やだもう、また風邪引いちゃった。
その風邪の症状をまるでヒトゴトみたいに傍観していたら、ふと思った。
ワシの自律神経失調症は、要するに風邪だったのではないか
ううむ。
ありうる。
ちょうど「熱が出始めるとき」の感覚が、あの例のパニック発作が出るときの感覚と、完全一致なのでありますね。
とにかく汗っかきなのです。
もしかしたら「多汗症」に属するかもしれないのですが、とにかくよく汗をかく。
でもこれはオッサンになってからではなくて、中学生ぐらいからずっとです。
ぼくの親父もお袋も、すげー汗をかく。
だから病気とかストレスとかそーゆーアレではなくて、そういう体質なんだと思う。
とにかくもう、すんげえ汗かくの。カバみたいに。
まあ、カバがよく汗をかくのかどうか、それはよくは知らないが。
上半身ハダカになってエアコンを消して掃除とかをしていたら、ほんとうに滝のように汗をかく。
せっかく掃除をしたのに、ぼくの汗で床が濡れてしまい、それをうっかり踏んでツルっと滑って盛大に柔道の受け身をとってしまうぐらいかく。
おまえサウナ入っとんか、っていうぐらいかく。
最近はエアコンを使っていて運動はただの散歩ぐらいしかしていないというのに、Tシャツを1日に2回は変えないといけないぐらい汗をかく。
息やションベンやウンコやオナラや精液なら、短時間であれば自分の意志で止めることが可能だけど、汗だけは止めることはできない。
全身全霊を込め、この世の終わりかのごとく精神の大集中をしたとしても、止めることはできない。
むしろそういうことをするほうが、よけいに出る。なんかヌルっとしたきたない汗が出る。
なんなんじゃこれは。
結局、よけいに汗をかいて風邪を引いてるようなのです。
昨日は仕事が休みなうえ台風で大雨だったので、家の中でゴロゴロしていました。
なんとなーくソファーにコロンと横になって呆然としていたら、2時間も眠ってしまっていた。
その間じゅうエアコンのうすーい冷気がからだに当たっていて、風邪を引いてしまった。
念の為長袖を着て、タオルケットも腹にかけていたというのに。
室温も28度だというのに。
夏にしょっちゅうパニック発作が出ていたというのも、もしかしたらこの汗が原因だったのかもしれない。
怒涛のごとく汗を噴出させているときに、微弱でもエアコンの冷気を長時間浴びてしまうと、気化熱でカラダがキンキンに冷える。
よく汗をかくものだから汗そのものはけっこうサラっとしていて、だからよく乾くタイプの汗である。
肩とか腕とか胸とか背中とか腹などよく汗をかく場所が、よく冷えたスイカみたいに冷たくなっていることがある。
そんな状態が数時間つづくと、イイックショイとクシャミをしたが最後、いわゆる風邪の症状へまっしぐらになる。
エアコンに弱いということをネットで調べると、またハンコで押したみたいに「筋肉量の減少」みたいなのばっかりが出てくる。
さいきんネットはどんどんバカになりつつある。
ネットで病気とかは、調べんほうがええよ。
馬鹿に相談しているのと、まったく同じだから。
さておき、先日購入した「タニタの体重計」で体内組成を分析してみたところ、ぼくの筋肉量は「かなり多い」だった。
BMIなども標準、代謝量は「非常に高い」で、実年齢51歳に対し体内年齢は36歳、なんにも悪いところはなかった。
結局よくわからない。
ただひとつ考えられるのは、「機能亢進」というのはあるのかもしれない。
うちの家系とくに母系の遺伝で、まず年をとってもあまり白髪にならないというのがある。
筋肉量が多く、体温が高く、骨が丈夫で、よく汗をかき、内臓の機能が活発で、見た目も変に若いというのがある。
これは自慢ではなくて、じつはこのことが案外自律神経の不安定に関係しているのではないかと思うのです。
母系の親戚に、自律神経の不調を訴えるひとがとても多い。
内臓諸機関が「不相応に元気」なせいで大量発汗が起こり、それによって体温の乱高下が起こっているのではないか。
とくに甲状腺の機能亢進があると、このような症状になりやすいのだそうです。
しかしバセドウ病だと診断されたことは、ぼくも、親戚にもだれもないから、それほど異常ということでもないのかもしれません。
しかし、どうやら、「内側が燃えている」。
この「燃える身体」を収めるために、アーユルヴェーダというのも試してみたけど、全然関係なかった。
過剰な「火」を抑え、全体のバランスを整えるために、1年以上食生活などに気を配ってみたが、なんの変化もなかった。
ほんとにもう、どうしたらいいんだ!
で、思ったんである。
どうしようもないのなら、どうもしなければいいのではないか。
ワシ、汗、かけや。
ワシ、風邪、ひけや。
どうぞご自由に、汗かいて、風邪ひけや。
わしゃあ、もう知らんけんね。
からだのことは、からだちゃんに、おまかせするんじゃ。
わしゃあもう、逆らうのはやめるんじゃ。