武漢から帰ってきた645人のインド人が全員「陰性」だったことをうけて、「カレーのおかげなのでは?」という憶測が広まっているようです。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1997950.html
ほんとうかなあ。
もしかしてインド人はコロナウィルスに感染しないのか?
と思ったら、感染者はいるようです。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/02/fbb4df32b5f9512e.html
「インド人は強い」という先入観があると、インド人はコロナウィルスにかからないということが本当のように思えてしまいますね。
ただインド人がウィルスや細菌に強いというのは確かにあると思うのであります。
ぼくは1ヶ月ほどインドに旅行にいったことがあるのですが、そのときは「赤痢」にかかりました。
もう少しで日本に入れてもらえないところでした。
幸い法定伝染病ではないほうの赤痢だったので自宅軟禁でよかったですが、そのせいで大学の卒業式に行けなかったのでありました。
病気で死んだ人や牛がばかすか流れてくるガンジス川で、みんなふつうの顔をして沐浴するんですよね。
ぼくは当時かなり体力もあったし潔癖症でもないけど、結局ガンジス川には入りませんでした。
それでも腹壊したんだなあ。
インドの安い料理屋さんにいくと、包丁を階段で研いでます。
階段に砥石を置いているとか、階段で研磨作業をしているのではありません。
階段の「段」を砥石代わりに包丁を研ぐのです。
それもトイレに続く階段で。
サラダ食ったら「じゃりっ!」というので吐き出してみたら、砂がいっぱい入っていたりしました。
きれいなサリーを来た美人さんが裾をまくりあげて歩道でションベンしたりしてる。
道には牛のうんこがあちこちに落ちていて、しょっちゅう踏んでしまいます。
最初の頃は「やっちゃった! クツ洗わないと!」なんて焦っていましたが、そのうちズボンにウンコがいっぱいついていても気にならなくなりました。
汚ったね!
ぼくにとってインドは「うんこの街」でした。
しかしインド人のみなさんは、全然だいじょうぶみたいなんですよね。
インド人の腸内環境はかなり「強靭」なのだそうで、それは多種多様な菌でバランスが取れているからなのだそうです。
とはいえ、じゃあインドには感染症はないのかというと、そんなことはない。
「相対的に」強いことは強いが、病気しないということではないのですね。
だからぼくはカレーがどうとかじゃなくて、
「インド人ですら感染する」
ということに注意したいな、と思うのであります。
コロナウィルスってのは風邪の一種なんだそうで、そもそもはそんなに強い菌ではないそうです。
でも現在ニュースで言われている通り、破竹の勢いで感染してます。
たぶん変異種なんでしょうね。
パンデミックになるんじゃないか、とも言われてる。
なのに、であります。
なんでみんな、ウロウロするん?
仕事とか学校とか遊びとか、むろんわかるけれども、そうやってウロウロすることで爆発的に感染していくんですよね。
個人的には今こそ政府とかが「在宅勤務命令」を発布してもいいのに、とさえ思いました。
すくなくとも、学校とかもういいんじゃないの。
近所でもマスクをしてゲホゲホいいながら歩いているひとをたまに見かけます。
こういうときって「真面目」っていうのがとってもウザいな、と思います。
休まないんだよなあ。なにがあっても。
たぶんほんとうには、真面目じゃないんでしょうね。
格好だけ真面目、真面目な素振りをしているだけなんじゃないか。
ほんとうに真面目なら今こそ会社とかには行くべきではないですものね。
自分への感染だけでなく、感染拡大を助長することにもなりうる。
大人っていうのは自身の行動に責任を持つものだと教わったけど、こと感染症についてはみんなガキのままなんだよなあ。
賢い会社はすぐに「出勤禁止・在宅勤務」に切り替えたそうです。
ニュースでは怖い怖いと言ってるけど、口だけのように見える。
ほんとうに怖いなら、アナウンサーもスタジオにさえ行かなければいいのに。
そうしたらみんなも「うわ、これマジじゃないの」と思うかもしれない。
各国はかなりシビアな対応をしているのでよけいに日本はぼやっとしているように見えてしまいますね。
国会では議員の態度がどうとか花見問題がどうのとかでガヤガヤ言っているけれども、今そんなことしてる場合なのかなあ。
これが「島国根性」というものなのでしょうか。