最近、すげー息苦しいんですよね。
立ち上がったらフラっとして、よけいに息苦しくなったり。
また例によって、ぼくお得意の妄想癖で「不治の病ではないか」とか考えてしまうじゃないかチキショウ。
まあ、それも完全否定はできないんだけれども、ちょっと昼寝したり、しばらく横になったり、立ち上がってしばらくしたり、掃除したり、座禅したり、ラジオ体操したりしたら治ってしまうことが多いから、なんかそういう、モノホン系コワイ病ではないような気がする。
でも、じゃあ、なんなんだ。
で、さっき汗かいてTシャツ着替えたときに、気がついたんですよね。
たまたま鏡にうつったじぶんの胴体をみて、あっ、て言った。
おなかのどまんなかに、横一本線のシワができてる。
みぞおちと、おへその中間ぐらいですかね。
くっきりバッチリと、線が入っているのです。
あれえ?
おかしいなあ。
だってぼくはお酒をやめてから10kgぐらい痩せて、いまは標準体重の64kgなんですよね。
メタボぎみだったおなかも、真っ平らになってます。
なのに深いヨコジワが、それも1本だけ通ってる。
むしろ、太っているころにはこんなところにシワなんかありませんでした。
姿勢です!
背中が丸くなって、おなかにシワ入ってたんですね。
太っている頃は、おなかが脂肪でパンパンだから、前に曲がりにくかった。
だから結果的にいい姿勢というか、猫背みたいにはならなかったんですね。
ならなかった、っていうよりは、なれなかった、のほうが正しいけど。
脂肪って、じつは姿勢を支えているらしいんです。
とくに長期間太っていた場合は。
ぼくはもともとは痩せ型だったけど、パニック発作を起こしていらい10年以上、70kg以上の体重をキープしてきました。一時は80kg行ったこともあります。
とくにおなかが膨れるタイプの肥満で、みんなからは「妊婦さーん」とか言われてたこともあります。
顔とか腕とか脚にはそんなに脂肪がつかないのに、おなかだけドドーンと出るんですよね。
だからそれほど親しくなかったひとと飲みにいったりしたら、よくビックリされました。
「どっちかっていうと細いイメージありましたけど……すげーお腹出てるじゃないですか」
悪かったな。「えせスリム」で。
おなかにいっぱい脂肪がつく場合は、さらに脂肪が姿勢保持を担っているんですよね。
だからこれがしゅるしゅるっと取れてしまったら、背骨は「支えを失う」んですよね。
先月からとつぜん原因不明の腰痛に苛まれていましたが、これもたぶん、痩せたのが原因だと思います。
脂肪に甘えちゃって、筋肉がヨワヨワになってしまってたんだろうなあ。
背中がきゅうに、ぐるーんと丸くなってしまった。
おなかの横一文字のシワは、座ったときに出るんです。
最近ずっと異様に息苦しかったのも、これだと思います。
座ると背中が丸くなってしまって、イキができなくなってたんだと思います。酸欠だな。
立ち上がったら姿勢はマシになるし、座禅とかは姿勢をよくしないといけません。
横になったら、猫背は治ります。
掃除やラジオ体操も、座ってやるわけないから、比較的背中は伸びます。
椅子に座ってパソコン触ったりしているときに、無意識に姿勢がまんまるになってしまっていたのでした。
こわっ!
やっぱり背中がまあるくなると、イキとまるんですね。
こんなもん、調子がわるくなってあたりまえやんけ!
冗談抜きで、こんなのがず~っと続いたら、心臓とか血管イワすと思う。
空気ぐらい遠慮せんと吸えよなあ。タダなんだから。
マジで、胴体鍛えよう。
ていうか、そのためにも、座禅やろう。
座禅をするようになってから、腰痛が消えたんですよね。
だんだん腰に筋肉ついてきたんだと思う。
ぼくは前から感じてたんだけど、座禅って精神的なことだけじゃないと思うんですよね。
筋トレの要素も、確実にあると思います。
腸腰筋とか広背筋とか腹筋とか脊柱起立筋とか、だいぶ強くないと座禅でいい姿勢がとれないんですよ。
インナーマッスル・マッチョでないと、ちゃんとした禅のカタチにならないんです。
ながいこと、座れない。
なのに「精神論派」のひとたちは、姿勢なんかそんなに気にしなくていいっすよ~、要は集中が大事なんだから~、とかいうんだよなあ。
うそつけ。
背中が丸いまま、呼吸が浅いまま瞑想したら、酸欠になって、へんな妄想いっぱい出る。
じぶんを客観視しましょうとかいってんのに、酸欠で妄想祭りやってたら、ぎゃくに主観のオンパレードになっちゃうわ。
からだも精神もととのえるのが、禅。
きっとそうだと、思うんですよね。