いぜん、くつのふしぎ。やっぱり底は薄いほうがいい という記事を書きました。
ぼくにはどうも、スニーカーなどの「底がふわっふわ」の靴がしっくりこない。
こないどころか、なんか具合わるくなるし、へたすると怪我する。
しかしいっぽう、底が薄い靴を履くと、ひじょうに気分が良くなって、「もっともっと歩きたいゾー!!!」というふうに思うのです。
今日も靴底の薄い靴をはいて散歩をしていると、「もっと歩きたい!」という例のパトスが溢れて参りました。
そこで、自分がいま、どういう感覚なのかを観察してみたのです。
そうしたら、わかりました。
正確には「歩きたい!」というよりは、「足の裏に刺激が欲しい!」だったのです。
ぼくは自律神経失調症で、とくに午前中に意味不明にのぼせたりします。
アタマが異常に熱くなって、しかし手足は冷たい。
いわゆる冷えのぼせの症状なのですが、体温はいつでも36.8度で、べつに冷えているわけでもなさそうです。
とくに薄着もしていませんし、冷たいものを飲む習慣もありません。
こういった「のぼせ」の原因は、冷えのぼせだけでなく、足に問題がある場合もあるんだそうです。
何らかの理由で足の血行が阻害されていると、異様にのぼせるのだとか。
これは昔ドカタのバイトをしていたときに山谷のオッサンに教えてもらったんですが、「安全靴はひとサイズ大きめのを履け」という教訓がありました。
小さい靴で足を締め付けたまま暑い日に肉体労働をすると、あたまがのぼせて、ぶっ倒れてしまうんだそうです。
のぼせは、必ずしも自律神経云々だけではなく「足の血行阻害」ということが原因ということもあるようですね。
底の薄いクツを履くと「もっと歩きたいっ!」と思う。
これは単純に、足の裏にもっと刺激を与えたいという衝動だったのかもしれません。
底の薄い靴だと、たとえアスファルトで舗装された道でも、かなりデコボコを感じます。
公園なんかの未舗装の道に行けば、なおさらです。
どうやらぼくは、この地面の凹凸が足裏に与える刺激を、とても心地よく感じていた節があるようなのです。
だから、いつまでも歩いていたいと思う。
さて、のぼせを日常的に感じるぼくは、自分で言うのもなんですが、足腰は丈夫です。
NHKの筋肉体操でも、スクワット系で筋肉痛になったことは一回もありません。余裕です。
だから筋肉量の低下ということではたぶんないのだと思います。
ぼくの「のぼせ」は、単純に足の血行がわるいのかもしれないですね。
ずっとデスクワークを自宅でやっていて、全く起伏のない平坦なフローリングの上で生活をしています。
かつ、スリッパまで履いている。
いくらスクワットをしようが、足裏への刺激は皆無です。
で、外出するとなれば、こんどはふかふかのスニーカーを履いていく。
足裏への刺激が少なすぎて、血行が少しおかしくなっているのかもしれませんよね。
それが「あたま」に出ている、っていう。
自律神経が正常であれば、靴底は多少分厚くてふかふかでも、あまり不快な感じがしないのだと思います。
しかしぼくのようにのぼせをしょっちゅう感じるような人間の場合は、カラダが足裏への刺激を求めているのかもしれませんね。
だからスニーカーなどの、保護が手厚い靴でうろつくと、どうもいらいらしてくる。
しかし底の薄い靴や、ぞうり、地下足袋など、足裏の保護が少ないものを履けば、がぜん、心地よく感じてくる。
そして歩いたあとにはのぼせが収まって、爽快感さえ感じる。
足裏にはツボが多数あるという話もありますし、足裏への刺激は自律神経を整える効果もあると聞きます。
クツ底が薄いのが好きなのは、好みももちろんありますが、単純に「からだの声」だったのではないか。
そんな気がしています。
すこし前に みた こんな記事を 思い出しちゃいました。˘m˘*
https://rocketnews24.com/2019/03/11/1183774/
なるほど〜。
日頃から足裏が鍛えられている人にとっては、足つぼマットなんか「何コレ?」なんですね。
そりゃそうだ。
足つぼマットで痛い痛いと言うのは不健康だ……というけれど、もしかしたら純粋に、足裏の皮や肉が弱くなってることで不健康だ、という意味かもしれませんね。
足裏、鍛えます。