まあまあ効くのに、どこにも書かれていない、へんなツボ。

全身には経絡というのがあって、その上にある「穴(けつ)」、つまりツボを指圧したり、ハリをさすなどして刺激を与えると、いろんな効果があるといわれています。

確かに効果がるので、最近では西洋医学系でも使われることがあるんだそうです。

足裏や手のひらにはツボとよく似た「反射区」というのがあって、この説はイギリスや台湾系の民間療法でよく言われているみたいです。

そんなツボですが、個人的にもよく効くなあと思います。

手足が冷えるときや、妙な不安感があるときに、さまざなツボを押してみると妙に症状が和らぐというのは、何度も経験しています。

 

しかしどうも、不可解なことがあります。

ぼくが「効くなあ!」と思うツボについては、中国のツボ一覧にも、反射区といわれるものにも、どこにも書かれていないのです。

一般に流通しているツボや反射区とは関係のない、いわば「空白地帯」に、そのツボはある。

ぼくはこれを「へんなつぼ」と名前をつけています。

 

■ 手の「へんなつぼ」

手のひらの、薬指からずーっと下に下がっていって、「手のカカト」ともいえるような、でかい骨にぶち当たったあたり。

ここをぐっと押すと、けっこうズシンとくる痛みがあって、しばらくマッサージしていると、手の血行が良くなります。

手があったかくなってきて、結果不安とか焦燥感が収まることも多いです。

この箇所は、東洋医学でも反射区系のものでも、空白地帯です。

 

■ 足の「へんなつぼ」

足の親指と人差指の間を、ずーーっと下に行って、カカトの骨のぶちあたる、すこし手前のへんにあります。

ここも「手のへんなつぼ」と同様に、けっこうな鈍痛があって、しばらくマッサージしていると足があったかくなってきます。

手足があったかくなると、自律神経が落ち着いてきて、いろんな不安感とかイライラとかが収まってきやすいです。

これも、例の反射区とか経絡とかの図には乗っていない、空白地帯にあります。

 

経絡穴には、どの経絡にも所属しない「無名穴」というのがあるそうです。

それは鍼灸師によって違っていたりして、臨床の場面で新規発見されるもののようです。

効果があるものの、伝統的な書籍には掲載されていないので、無名穴という名前をつけて整理しているようです。

 

無名だろうが有名だろうが、効けばいいんですけどね。

まあふつうに考えて、打撲をしているわけでもないのに、ぐっと押したときに明らかな鈍痛があるということは、そのへんで血行が阻害されたりしている可能性は高いです。

そこをマッサージして血行回復させれば、そりゃまあ、手足もあったかくなるでしょうね。

もしそうなら、血行阻害の場所は生活様式でも変わってくるだろうから、上記の「へんなつぼ」も、人によっては全然効かないということもあると思います。

ですがまあ、メモとして残しておこうと思います。

 

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