる」ためのものが脂肪なんだから、栄養や水分と一緒に毒がそこに溜まるのも当然といえば当然です。

どう考えても、おかしいんですよ。

とくに運動量を増やしたわけでもなく、食事制限をしたわけでもない。

むしろ食欲旺盛で、ガッツリ食ってました。メシがうまい!

なのにどんどん、脂肪が落ちていくんです。

そして筋肉量が増えていくんですね。

おかしいだろ!

筋トレでもしてるのならわかるけど、ほんとウォーキングとヨガ以外、べつになんにもしてないんですよね。

まあ1ヶ月ほど毎日筋トレしてた時期はありますが、たった1ヶ月だからなあ。

 

思うに、肝臓が元気を回復したことで、毒が溜まっている脂肪を一気に燃やし始めたんじゃないか

そのために、あの異様な熱感、発熱、発汗などが出ていたんじゃないかなあ。

「からだが燃えるようだ」とは、まさにこのことか、という感じでした。

これが2ヶ月以上、毎日続いたんですよね。ほとんど午前中だけですけども。

地獄ですわ。パニック発作も連発するし……。

 

そう考えると、体重が適正になったり、全身的にいろいろな部分の炎症などが消えていっていることに説明がつくのです。

汗疱だって、不要な何かを体外に排出しようという動きでしょうからね。たぶん水だと思うけど。

歯茎から出る血も、痔も、湿疹も、何かを出そうとしているんだと思います。

そういうのが慢性的にあったのに、あの強烈なのぼせ、熱感、発汗などの症状を経過することで、消えていってるんですよね……。

こうなってくると、「あれは全部解毒作用だったのでは」と思ってしまいます。

 

パニック発作だって、ぼくは最近「解毒作用ではないか」と疑っています。

パニックに至るのは、基本的には東洋医学でいう「肝気亢進」なんですね。

なぜ、肝臓の気が、亢進するのか。

それは「いっしょうけんめい解毒しようとしている」からなのかもしれません。

なんの毒なのかはわかりませんが、とにかく日頃から溜まった毒素を、一括で一気に解毒しようとしている。

だからあの、異様なほどの焦燥感や、落ち着きのなさ、動悸、発汗、発熱などが出るんじゃないか。

ちなみに「脳」は脂肪のカタマリなんですよね。

あの異常なのぼせも、アタマに血液を集めて脳の脂肪の「総入れ替え」を実行しているんじゃないだろうか……。

 

まあ、ちょっといいふうに考えすぎかもしれませんが。

でも、あちこち具合が良くなっていることについては、どこをどう調べても答えがないんですよ。

とにかく病気だ、神経の不調だ、ばっかり出てくる。

でもほんとうに完全なる病気なら、どうしてこれと同時に、あちこちの不調が治っていくんだ?

おかしいだろ。

それに断酒して数週間後に、異様なほど自律神経の不調が噴出するってのも、おかしくないか?

ふつうなら肝臓が元気になって、不調は消えるんじゃないのか。

冗談抜きでパニック障害とか自律神経失調症って、強力なデットクス作用の副作用なんじゃないのかなあ。

「解毒できるチカラを持っているヒト」がかかる病気っていうか、反応なんじゃないか。

パニック障害って、そもそもけっこう体力とか生命力がある人がなるって聞いたことがあるんですよね。

女性に多いのも、きっと生命力が旺盛だからだと思うんだ。

ぼくはもともと、肝臓がとても丈夫でした。

これも、よく考えたらおかしくね?

体力や生命力があるのに、どうして病気するんだよ。

 

まあ、わからないから、もうこれ以上考えませんけど。

でもパニック障害を「病気だ」と思ってしまうと、ものすごく不安になりますよね。

でも「解毒中だ」と思えば、すこしは気が楽になります。

むしろ、「もっと来いや」……とはさすがに思えないけど、ちょっと許せる余地はあります。

 

 

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